「日本人の信仰と聖書について考える会」がお伝えしていること

キリスト教徒になることではない

神様を中心にして生きる事は必ずしもキリスト教徒になる事ではないと考えています。もちろん、否定するものでもありません。神様を中心にして生きる上で助けになるのであれば、キリスト教徒になっても良いと思いますが、キリスト教が神様に至る唯一の道ではないと考えています。

メシヤ(キリスト)による救い

私たちが抱える全ての悩み、問題の原因は自己中心(罪)だと思います。私たちが自己中心を止めて、神様に立ち返る(悔い改める)ことが出来るように、神様はメシヤ(キリスト)を送ってくださいました。これはキリスト教の教義ということではなく、神様が全人類のためにしてくださった恵みであって、キリスト教徒であるかどうかということとは本来関係のないことだと思っています。

全人類は一つの体

全人類は一つの体だと思います。互いに労わり合って、互いに補い合って生きることに私たちは喜びを感じるものだと思います。罵り合って、傷つけ合って生きることを喜ぶ人はいないと思います。それは自己中心だと思います。私たちは神様を中心にして、皆で生きるものだと思います。一人で完全な人はいないと思います。互いが互いを必要としているものだと思います。その中で自分のやるべきことを果たして生きる時に、私たちは生きがいと喜びを感じるように造られていると思います。それはキリスト教徒だけに範囲を限定すべきものではないと思います。

それは初めユダヤ人に与えられた

それは初めユダヤ人に与えられた信仰であり、旧約聖書に記された信仰であることは間違いないと思います。また、メシヤもユダヤ人であり、その弟子たちも皆ユダヤ人から始まったことは間違いないと思います。今から2千年以上前の出来事です。しかし、それは決してユダヤ人だけの信仰ではなく、全人類のための信仰であり、本来の人間の生き方だと思っています。その生き方が形となり宗教となることはあると思いますが、自分達の宗教だけが真理だと主張することは愚かであり、それはまた自己中心に逆戻りすることになると思います。

それは日本人の信仰

旧約聖書に記された信仰は、紀元前にはすでに日本に伝えられており、A.D.3世紀頃にはメシヤの信仰もキリスト教とは別に日本にもたらされ、日本人の信仰、伝統、文化に大きな影響を与えたということをお伝えしています。

神様を中心にして生きる

しかし、日本にも過度な個人の権利や願いを中心にするような考え方が入って来ることによって、本来の日本人らしさが失われ、自己中心的になっていることに心を痛めています。本来、日本人は神様の守りの中で、人に仕えて生きることこそ喜びだということを知っていたと思います。今一度、神様を中心にした生き方を取り戻して欲しいと願っています。

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は神様を中心して生きようとした人々の記録であり、私たち日本人の信仰のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、神様を中心にして生きる上で参考になると思います。聖書を読んで、参考になる部分だけを参考にすれば良いと思います。神様はそうやって私たちの良心に話しかけているのだと思います。

新約聖書 使徒の働き 23章12~15節

夜が明けると、ユダヤ人たちは徒党を組み、パウロを殺してしまうまでは飲み食いしないと誓い合った。この陰謀に加わった者は、四十人以上であった。彼らは、祭司長たち、長老たちのところに行って、こう言った。

「私たちは、パウロを殺すまでは何も食べない、と堅く誓い合いました。そこで、今あなたがたは議会と組んで、パウロのことをもっと詳しく調べるふりをして、彼をあなたがたのところに連れて来るように千人隊長に願い出てください。私たちのほうでは、彼がそこに近づく前に殺す手はずにしています。」

それは自己中心ではないでしょうか

議会も混乱し、パウロの弁明をきちんと聞いて正しく判断することもなく、反対者たちはパウロを殺す陰謀を企てました。それは自己中心だと思います。きちんとパウロの話を聞いた上で、それでも反対意見を持つことはあっても良いと思います。しかし、反対だからと言って、暴力で排除したり、自分の意見を通そうとすることは自己中心ではないでしょうか。「神様のため」という言い訳で自己中心を正当化すべきではないと思います。

自分の確信を絶対化しない

私たち人間が神様のように完全な知識を持つことはできないと私は思います。私たちが知ることはいつも一部分に過ぎないと思います。それでも、個人的な確信を持つ事は大切なことだと思います。ですから、神様の願いはこうではないかという確信を持ちつつ、それを絶対化しないで、事態がどのように進んで行くのか、それは神様が支配しているのですから、その動向を見極めつつ、神様だけを中心にすることが大切ではないでしょうか。

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