【子供の教育】「自分で考える子供」を育てる

何か見つけた子供

親が口うるさく「勉強しなさい」と言い続ければ、子供を潰すことになりかねません。また、「ああしなさい」「こうしなさい」と一方的に言えば、子供は反発するか、自分で考えない子供になってしまうでしょう。だから放任すれば良いということでもありません。どうしたら「自分で考える子供」を育てることができるでしょうか。

神様の子供として育てる

多くの人が子供の人格を尊重すべきだと言っています。私もその通りだと思います。子供は決して親の所有物ではありませんし、親が好き勝手にする権利もありません。子供の人格を尊重するとは、子供には「神のかたち」があり、どんなに小さくても、他の動物とは決定的に違う、尊厳を持った存在だと理解することです。しかし、それは教育が必要ないということではありません。親は子供の教育に責任があり、神様に対してその責任を果たさなければならないと思います。

善悪を教える

最も基本となる教育は、子供に善を行い、悪を退けることは良い事だと教えることだと思います。それは神様の願いや思いを中心にして生きることであり、自己中心を退けることになります。また、日本人としての立ち居振る舞いは厳密には善悪ではないかもしれませんが、日本人としては大切なことだと教えることは良い事だと私は思います。

自分で考えさせる

しかし、指導の方法、教え方には注意が必要です。どんなに良い事であっても、押しつけるのではなく、自分で考えさせることが大切だと思います。悪い行いがあった時に、「それは良い事なのか」「それは神様に喜ばれるのか」と子供の良心に問いかけることが大切だと思います。そうすれば、子供は自分で考えて行動することができるようになると思います。

常に考えさせる

勉強についても、すぐに答えを与えるのではなく、なぜそうなのか常に考えさせるようにすると良いと思います。親は押し付けるのではなく、しかし放任でもなく、常に子供に考えさせるように問いかけると良いでしょう。考えるための時間を与えることも大切だと思います。子供はある日突然自分で考えるようになるのではなく、小さい内から考えさせる訓練を積み重ねることで、自分で考える子供に育つのだと思います。

親自身が常に考えているのか

親自身が常に自分で考えているでしょうか。それとも安易に答えを求めてはいないでしょうか。今一度、当たり前だと思っていたことを考え直してみることも大切ではないでしょうか。この夏休み、今までやったことがなかったことにチャレンジしてみるのも良いと思います。出来れば人がやらないようなことをやってみると良いでしょう。今までになかった新しい発見や新たな気づきがあるだろうと思います。親自身がそうやって常に考える習慣があるなら、子供にも自然とそのように接するようになるのではないでしょうか。

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は決して宗教の戒律が記された教典ではなく、神様を中心にして生きようとしたユダヤ人の記録であり、私たち日本人の信仰のルーツでもあります。神様を中心にして生きるとは、決して型にはまった生き方をすることではなく、神様の願いや思いを中心にして生きることであり、それぞれが自分で考えて行動することだと思います。キリスト教の教典としてではなく、神様を中心にして生きるために聖書を読んでみてください。

新約聖書 マタイの福音書 27章27~31節

それから、総督の兵士たちは、イエスを官邸の中に連れて行って、イエスの回りに全部隊を集めた。そして、イエスの着物を脱がせて、緋色の上着を着せた。それから、いばらで冠を編み、頭にかぶらせ、右手に葦を持たせた。

そして、彼らはイエスの前にひざまずいて、からかって言った。「ユダヤ人の王さま。ばんざい。」また彼らはイエスにつばきをかけ、葦を取り上げてイエスの頭をたたいた。こんなふうに、イエスをからかったあげく、その着物を脱がせて、もとの着物を着せ、十字架につけるために連れ出した。

嘲られるイエスの姿

ここに記されているのは、ローマの兵士たちに嘲られ、蔑まれるイエスの姿です。自己中心を退け、神様の願いや思いを中心にして生きる「神の国」について人々に語り、そこに人間の生きる喜び、全ての問題の解決、救いがあると教えたイエスが、なぜこのような仕打ちを受けなければならなかったのでしょうか。

自己中心の根深さ

ローマの兵士たちはイエスが何を教えたのか良く知らなかっただろうと思います。その教えを聞いた上でイエスを蔑んだ訳ではなかったのだと思います。それでも自分たちがしていることが正しいことであるかどうかということぐらいは分かるのではないでしょうか。ここに人間の自己中心の根深さがあると思います。

明確に教える必要性

人は皆、生まれながらに自己中心的な存在だと思います。しかし、それは悪いことであると明確に教えられないと、自己中心のままに生きてしまうのではないでしょうか。子供達も放っておいて自然に自己中心を退けるようになる訳ではないと思います。何が正しいことであるのか、何が神様に喜ばれる生き方なのかを明確に教える必要があると思います。

いかがでしたか

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投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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