「子供の教育」人としての正しい方向づけ

一心に勉強する子供
大切な教育

「正直」「勤勉」「謙遜」「寛容」「親孝行」「世のため人のためになる」「自分に厳しくする」「わがままを言わない」「分け隔てしない」「目上の人を敬う」「礼儀」「力を合わせる」「決まりを守る」「倹約する」「学ぶ」「友人を大切にする」・・・このようなことは正しいことだと子供に教えることは大切な教育ではないでしょうか。

正しいことに反対する人たち

ところが、このように子供を方向づけることに反対する人たちがいるようです。こういった教育は子供の自由を奪うことだと主張する人もいるようです。特に戦後の日本の教育は自主性とか自己実現という名のもとに、そういう方向に傾いてしまったように思います。自主性とか自己実現とは決して悪を行う自由を意味するものではないと私は思います。

悪を行うことも自由なのか

確かに子供の自由を守ることは大切なことです。しかし、悪を行う自由を守る必要はあるのでしょうか。子供に人として何が正しいことなのかを明確に示し、そのように生きることができるように励ますことは決して子供の自由を奪うことではないと私は思います。それは親の都合や国の都合ではありません。それは子供の幸せのためだと思います。

戦後の教育

戦後、日本人もずいぶん自己中心になってしまったように思います。世のため人のためではなく、ただ自分のため、お金のために働く人が増えてしまったように思います。私自身、そのような中で育って来ましたので、何が正しいことなのかという基準よりも、自分の好き嫌いを基準にして生きることが良いことだという風潮の中で育ってしまったように思います。

戦前の教育

それでも、「人の迷惑にならないようにしなさい」とか、「みっともないと思わないのか」などと言われた記憶はあり、我々の親たちが受けて来た戦前の教育の名残はあったのだろうと思います。また、最近はそのような戦前の教育を再評価しようという動きがあることは良いことだと思います。

世界が憧れる日本人

戦後、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)によるWGIP(戦争の罪悪感を日本人に植え付ける計画)によって、戦前の教育の全てが間違っていたかのような印象を今も持たされている日本人は多いのかもしれませんが、世界が憧れる日本人の高い倫理観は何となく受け継がれて来たものではなく、戦前の教育によって受け継がれて来た部分も大きいのだろうと思います。

日本人の心

旧約聖書には「幼子をその行くべき道に従って教育しなさい。そうすれば年老いてもそこから離れない。」という言葉が記録されています。子供に人としての正しい生き方を教えることは正しいことだと思います。日本人が太古の昔から受け継いで来た神様を中心にして、人として正しく生きるという生き方を子供達に引き継いでいただきたいと思います。それは子供の幸せのためだと思います。

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は神様を中心にして正しく生きようとした人たちの記録であり、実は日本人の生き方のルーツでもあります。キリスト教の教典としてではなく、神様を中心にして正しく生きるために聖書をお読みください。

新約聖書 マタイの福音書 5章17~20節

わたしが来たのは律法や預言者を廃棄するためだと思ってはなりません。廃棄するためにではなく、成就するために来たのです。

まことに、あなたがたに告げます。天地が滅びうせない限り、律法の中の一点一画でも決してすたれることはありません。全部が成就されます。

だから、戒めのうち最も小さいものの一つでも、これを破ったり、また破るように人に教えたりする者は、天の御国(みくに)で、最も小さい者と呼ばれます。しかし、それを守り、また守るように教える者は、天の御国で、偉大な者と呼ばれます。

まことに、あなたがたに告げます。もしあなたがたの義が、律法学者やパリサイ人の義にまさるものでないなら、あなたがたは決して天の御国に、入れません。

つき従って来た弟子たちに語ったイエスの話の続き

イエスは神様を中心にして正しく生きることについて語っているのだと思います。律法や預言者とは旧約聖書に記されている教えのことです。それはユダヤ教の教典でもあります。イエスは、大切なことはユダヤ教という宗教ではなく、神様を中心にして正しく生きることだと説いたのだと思います。

大切なことは本当に神様を中心にすること

しかし、それは旧約聖書の教えを廃棄することではない。むしろ、成就することだと教えました。律法学者、パリサイ人とはユダヤ教の宗教指導者ですが、だから彼らは正しいとか、だから彼らは立派だということではなく、大切なことは本当に神様を中心にして正しく生きているかどうかということだと思います。

それぞれの良心

どうぞ宗教ではなく、神様を中心にして正しく生きることを考えてみてください。それは何かの宗教的な教えではなく、それぞれの良心で判断することができることだと私は思います。

いかがでしたか

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また、「日本人の信仰と聖書について考える会」では宗教ではなく、神様を中心にして正しく生きるという日本人の心を多くの人に知っていただくためにパンフレット「日本人の心」を作成しました。1枚4円(100枚以上で送料無料)で販売しております。ぜひ皆様のお知り合いの方にもお配りください。ご協力をよろしくお願いいたします。

今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。

投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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