聖書に記されたイスラエル12部族に関する預言を紹介して来ました。今日で最終回です。新約聖書の書簡にはイスラエル12部族に関することはあまり記されていませんが、ヘブル人への手紙、ヤコブの手紙、ヨハネの黙示録にはイスラエル12部族に関する内容が記されていました。日本とイスラエルに何等かの関係があるとすれば、聖書に記されたイスラエル12部族に関する預言は日本と無関係とは言えないということになるでしょう。
イスラエル民族の回復
「神の民」とはイスラエル民族を指していると考えるなら、イスラエル民族が安息に入る、つまり神の前に回復されるという預言だと考えることができる。
新約聖書 ヘブル人への手紙 4章9節
こういうわけで、安息日の休みが、神の民のためにまだ残されているのである。
北イスラエルと南ユダ
以下の箇所には「イスラエルの家」、「ユダの家」という言葉が見られ、北イスラエルと南ユダがそれぞれ別々に意識されている。それぞれが神の前に回復されるという預言だと考えられる。
新約聖書 ヘブル人への手紙 8章8~12節
ところが、神は彼らを責めて言われた、「主は言われる、見よ、わたしがイスラエルの家およびユダの家と、新しい契約を結ぶ日が来る。それは、わたしが彼らの先祖たちの手をとって、エジプトの地から導き出した日に、彼らと結んだ契約のようなものではない。彼らがわたしの契約にとどまることをしないので、わたしも彼らをかえりみなかったからであると、主が言われる。わたしが、それらの日の後、イスラエルの家と立てようとする契約はこれである、と主が言われる。すなわち、わたしの律法を彼らの思いの中に入れ、彼らの心に書きつけよう。こうして、わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となるであろう。彼らは、それぞれ、その同胞に、また、それぞれ、その兄弟に、主を知れ、と言って教えることはなくなる。なぜなら、大なる者から小なる者に至るまで、彼らはことごとく、わたしを知るようになるからである。わたしは、彼らの不義をあわれみ、もはや、彼らの罪を思い出すことはしない」。
イスラエル12部族に宛てた手紙
ヤコブはイエスの弟だが、この手紙はイスラエル12部族に宛てた手紙であることが分かる。
新約聖書 ヤコブの手紙 1章1節
神と主イエス・キリストとの僕ヤコブから、離散している十二部族の人々へ、あいさつをおくる。
十四万四千人
新約聖書の最後にあるヨハネの黙示録には、ヨハネが神に示された幻が記されているが、これによると、神の僕はイスラエル12部族の中にいることが分かる。
ヨハネの黙示録 7章4~8節
わたしは印をおされた者の数を聞いたが、イスラエルの子らのすべての部族のうち、印をおされた者は十四万四千人であった。ユダの部族のうち、一万二千人が印をおされ、ルベンの部族のうち、一万二千人、ガドの部族のうち、一万二千人、アセルの部族のうち、一万二千人、ナフタリの部族のうち、一万二千人、マナセの部族のうち、一万二千人、シメオンの部族のうち、一万二千人、レビの部族のうち、一万二千人、イサカルの部族のうち、一万二千人、ゼブルンの部族のうち、一万二千人、ヨセフの部族のうち、一万二千人、ベニヤミンの部族のうち、一万二千人が印をおされた。
イスラエル12部族の回復
次の箇所からもイスラエル12部族の回復が示唆されていると思われる。
新約聖書 ヨハネの黙示録 21章10~13節
この御使は、わたしを御霊に感じたまま、大きな高い山に連れて行き、聖都エルサレムが、神の栄光のうちに、神のみもとを出て天から下って来るのを見せてくれた。その都の輝きは、高価な宝石のようであり、透明な碧玉のようであった。それには大きな、高い城壁があって、十二の門があり、それらの門には、十二の御使がおり、イスラエルの子らの十二部族の名が、それに書いてあった。東に三つの門、北に三つの門、南に三つの門、西に三つの門があった。
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二章 日本人の宗教観
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