水、土曜日は「イスラエル12部族に関する聖書預言と日本」というテーマで書いています。日本とイスラエルに何らかの関係があるとすれば、聖書に記されている預言は日本と無関係ではないということになります。イスラエルについて、聖書には何が書かれているのでしょうか。今日はその6回目です。
エジプトを脱出しカナンを目指すイスラエル12部族
こうしてイスラエル民族はヤコブが出て来た地、もとイスラエルが住んでいたカナンの地を目指して進みます。神の箱が安置されている会見の幕屋を中心に12部族が宿営する場所も、旅をする順番も決められていたことが聖書には記されています。この時からヨセフの二人の子エフライムとマナセが12部族に加えられ、レビは12部族ではなく会見の幕屋と共に歩むレビびとと記されています。
旧約聖書 民数記 2章1~33節
主はモーセとアロンに言われた、「イスラエルの人々は、おのおのその部隊の旗のもとに、その父祖の家の旗印にしたがって宿営しなければならない。また会見の幕屋のまわりに、それに向かって宿営しなければならない。すなわち、日の出る方、東に宿営するものは、ユダの宿営の旗につく者であって、その部隊にしたがって宿営し、・・・数えられた者は七万四千六百人である。
そのかたわらに宿営する者はイッサカルの部族で、・・・数えられた者は五万四千四百人である。
次はゼブルンの部族で、・・・数えられた者は五万七千四百人である。
南の方では、ルベンの宿営の旗につく者が、その部隊にしたがっており、・・・数えられた者は四万六千五百人である。
そのかたわらに宿営する者はシメオンの部族で、・・・数えられた者は五万九千三百人である。
次はガドの部族で、・・・数えられた者は四万五千六百五十人である。
その次に会見の幕屋を、レビびとの宿営とともに、もろもろの宿営の中央にして進まなければならない。
西の方では、エフライムの宿営の旗につく者が、その部隊にしたがっており、・・・数えられた者は四万五百人である。
そのかたわらにマナセの部族がおって、・・・数えられた者は三万二千二百人である。
次にベニヤミンの部族がおって、・・・数えられた者は三万五千四百人である。
北の方では、ダンの宿営の旗につく者が、その部隊にしたがっており、・・・数えられた者は六万二千七百人である。
そのかたわらに宿営する者は、アセルの部族であって、・・・数えられた者は四万一千五百人である。
次にナフタリの部族がおって、・・・数えられた者は五万三千四百人である。
これがイスラエルの人々の、その父祖の家にしたがって数えられた人々である。もろもろの宿営の、その部隊にしたがって数えられた者は合わせて六十万三千五百五十人であった。しかし、レビびとはイスラエルの人々のうちに数えられなかった。
部族ごとに土地が割り当てられる
こうしてイスラエル12部族は40年間、荒野を旅して、もと出て来た土地であるカナンを目指します。カナンでも部族ごとに住む場所が割り当てられます。
旧約聖書 レビ記26章52~56節
主はモーセに言われた、「これらの人々に、その名の数にしたがって地を分け与え、嗣業とさせなさい。大きい部族には多くの嗣業を与え、小さい部族には少しの嗣業を与えなさい。すなわち数えられた数にしたがって、おのおのの部族にその嗣業を与えなければならない。ただし地は、くじをもって分け、その父祖の部族の名にしたがって、それを継がなければならない。すなわち、くじをもってその嗣業を大きいものと、小さいものとに分けなければならない」。
部族ごとに千人を選ぶ
またカナンの地にはすでに他民族が住んでいたため、イスラエル12部族がそこに住むためには、その土地を戦って取り戻さなければなりませんでした。その時にも部族ごとに戦うための人が集められました。
旧約聖書 レビ記31章4~6節
すなわちイスラエルのすべての部族から、部族ごとに千人ずつを戦いに送り出さなければならない。」そこでイスラエルの部族のうちから部族ごとに千人ずつを選び、一万二千人を得て、戦いのために武装させた。モーセは各部族から千人ずつを戦いにつかわし、また祭司エレアザルの子ピネハスに、聖なる器と吹き鳴らすラッパとを執らせて、共に戦いにつかわした。
神様の定めとおきて
そして、カナンの地においてイスラエル12部族が守るべき神様の言葉がモーセに与えられますが、その言葉が旧約聖書の申命記というところに記されています。これらの言葉を守るなら、イスラエルは大いに祝福され、守らないならのろいを受けることが繰り返し記されています。
旧約聖書 申命記 4章5、6節
わたしはわたしの神、主が命じられたとおりに、定めと、おきてとを、あなたがたに教える。あなたがたがはいって、自分のものとする地において、そのように行うためである。あなたがたは、これを守って行わなければならない。これは、もろもろの民にあなたがたの知恵、また知識を示す事である。彼らは、このもろもろの定めを聞いて、『この大いなる国民は、まことに知恵あり、知識ある民である』と言うであろう。
旧約聖書 申命記 11章26~28節
見よ、わたしは、きょう、あなたがたの前に祝福と、のろいとを置く。もし、きょう、わたしがあなたがたに命じるあなたがたの神、主の命令に聞き従うならば、祝福を受けるであろう。もしあなたがたの神、主の命令に聞き従わず、わたしが、きょう、あなたがたに命じる道を離れ、あなたがたの知らなかった他の神々に従うならば、のろいを受けるであろう。
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目次
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二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」