茂木弘道著「日米戦争は狂人の欲望から―フーバー三一代大統領の証言」の一部を「日米戦争を起こしたのは誰か~ルーズベルトの罪状・フーバー大統領回顧録を論ず」からご紹介いたします。
今も思い込みに支配されている日本
日本国憲法を今でも「平和憲法」と称する人々がいる。その典型が「九条の会」に属する人々であるが、日本全国にこの会は八〇〇〇を数えるという。しかし、「日本のみが戦争を放棄すれば平和になる」という日本国憲法の考えは、正常な思考力をもってすれば、これほど馬鹿げた考えはあるか、ということになるはずである。
それは日本差別の考え
日本のみに戦争放棄を迫るのは、どう考えても日本徹底差別の考えに基づくものである。平和を愛する諸国民=性善説、戦争を起こす日本=性悪説という差別思想に基づいてのみ成り立つのが、「九条」思想である。これを崇高な理想などとほざくのは、詐欺に騙されているのを気がつかず、きれいごとを唱えている大バカ者、ということになる。
GHQの洗脳プログラム
しかし、今振り返るとこんな事態になったのは、敗戦という異常事態下で、日本人の意思力、思考力が極度に狂ってしまっていた惨状をまず認めざるを得ない。・・・この狂った状態に付け込み「異常事態」を「恒常状態」に転化したものが、GHQのいわゆるウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(War Guilt Information Program=WGIP)である。戦争は好戦国日本によっておこされた。日本は戦争を起こした凶悪国家である。日本人は本質的に好戦的民族である。GHQは日本人をこう決め付ける宣伝戦を展開し、日本人に罪の意識を植え込むWGIPを徹底して行った。大規模な焚書というナチスは勿論、共産国家も真っ青な言論弾圧、徹底的な検閲、情報統制に基づいて一方的な歪曲情報である「太平洋戦争史観」の宣伝、教育を表向きは「言論の自由」をよそおいつつ行ったのである。
喜んで屈した人々
情けないことに日本の知性は、良識派も含めこれにやられてしまった。特に進歩派と称する知性、さらに左翼派の知性はこれに喜んで屈してしまったのである。そして、その推進者と化したのである。これがいわゆる学問の世界、マスコミを支配することになったのである。
フーバー大統領の衝撃的証言
しかしながら、あの戦争の実態は全くそのようなものではなかった。日本が追い込まれ、やむを得ず行った戦争であったということは、その後日米双方で次々と明らかにされてきた。アメリカ議会調査を皮切りに、真珠湾事件の真相を明らかにした報告書、書籍は続々と発表された。一九四八年に刊行された元アメリカ歴史学会会長のチャールズ・ビアードの『ルーズベルトの責任:日米戦はなぜ始まったのか』は、最も本格的な研究書である。議会資料に基づき、ルーズベルトが日本に最初の攻撃を仕掛けるように仕向けたことをほぼ立証している。反発が激しくほとんどその後印刷されなかったようである。日本語訳は、アメリカでの発刊から六三年後ようやく藤原書店から、上下二巻本として刊行された。・・・このように、ルーズベルトが国民を騙して戦争に持ち込んだという説は今や非常に有力になってきているのであるが、ここに来て決定的と言える証言が現れたのである。第三一代大統領フーバーが二十数年の歳月をかけて書きあげた著書『FREEDOM BETRAYED』(裏切られた自由)――Herbert Hoover’s Secret History of the Second World War and Its Aftermath(フーバーの第二次大戦秘史)が、二〇一一年にフーバー研究所から刊行された。原稿が完成してから四七年後のことである。ルーズベルト、そしてアメリカの正義の戦争論という正統派歴史観を根底から覆す内容のために、世の反発を恐れて、フーバー死後遺族が出版をためらっていたために刊行が斯くも遅れたものと推察される。なるほどすごい内容である。フーバーは、次のように言っている。
「日本との戦争の全ては、戦争に入りたいという狂人(ルーズベルト)の欲望であった」(八三三頁)
これは、どんなコンテクストで出てくるのかというと、戦後一九四六年に来日し、元の部下筋に当たるマッカーサー最高司令官とサシで三回、計五時間会って話をした折に、私はこのように思うとマッカーサーにいったところ、マッカーサーは私もそう思うと答えた、というのである。フーバーの独断ではないというわけである。
マッカーサーも同意した
さらにそれに続いて、「一九四一年七月の在米資産凍結は、挑発的な行為であっただけではなく、日本はたとえそれが自殺的であろうと戦わざるを得なくなるものだ。なぜなら経済制裁は殺人を除くあらゆる戦争制裁を伴うものであるので、誇りを持つ国が長期に耐えられるものではないからだ」といったことについてもマッカーサーは、同意したと書いている。(八三三~八三四頁)(本からの引用は以上です。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は古代日本にもたらされ、日本の文化、伝統、習慣、国民性に大きな影響を与えました。キリスト教の教典としてではなく、日本人の心を知るために聖書を読んでみてください。
旧約聖書 創世記 6章9、10節
ノアの系図は次のとおりである。ノアはその時代の人々の中で正しく、かつ全き人であった。ノアは神とともに歩んだ。ノアはセム、ハム、ヤペテの三人の子を生んだ。
ノアは神とともに歩んだ
人々が神を離れ、自己中心となり、悪を行う中で、ノアは正しく、かつ全き人であったと記されています。つまり、ノアはそのような人間中心、自己中心の風潮に流されることなく、神とともに歩んだということでしょう。それが創造の秩序であり、本来の人間のあるべき姿です。人間の本当の幸せは、そこにあります。それは今もまったく変わらないことを思います。今の世界が人間中心、自己中心で、どんなに悪が蔓延していたとしても、神に立ち返り、神とともに歩む者は幸いな人生を歩むことができます。それこそが本来の人のあるべき姿だからです。
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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