正しい判断をするためには正しく事実を知らなければなりません。今日も加瀬英明、藤井厳喜、稲村公望、茂木弘道著「日米戦争を起こしたのは誰か~ルーズベルトの罪状・フーバー大統領回顧録を論ず」からご紹介いたします。
共産主義の正体
茂木 フーバーは、騙されているアメリカ人に対する警告のために、こういう章を設けて包括的に論じている。共産主義の正体はこうだと、ここで示しているんだと思うんですよね。
共産主義の表と裏
表面的にはだれにでも受け入れられるデモクラシーや人権、これを表に出してくるわけです。今でも人権を表に出して、日本の過去を断罪する活動をやってるわけ。ある意味じゃアメリカでも似たようなことはずっとやられていたということです。
共産主義の本音
藤井 自由とか人権は、本当のマルクス主義者からすれば、ブルジョア民主政治のお約束事であって、本音では否定なんですよね。本音はプロレタリア独裁で、個人の自由なんてものは政治的にも社会的にも認めない。ところが彼らは現体制を破壊するためには最大限、そういったものも利用していく。
日本の甘さ
稲村 やはり日本の中でも、共産党とか、あるいは北一輝の国家社会主義の路線があり、思想的なところで非常に揺らいだ時代だろうと思うんです。・・・その時代から既に、ハーバート・フーバーは共産主義の実態、ある種の恐怖政治のようなところにも着目している。その点は、日本は甘い。和平を求めてソ連のスターリンにアメリカとの仲介を頼むなんて、そもそも出来もしないことをやらざるを得なかったというか、共産主義の本質に対する理解が、日本の当時の政治指導者には乏しかった。
共産主義とは何かを考えるべき
ソ連に和平の仲介を頼むのは馬鹿げている。それは戦後も続いていて、ソ連が崩壊するまで、日本の中で共産主義を賛美する人がいかに多かったか。中国共産党に対しても同じですね。戦後七〇年たって、もう一回共産主義とは何かを考えるべきです。特に第二次世界大戦という環境の背景には、共産主義の浸透があったということ。しかもアメリカでの浸透があって、それに呼応するかのように日本もコミンテルンの動きがあった。それが戦争に至る環境であったということは、今から考えても非常に新鮮な見方ですね。(本からの引用は以上です。)
聖書を読みましょう
神の国に対する最大の敵は共産主義ではないでしょうか。それは神から離れた人間中心、自己中心であり、決して平和をもたらすことはありません。むしろ滅びと呪いです。今こそ太古の昔から日本人が大切にしてきた神を中心とした生き方を取り戻さなければなりません。聖書は古代日本にやって来たイスラエル系、ユダヤ系渡来人がもたらした日本人の文化、伝統、習慣、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人の原点を知るために聖書を読んでみてください。
旧約聖書 創世記 4章17~24節
カインはその妻を知った。彼女はみごもってエノクを産んだ。カインは町を建て、その町の名をその子の名にしたがって、エノクと名づけた。
エノクにはイラデが生まれた。イラデの子はメホヤエル、メホヤエルの子はメトサエル、メトサエルの子はレメクである。
レメクはふたりの妻をめとった。ひとりの名はアダといい、ひとりの名はチラといった。アダはヤバルを産んだ。彼は天幕に住んで、家畜を飼う者の先祖となった。その弟の名はユバルといった。彼は琴や笛を執るすべての者の先祖となった。
チラもまたトバルカインを産んだ。彼は青銅や鉄のすべての刃物を鍛える者となった。トバルカインの妹をナアマといった。
レメクはその妻たちに言った、「アダとチラよ、わたしの声を聞け、レメクの妻たちよ、わたしの言葉に耳を傾けよ。わたしは受ける傷のために、人を殺し、受ける打ち傷のために、わたしは若者を殺す。カインのための復讐が七倍ならば、レメクのための復讐は七十七倍」。
カインの子孫
こうしてカインの子孫が広がって行ったことが記されています。それは罪びとの歴史です。こうして自己中心、人間中心がこの世界に蔓延して行ったのだと思います。私たちはこのような世界から神の世界へ立ち返らなければならないことを思います。それが神が最初に人間を造った時の本来の姿であり、そのような生き方は古代日本にもたらされ、日本人の国民性を形作ったのだと思います。その日本も共産主義思想、自由主義思想、人間中心の思想にどれだけ傷つけられていることでしょうか。人間中心、自己中心を退け、神に立ち返り、神を中心にして生きる日本人の心を取り戻さなければならないと思います。
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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