「宗教・時事」森友学園の問題

瑞穂の國記念小學院
小学校開校を巡る問題

学校法人「森友学園」(大阪市)が4月に開校を目指していた「瑞穂の國記念小學院」を巡って、国有地が鑑定価格より大幅に安い価格で学園に売却されていた問題や安倍首相夫人の他、国会議員なども関わっていたのではないかとの疑惑、また森友学園が運営する塚本幼稚園の教育実態などが話題になっています。

学園が運営する幼稚園の問題

塚本幼稚園では韓国人や中国人に対する差別的な発言がされたり、幼児虐待とも思われるようなことが行われていたり、保護者が園に対して意見を言うと、「保護者より上の園長、副園長に意見するのが間違っている」と恫喝されたと言われています。また、職員も園長、副園長が帰る時には、車が見えなくなるまで、90度のお辞儀で見送りをしていたとも報道されています。

学園の理念

この学園は神道に基づく教育を理念とし、教育勅語の唱和もされていたということだそうですが、神道の理念も、教育勅語の理念も決して差別や傲慢を肯定するものではなく、むしろ謙遜や他者を尊重することを教えていると私は思います。このような報道が事実だとすれば、とても神道や教育勅語の理念に基づいた教育が成されているとは思えませんし、神様に対する畏れも感じられません。

何が問題なのか

このような問題があると、神道や教育勅語に基づく教育自体が批判されることがありますが、問題は神道や教育勅語ではなく、それを利用した自己中心だと私は思います。どんな理念も自己中心のために利用されれば問題になると思います。問題の本質を見抜く必要があると思います。

神様に対する畏れはあるのでしょうか

時に、宗教や主義主張は自己中心を正当化するために利用される危険性があると思います。大切なことは自己中心を退けて、神様を中心にすることだと思います。それは何か特定の宗教や主義を主張したり、それを他者に強要したりすることではありません。本当に神様に対する畏れがあるのかということだと思います。神様を畏れ、神様の前に襟を正し、良心に従って正しく生きることが大切なことだと思います。また、神様の喜びとなる生き方をすること。それこそが日本人が太古の昔から大切にして来た日本人の心だと思います。

神様を中心にして生きる

しかし、私たちは誰でも自己中心になりやすい者だと思います。そして、それが私たちの生活に影を落としています。ですから、いつも神様を中心にして生きることができるように、毎日時間を決めて神様に思いを向けて祈り、聖書を読むことをお勧めいたします。聖書は神様を中心にして生きようとした人たちの記録であり、実は私たち日本人の信仰と生活のルーツでもあります。キリスト教の教典としてではなく、神様を中心にして生きるために聖書を読んでいただきたいと思います。

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。

新約聖書 マタイの福音書 5章38~42節

『目には目で、歯には歯で』と言われたのを、あなたがたは聞いています。しかし、わたしはあなたがたに言います。悪い者に手向かってはいけません。あなたの右の頬を打つような者には、左の頬も向けなさい。

あなたを告訴して下着を取ろうとする者には、上着もやりなさい。あなたに一ミリオン行けと強いるような者とは、いっしょに二ミリオン行きなさい。求める者には与え、借りようとする者は断らないようにしなさい。

法律の基本

『目には目で、歯には歯で』とは、復讐の命令ではなく、むしろ復讐の禁止であり、現在の法律の基本的な考え方でもあるようです。つまり、人から何らかの損害を与えられてしまったら、それと同じだけの賠償は求めても良いが、それ以上はいけない。そこで憎しみの連鎖を止めなければいけない。そういうことだそうです。

神様を中心とするとは、それ以上のこと

しかし、イエスはそれ以上のことを教えました。これこそが神様を中心とする生き方であり、これこそが自己中心に対する根本的な解決だと私は思います。そして、このような心を日本人は太古の昔から大切にして来たのだと私は思っています。

解決は神様を中心とすること

たとえどんなに上手い理由を持って来たとしても、それが自己中心であれば、それは必ず問題をもたらすと思います。神様の願いや思いを中心にすること。そこに全ての問題の解決があると私は思います。

知ってください

それは何かの宗教をやることではありません。何か特定の主義を主張することでもありません。神様を畏れ、神様の前に正しく生きることだと思います。そのために毎日時間を決めて神様に思いを向けて祈り、聖書を読むことをお勧めします。神様を中心にすることが人生の答えであることを知っていただきたいと思います。

いかがでしたか

参考になりましたら、「いいね!」でお知らせください。シェアのご協力もよろしくお願いします。また、「日本人の信仰と聖書について考える会」では、宗教ではなく、神様を中心にして生きる幸いを多くの方に知っていただくために、パンフレット「今こそ伝えたい日本人の心」(1部4円。100部以上で送料無料。)を作成しました。ぜひお知り合いの方にお渡しください。ご協力をよろしくお願いいたします。

今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。

投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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