【キリスト教・宗教】日本の神様は聖書の神様

古事記の証言

日本最古の文書と言われる「古事記」の一番最初に「天地初発の時、高天原(たかまがはら)に成りませる神の名は、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、次に高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、次に神産巣日神(かみむすひのかみ)、此の三柱の神は、並独り神成り坐して身を隠したまひき」とあり、三人の神だが一人の神であり、姿は見えない。その名は天の真ん中におられる神だと記されている。

元伊勢籠神社宮司の証言

京都府丹後にある元伊勢籠神社の宮司、海部家第八十一代当主、海部穀定著「元初の最高神と大和朝廷の元始」には、「近世までは、一神教というような字句はなかった。基督教渡来以降の現代では、否、将来も、信仰を説くには一神教、多神教といったような字句も用いねばならぬであろう。日本の過去の神道に、相当古い時代から、大元神、大元霊神という字句が用いられている。この大元神(大元霊神)は、一面、一神教の「神」に該当せられる御神格を有せられる。現代的字句では、これを最高神とも呼んでいる。(中略)尚、亦の御名を天御中主神(天御中主尊)と申し、宇宙根源の大元霊、即ち、最高の尊神であらせられる。日本書紀には、最高の尊神は国常立尊となっているので、天御中主神の亦の御名を国常立尊とも申し上げている。旧記に「天御中主尊亦名豊受皇太神」と見える。」とある。

日本の神様は聖書の神様

つまり、日本の神様は天地万物を支配する唯一の神様であり、目に見ることのできない霊的な神様であるということである。それは聖書の神様と全く同じ概念の神様である。それは太古の昔、多くのユダヤ系渡来人が日本に渡来し、天地万物を支配する唯一の神様を日本に伝えたからに他ならない。日本の神様は聖書の神様なのである。

現代の日本人の信仰

しかし、現在の日本の神社、日本人の習慣、国民性に古代ユダヤ教、聖書の信仰の名残りを他国に比べて色濃く見ることができたとしても、現代の日本人がこの神様に対して日々の実際の生活において生き生きとした信仰を持って生きているかと言えばはなはだ疑問である。

神様を中心にして生きる

私は神の国の民である日本人に伝えたい。神の国の民らしく、日々、神様に心を向けて、神様の思いを中心にして生きて欲しい。それはキリスト教徒になることではない。また、ユダヤ教徒になることでもない。日々、聖書を開き、天地万物の造り主であり、唯一の神様、聖書の神様に思いを向け、人間の思いではなく、神様の思い、神様の計画を受け入れて歩んで欲しい。それが本来の日本人なのだと思う。

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は宗教の戒律が記された教典ではなく、神様を中心にして生きようとしたユダヤ人の記録であり、日本人の信仰の原点です。キリスト教の教典としてではなく、神様を中心にして生きるために聖書を読んでください。

新約聖書 マルコによる福音書 4章21~25節

また彼らに言われた、「ますの下や寝台の下に置くために、あかりを持って来ることがあろうか。燭台の上に置くためではないか。なんでも、隠れているもので、現れないものはなく、秘密にされているもので、明るみに出ないものはない。聞く耳のある者は聞くがよい。」

また彼らに言われた、「聞くことがらに注意しなさい。あなたがたの量るそのはかりで、自分にも量り与えられ、その上になお増し加えられるであろう。だれでも、持っている人は更に与えられ、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう」。

よく聞きなさい

彼らとは群衆のことか、イエスがひとりになった時に、質問に来た人や十二弟子のことか。直前の流れから言うなら、質問に来た人や十二弟子に引き続き語ったことと受け止めることができる。ここでイエスは何について語っているのだろうか。イエスははっきりと語っているのだから、よく聞きなさいということか。それとも、良心に語り掛けられる神様の声なき声は、それぞれの心にはっきりと語られているのだから、よく聞きなさいということなのかもしれない。

聞くことがらに注意しなさい

続いて、聞くことがらに注意しなさいと言っているので、その聞いたことがらを、どう量るのか。それぞれの聞き方によって、多くの益を得ることができるかどうかが決まるということだろうか。聞く耳がないと、持っているものまで取り上げられてしまうと言っているのではないか。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」