【日本人と日本文化】昭和の日本企業にあった「日本人の心」

昭和モノクロ写真

「昭和の企業家の熱気とロマン『男たちの履歴書』」という本が電子書籍で復刊されました。著者の加藤廣氏は、心を込めて働き、頑なに信念を貫く昭和の日本企業にあった「日本人の心」を取り戻せと指摘しています。「日本男児よ、『昭和の経営者』の心意気を学べ」という記事からご紹介します。

日本流経営の良さ

今回、久々に当時を思い起こしてみて、「昭和の経営者たちには謙虚さがあったんだな」と痛感したんですよ。あの本の中では、経営者の心があふれているんです。地域貢献や従業員との共生を信念にする社長、あるいは「社員にボーナスを12カ月分あげたい」とか、「弱者を助けたい」とか、素直な気持ちを口にする人もいました。経営が心をエネルギーとして成り立っていたんですね。だから、僕はあの頃の中小企業が大好きなんです。

何を失ったのか

今だからわかるんですが、あの頃の会社は日本流で経営していたんですね。ほんわりとした、心の部分を大事にする経営です。「従業員のために」とか、「お客さんのために」とか、会社が何のためにあるのかを見失わない経営です。そんな日本流が忘れられていって、アメリカ流の資本主義になっていったのだと思うんです。

金儲けの道具じゃない

たとえば、為替の変動で儲けたり、コメや小麦の先物相場で儲けたり、これにも資本主義の行き過ぎがあるんじゃないでしょうか。貨幣なんて国の行き方にかかわるものなのに、儲け本位で何でもやっていいはずがないでしょう。米や小麦だってそうです。人間の基本となる食料なんですから、単なる儲けの道具として扱っていいわけがない。

人生は仕事より大事

人生よりも大事な仕事なんて、そうそうあるものではない。われわれが普通にやる仕事は、どれも人生ほど大事なわけではないということを、忘れないようにしたほうがいい。つい、忘れちゃいますからね、仕事が面白すぎて。仕事に皆さんの人生を振り回されすぎないようにしていただきたいものです。(サイトからの引用は以上です。)

神様を中心にする

単なる金儲けや人間の欲求を追及することを目的とした仕事は虚しいと思います。加藤氏が指摘する「日本人の心」とは、神様を中心にした価値観に他なりません。そこに人間としての尊厳、喜び、幸いがあると思います。神様を中心にすることを今一度考えてみてください。

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は宗教の戒律が記された教典ではなく、神様を中心にして生きようとしたユダヤ人の歴史の記録であり、私たち日本人の心の原点です。キリスト教の教典としてではなく、神様を中心にして生きる日本人の心を取り戻すために聖書を読んでみてください。

新約聖書 マタイの福音書 24章14~22節

この御国(みくに)の福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての国民にあかしされ、それから、終わりの日が来ます。

それゆえ、預言者ダニエルによって語られたあの『荒らす憎むべきもの』が、聖なる所に立つのを見たならば、(読者はよく読み取るように。)そのときは、ユダヤにいる人々は山へ逃げなさい。屋上にいる者は家の中の物を持ち出そうと下に降りてはいけません。

畑にいる者は着物を取りに戻ってはいけません。だがその日、哀れなのは身重の女と乳飲み子を持つ女です。ただ、あなたがたの逃げるのが、冬や安息日にならぬよう祈りなさい。

そのときには、世の初めから、今に至るまで、いまだかつてなかったような、またこれからもないような、ひどい苦難があるからです。もし、その日数が少なくされなかったら、ひとりとして救われる者はないでしょう。しかし、選ばれた者のために、その日数は少なくされます。

世の終わりはすぐには来ない

世の終わりはいつ来るのか。どのような前兆があるのか。そう尋ねる弟子たちに、世の終わりはすぐには来ないとイエスは答えられ、「御国の福音」、つまり、神様を中心として生きる幸いが、全世界に伝えられてから終わりは来ると言われました。

これまで経験したことのないような苦難

その前に、今まで経験したことのないような苦難があるとイエスは言われました。実際、A.D.70年にエルサレム神殿はローマ兵によって徹底的に滅ぼされてしまいました。『荒らす憎むべきもの』が、聖なる所に立ったのかもしれません。そのことを覚えていた弟子たちはエルサレムを逃れて、絶滅を免れたのでしょう。ペラという町で一時的に過ごしていたという記録が残っています。その後、A.D.135にはエルサレムは完全に滅ぼされ、ユダヤ人は国を失いました。

日本へ向かった人々

イエスの弟子たちはエルサレムを後にし、シルクロードを東へと向かい、やがて日本列島までやって来たのでしょう。彼らは日本で秦氏と名乗り、神様を中心とした生き方を示し、日本人の文化、伝統、信仰に大きな影響を及ぼすことになったのだと思います。彼らはまた日本には紀元前からすでにユダヤ人たちが渡来していたことを知っていたのかもしれません。

いかがでしたか

参考になりましたら、「いいね!」でお知らせください。また、シェアのご協力もよろしくお願いします。

「日本人の信仰と聖書について考える会」では、宗教ではなく、神様を中心にして生きる幸いを多くの方に知っていただくために、パンフレット「今こそ伝えたい日本人の心」(1部10円。100部以上で送料無料。)を作成しました。ぜひお知り合いの方にお渡しください。ご協力をよろしくお願いいたします。

今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。

投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA