百年の運命に堪え、歴史の使命を果たした日本国民に何の恥があろうか!と林房雄氏は記しています。「大東亜戦争肯定論」からご紹介いたします。
岩波茂雄氏
竹内好氏『アジア主義の展望』の中に次のようなエピソードが書きこまれている。岩波書店の先代岩波茂雄氏のことだ。「岩波茂雄氏も心情としての非侵略的なアジア主義者である。彼は日華事変の最中は軍への献金を拒否して、軍からにらまれるのを意に介しなかった。しかし太平洋戦争になると、会合の席で、『米英をやっつけるなら僕も賛成だ』と口に出して言ったと、岩波書店の後継者小林勇氏の著書の中にあるそうだ」
心情的に直感していた
岩波茂雄氏型の日本人は他の場所にも数多くいた。政治と軍事の機密や日米交渉の真相を知っていたわけではない。しかし日中戦争の無意味と有害無益を認めつつも、米英を相手の戦争ならたとえ敗れても国運を賭してもやらねばと心情的に直感していた。
文学者の心情
愛国的評論家として活躍していた武藤貞一氏は「対米英宣戦の報を聞くと、日本の前途への憂いのために、十日間以上、夜もほとんど眠れなかった」という意味のことを書いている。これは山本五十六元帥や島田海相の憂いと通じるものであろう。しかし、開戦の真相を知らぬ私たち文学者の多くは、岩波茂雄と同じ心情の中にいた。「日中戦争は無意味だ。しかし、米英をやっつけるなら、賛成だ!」と感じた。
高村光太郎の詩
『昭和戦争文学全集』第四巻の中に開戦当時の詩人たちの詩が集められているが、これらは必ずしも緒戦の勝利に酔った者の放歌ではなかった。いずれはここに至らざるを得ないことを心情的に直感していた日本人の必死の声である。
『必死にあり。
その時人きよくして、つよく、
その時こころ洋々としてゆたかなのは
われら民族のならいである。
人は死をいそがねど
死は前方より迫る。
死を滅すの道はただ必死あるのみ。』
何を恥じることがあろうか
何を恥じること、何を悔ゆることがあろうか。「大東亜戦争」とはこれらの詩人の詩魂が直感したとおりの戦争であったのだ。日本人は必死に戦い雄々しく敗れた。そしてアシヤ・ラヤ(大いなるアジア)は今や自らの足で起ちはじめている。この巻の解説者奥野建男氏は、・・・これらは「単に宣戦の大詔に感激し、天皇のため祖国のため戦いの決意を新たにするというような皇国御用歌人的な受身の発想でないことがわかる。・・・白人種の東洋支配に対する積年の恨みを今こそはらすのだという積極的主体的な興奮がみられる。このような発想は明治時代に育った文学者に特に強い。若い頃から培われて来た民族主義の血が、米英との戦争によって再びたぎりはじめたのだ。」と書いている。
民族心情
この民族心情は明治以前の父祖の時代から培われたものだ。百年前「東亜百年戦争」開始の時にも、それは「攘夷熱」として、「神州の正気」として、多くのはげしい詩歌を生んでいる。同じ心情が「百年戦争」の終曲として「大東亜戦争開戦」にあたって、文人、詩人、歌人の詩魂を通じて流露し、爆発したのだ。誰に命じられたのでもない。たしかに戦争には敗れたが、百年の運命に堪え、歴史の使命を果した日本国民に何の恥があろうか!(本からの抜粋引用は以上です。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書を読みましょう。聖書は古代日本にやって来たイスラエル系、ユダヤ系渡来人によってもたらされた日本人の文化、伝統、習慣、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人の心を知るために聖書を読んでみてください。
旧約聖書 創世記 1章1~5節
はじめに神は天と地とを創造された。地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた。
神は「光あれ」と言われた。すると光があった。神はその光を見て、良しとされた。神はその光とやみとを分けられた。神は光を昼と名づけ、やみを夜と名づけられた。夕となり、また朝となった。第一日である。
はじめに神は天と地とを創造された。
旧約聖書の一番最初にこの「創世記」があります。それは「はじめに神は天と地とを創造された。」という言葉で始まります。この天と地は自然に沸き起こったのではなく、神が創造した。だから、この神を中心にして生きること。それこそが創造の目的であると言うことができます。人間中心、自己中心を退け、神に立ち返り、神の目的に生きる。それが本来の生きる目的です。それは何かの宗教をやることではありません。すべての根源である神に立ち返ることであり、日本人が太古の昔から大切にしてきた生き方に他なりません。
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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