【日本近現代史】レビジョニストとは何か

歴史の事実を正しく知らなければ、正しい判断をすることはできません。このような事実が徐々に明らかになってきています。今日も加瀬英明、藤井厳喜、稲村公望、茂木弘道著「日米戦争を起こしたのは誰か~ルーズベルトの罪状・フーバー大統領回顧録を論ず」から、目に留まった個所をいくつかご紹介いたします。

レビジョニスト(歴史修正主義者)とは

藤井 アメリカではレビジョニストは批判の言葉ですが、「フーバー大統領はこう言ってますけど、彼はレビジョニストですか」と言ったら、そう批判する人はちょっとうろたえるんじゃないかと思います(笑)。

レビジョニストというのは元々マルクス主義用語なんです。マルクス主義には絶対の真理がある、とマルクス主義者は信じている。だからレビジョニストというのは最悪の犯罪なんです。絶対真理を修正する事は許されないからです。

でもわれわれは常に歴史を実証的に見直さないといけない。西洋のキリスト教社会には宗教裁判や異端審問という恐ろしい伝統があります。レビジョニストという言葉をさか上ると、こういう「正当と異端」の確執という、おどろどろしい一神教の伝統にまで行き着きます。

茂木 歴史研究には新しい発見もあるんだからね。レビジョニスト批判は、要するにキリスト教の正統派が異端に対して行う断罪、批判と同じですね。論理じゃない。(本からの引用は以上です。)

初めに結論ありきの問題

このお二人の方がご指摘の通り、初めに結論ありきでは事実に迫ることはできないと思います。初めにユダヤ教の伝統ありきという当時の状況の中で、神に立ち返って生きる幸いを説いたイエス・キリストは十字架につけられました。本当のことは何かという開かれた心を持つことが大切だと思います。

一神教の問題なのか

キリスト教という宗教にもそのような問題があることをお二人は指摘されています。私もそう思います。問題はキリスト教の伝統、正当と言われる神学を絶対化することでしょう。それは信仰ではなく宗教になってしまっていると思います。しかし、それは一神教の問題ではありません。日本人の伝統的な信仰は八百万の神といわれますが、本来はそれらすべてを超越する神を信じる一神教だと言えると思います。しかし、日本人の一神教は決して排他的ではありません。問題は一神教ではなく、宗教化にあると思います。

神は唯一ですが、宗教は唯一ではない

神は唯一であり、真理だと思います。しかし、絶対真理と呼べる宗教はないでしょう。そんな思想もないと思います。常に神の前に遜り、人間の不完全を心に留めて、それでも真実を求めて歩むことではないでしょうか。

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本人の文化、伝統、習慣、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人の心を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 3章1~7節

さて主なる神が造られた野の生き物のうちで、へびが最も狡猾であった。へびは女に言った、「園にあるどの木からも取って食べるなと、ほんとうに神が言われたのですか」。

女はへびに言った、「わたしたちは園の木の実を食べることは許されていますが、ただ園の中央にある木の実については、これを取って食べるな、これに触れるな、死んではいけないからと、神は言われました」。

へびは女に言った、「あなたがたは決して死ぬことはないでしょう。それを食べると、あなたがたの目が開け、神のように善悪を知る者となることを、神は知っておられるのです」。

女がその木を見ると、それは食べるに良く、目には美しく、賢くなるには好ましいと思われたから、その実を取って食べ、また共にいた夫にも与えたので、彼も食べた。

すると、ふたりの目が開け、自分たちの裸であることがわかったので、いちじくの葉をつづり合わせて、腰に巻いた。

へびの誘惑

へびは「あなたがたは決して死なない。神のようになる」と女に言いました。神のようになりたいでしょうか。それが誘惑ではないでしょうか。私たちは神によって、神の目的のために造られました。神がいなければ、この世界を説明することは不可能です。神の存在は事実です。その神の目的を離れ、人間を中心にして生きる。それが罪の本質です。神を離れる時、私たちは自分が裸であり、何もないことを知るだけなのです。神に立ち返り、神の御心に生きる。それが日本人の心であり、本当の人間の姿だと思います。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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