神の国とその福音とは何か

インターネットで聖書の朗読を聞く

毎日このブログを読んでくださっている方から、昨日このようなお話をお伺いいたしました。毎日祈っていると、神様が一緒にいてくださることが分かり、心が穏やかになり、安心できるようになったそうです。また、「神様」と毎日祈っている、この神様のことをもっと知りたいと思い、聖書をもっと読みたいと思うようになり、家事をしながらインターネットで聖書の朗読を聞いているそうです。なるほど、音声で聞くのもとても良い方法ですね。皆様の生活スタイルに合った方法で、神様に祈り、そして聖書を読む生活を続けてください。他の皆様からの工夫などもあったら、ぜひコメントをお寄せください。とても参考になるのではないかと思います。

最も大切なことは神様を中心にすることです

私たちは放っておくと、すぐに自分が中心になって、また不安や不満に包まれてしまいやすい者だと思います。あっ、いけない、いけないと気づいて、また中心を神様にしましょう。そのための手段として、毎日神様に心を向けて祈り、聖書を読むことをお勧めしています。そして、他の人の意見を聞いてみることも参考になると思います。

聖書とはどんな書物なのか

これまでこのブログでお伝えしてきたことをまとめていますが、今日は5番目。聖書と呼ばれている複数の古文書について正しく理解して欲しいとお伝えしています。聖書は神様が人類にどのように介入されたのか、また人となった神様であるイエスという人物が何を語り、何をしたのか、そして人々は神様を中心にしてどのように生きようとしたのかが記された過去の記録です。このような古文書は他にはありません。聖書は全人類にとって大変貴重で重要な文献だと思います。

キリスト教の教典として書かれたものではありません

聖書と言うとキリスト教の教典だと思われる方も多いと思いますが、決してそうではないことを「日本人の信仰と聖書について考える会」では知っていただきたいと思っています。聖書は全人類がいつの時代にも守るべき普遍的な神様の言葉をまとめた宗教の教典として書かれた書物ではありません。ある言葉を文脈から切り離して、これが永遠普遍の神様の命令だということはできないと思います。聖書はそのような宗教の教典としてではなく、人間として、自分が神様を中心にして生きるための参考として読むことが大切だと思います。続きはまた明日書きたいと思います。

新約聖書 ルカの福音書9章1~6節

それでは、今日も聖書の続きを少し読みましょう。ルカの福音書9章1~6節です。「イエスは、十二人を呼び集めて、彼らに、すべての悪霊を追い出し、病気を直すために、力と権威とをお授けになった。それから、神の国を宣べ伝え、病気を直すために、彼らを遣わされた。イエスは、こう言われた。『旅のために何も持って行かないようにしなさい。杖も、袋も、パンも、金も、また下着も、二枚は、いりません。どんな家に入っても、そこにとどまり、そこから次の旅に出かけなさい。人々があなたがたを受け入れない場合は、その町を出て行くときに、彼らに対する証言として、足のちりを払い落しなさい。』 十二人は出かけて行って、村から村へと回りながら、至る所で福音を宣べ伝え、病気を直した。」

神様の力と権威

まず、人となった神様であるイエスは十二人の弟子たちを派遣するにあたって、すべての悪霊を追い出し、病気を直すために、力と権威をお授けになったと書いてあるのが目に止まりました。そのような力と権威は神様が持っているものでしょう。人となった神様であるイエスもその力と権威を持っておられたので、その力と権威を弟子たちに授けることもできたということでしょう。実際にそのような力と権威が与えられたので、十二人の弟子たちは出かけて行って、村から村を回りながら、病気を直したことが記録されています。これはただの教えではありませんね。神様はそのような力と権威を持っておられるお方であり、神様が与えるなら、人間もそのような力と権威を持つ。神様は私にも、あなたにも、何かの力と権威を与えることがあるかもしれませんね。

神の国

それから、神の国を宣べ伝え、病気を直すために、彼らを遣わされたと書いてあります。これが十二人の弟子たちを遣わされた目的でしょう。病気を直すことは、その力と権威が与えられていなければできませんが、神の国を宣べ伝えることは私にもできるのではないでしょうか。神の国とは神様が王様となって治める国ということですから、神様を中心とした国と考えて良いでしょう。私が「日本人の信仰と聖書について考える会」を始めた目的もここにあります。私は全ての人に神様を中心とした生活を知っていただきたいのです。

神の国と福音

最後の文章を見ると、至る所で福音を宣べ伝え、病気を直したとあります。神の国という言葉は福音という言葉に言い換えられていますので、神の国と福音は同じ意味で使われていると考えられます。福音とは良い知らせという意味ですから、神様を中心にして生活することこそが良い知らせ、つまり私たちの全ての問題の解決なんだということを伝えたのではないでしょうか。

その通りだと思います

私のこれまでの経験からも本当にそうだと実感しています。私たちが抱える全ての問題は神様を中心にすることで解決します。その不安も不満も、人間関係の問題も神様を中心にすれば解決します。逆に言えば、全ての問題は自分を中心にするところにあります。どうぞ中心を神様にしましょう。

投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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