日本の神道と古代ユダヤ教にはまだまだ沢山の共通点があります
それは決して偶然で片付けられるレベルではないと思います。今日も坂東誠著「秦氏の謎とユダヤ人渡来伝説」からいくつかご紹介いたします。月曜日のテーマは「日本とイスラエル」です。日本人の信仰のルーツは古代ユダヤ人の信仰にあることを知っていただきたいと思います。聖書の神様は決してキリスト教の神様ということではなく、私たち日本人の神様であるということを知って、聖書を読んでいただきたいと思っています。
古代ユダヤ教の契約の箱と神道の神輿
「タナフ」(旧約聖書)を読むと、「契約の箱」は日本の神輿(みこし)と同じようなサイズだったことが分かる。そして箱の四隅に輪が付いていて、そこに二本の棒を通し、それを担ぐ。それはまさに日本の神輿と同じである。
さらに、箱の上には翼を広げた「ケルビム」という天使が付いていたようだ。それは日本の神輿の上に付いている鳥の鳳凰を思わせる。また、イスラエルの「契約の箱」は金で覆われている。日本の神輿も金がふんだんに使われていて、中には全体が金に覆われているものもある。
「タナフ」(旧約聖書)には、イスラエルの民はその「契約の箱」を先頭に人々が行列を作り、歓声を上げながら、角笛やラッパ、シンバルなどを鳴らしながら前進したと書かれている。これは日本のお祭りそのものではないか。神輿を先頭に人々が行列を作り、笛や太鼓を鳴らしながら町を練り歩くお祭りの光景を彷彿とさせる。
祭司の白装束
ダビデ王が「契約の箱」をエルサレムに運び入れる時、ダビデ王は白い亜麻布の服をまとっていた。祭司や他の人々も皆白い亜麻布を着ていたと書かれている。真っ白な祭司の服を着て、「契約の箱」を担ぎ、エルサレムの街を進んで行く姿、それは日本の祭りで、白装束の人々が神輿を担いで、かけ声と共に街を練り歩く姿にそっくりだ。
色や形の他にも共通点がある。それは神主の服の袖から垂れている房だ。この袖から房を垂らすという習慣は、古代イスラエル人の習慣だったのだ。以上、古代ユダヤ教の「契約の箱」と日本の神道の神輿、古代ユダヤ教の祭司の服と神主の服の類似性について、坂東誠氏の著書から引用させていただきました。それでは、今日も聖書の続きを読んで、私たち日本人の神様に思いを向けましょう。
新約聖書 ルカの福音書21章29~38節
それからイエスは、人々にたとえを話された。「いちじくの木や、すべての木を見なさい。木の芽が出ると、それを見て夏の近いことがわかります。そのように、これらのことが起こるのを見たら、神の国は近いと知りなさい。まことに、あなたがたに告げます。すべてのことが起こってしまうまでは、この時代は過ぎ去りません。この天地は滅びます。しかし、わたしのことばは決して滅びることがありません。
あなたがたの心が、放蕩や深酒やこの世の煩いのために沈み込んでいるところに、その日がわなのように、突然あなたがたに臨むことのないように、よく気をつけていなさい。その日は、全地の表に住むすべての人に臨むからです。しかし、あなたがたは、やがて起ころうとしているこれらすべてのことからのがれ、人の子の前に立つことができるように、いつも油断せずに祈っていなさい。」
さてイエスは、昼は宮で教え、夜はいつも外に出てオリーブという山で過ごされた。民衆はみな朝早く起きて、教えを聞こうとして、宮におられるイエスのもとに集まって来た。
世の終わりの前兆
「これらのこと」とは、イエスの名を名のる者が大ぜい現れ、「私がそれだ」とか、「時は近づいた」とか言ったり、戦争や暴動のことを聞いたり、民族紛争、戦争、大地震、疫病、飢饉、恐ろしいことや天からのすさまじい前兆、肉親から裏切られたり、中には殺される者もあったり。エルサレムが滅ぼされ、異邦人に踏み荒らされ、天体に異変が起き、海と波が荒れどよめき、天の万象が揺り動かされる。その時、人の子が力と輝かしい栄光を帯びて雲に乗って来るのを見るということを指していると思います。
よく気をつけていなさい
これらすべてのことが起こってしまうまでは、この時代は過ぎ去りませんとイエスは言われましたが、この天地は滅びるということもイエスははっきりと語られました。そして、私たちが心に留めなければならないことは、「あなたがたは、やがて起ころうとしているこれらすべてのことからのがれ、人の子の前に立つことができるように、いつも油断せずに祈っていなさい。」ということではないでしょうか。
神様を中心とした生活をしましょう
毎日時間を決めて、神様に思いを向けて祈りましょう。それは神様を中心とした生活をするためです。私たちは気が付けば自分を中心にしているのではないでしょうか。それは仕方のないことかもしれません。しかし、気が付いたら、すぐにまた神様を中心にしましょう。そのために毎日時間を決めて祈りましょう。それが習慣になるようにしましょう。世の終わりが近づき、神の国が近づいているとイエスが言われたことを忘れないようにしましょう。