【聖書預言と日本】イスラエル12部族に関する預言

イスラエルの荒野

水、土曜日は「イスラエル12部族に関する聖書預言と日本」というテーマでお伝えしています。日本とイスラエルに何らかの関係があるとすれば、聖書に何が書いてあるのかということは日本人と無関係ではないと思います。今日はその4回目です。

エフライムとマナセをヤコブの子とする

前回、ヤコブと11人の息子たちとその家族、つまりイスラエル一族はヨセフを頼って、エジプトに移り住むようになったと聖書に書いてあることをお伝えしました。エジプトに移り住んだヤコブは死ぬ間際に、ヨセフの二人の息子エフライムとマナセをヤコブの子として迎え入れたことが聖書に記されています。

旧約聖書 創世記 48章5、6節

エジプトにいるあなたの所にわたしが来る前に、エジプトの国で生まれたあなたのふたりの子はいまわたしの子とします。すなわちエフライムとマナセとはルベンとシメオンと同じようにわたしの子とします。ただし彼らの後にあなたに生まれた子らはあなたのものとなります。

弟エフライムは兄マナセより大いなる者となる

そして、ヤコブはエフライムとマナセはを祝福しましたが、ことさらに弟エフライムは兄マナセよりも大いなる者となると言ったことが記されています。

旧約聖書 創世記 48章17~19節

ヨセフは父が右の手をエフライムの頭に置いているのを見て不満に思い、父の手を取ってエフライムの頭からマナセの頭へ移そうとした。そしてヨセフは父に言った、「父よ、そうではありません。こちらが長子です。その頭に右の手を置いてください」。父は拒んで言った、「わかっている。子よ、わたしにはわかっている。彼もまた一つの民となり、また大いなる者となるであろう。しかし弟は彼よりも大いなる者となり、その子孫は多くの国民となるであろう」。

イスラエル12部族に関する預言

それからヤコブは子供たちを集めて、これから後、彼らの上に起ることを預言して言った言葉が記されています。少し長くなりますが、これはイスラエル12部族のそれぞれの部族に関する預言ですので、全文をお伝えいたします。

旧約聖書 創世記 49章1~28節

ヤコブはその子らを呼んで言った、「集まりなさい。後の日に、あなたがたの上に起こることを告げましょう、ヤコブの子らよ、集まって聞け。父イスラエルのことばを聞け。

ルベンよ、あなたはわが長子、わが勢い、わが力のはじめ、威光のすぐれた者、権力のすぐれた者。しかし、沸き立つ水のようだから、もはや、すぐれた者ではあり得ない。あなたは父の床に上って汚した。ああ、あなたはわが寝床に上った。

シメオンとレビとは兄弟。彼らのつるぎは暴虐の武器。わが魂よ、彼らの会議に臨むな。わが栄えよ、彼らのつどいに連なるな。彼らは怒りに任せて人を殺し、ほしいままに雄牛の足の筋を切った。彼らの怒りは、激しいゆえにのろわれ、彼らの憤りは、はなはだしいゆえにのろわれる。わたしは彼らをヤコブのうちに分け、イスラエルのうちに散らそう。

ユダよ、兄弟たちはあなたをほめる。あなたの手は敵のくびを押え、父の子らはあなたの前に身をかがめるであろう。ユダは、ししの子。わが子よ、あなたは獲物をもって上って来る。彼は雄じしのようにうずくまり、雌じしのように身を伏せる。だれがこれを起すことができよう。つえはユダを離れず、立法者のつえはその足の間を離れることなく、シロの来る時までに及ぶであろう。もろもろの民は彼に従う。彼はそのろばの子をぶどうの木につなぎ、その雌ろばの子を良きぶどうの木につなぐ。彼はその衣服をぶどう酒で洗い、その着物をぶどうの汁で洗うであろう。その目はぶどう酒によって赤く、その歯は乳によって白い。

ゼブルンは海辺に住み、舟の泊まる港となって、その境はシドンに及ぶであろう。

イッサカルはたくましいろば、彼は羊のおりの間に伏している。彼は定住の地を見て良しとし、その国を見て楽しとした。彼はその肩を下げてにない、奴隷となって追い使われる。

ダンはおのれの民をさばくであろう、イスラエルのほかの部族のように。ダンは道のかたわらのへび、道のほとりのまむし。馬のかかとをかんで、乗る者をうしろに落とすであろう。主よ、わたしはあなたの救を待ち望む。

ガドには略奪者が迫る。しかし彼はかえって敵のかかとに迫るであろう。

アセルはその食物がゆたかで、王の美味をいだすであろう。

ナフタリは放たれた雌じか、彼は美しい子じかを生むであろう。

ヨセフは実を結ぶ若木、泉のほとりの実を結ぶ若木。その枝は、かきねを越えるであろう。射る者は彼を激しく攻め、彼を射、彼をいたく悩ました。しかし彼の弓はなお強く、彼の腕は素早い。これはヤコブの全能者の手により、イスラエルの岩なる牧者の名により、あなたを助ける父の神により、また上なる天の祝福、下に横たわる淵の祝福、乳ぶさと胎の祝福をもって、あなたを恵まれる全能者による。あなたの父の祝福は永遠の山の祝福にまさり、永久の丘の賜物にまさる。これらの祝福はヨセフのかしらに帰し、その兄弟たちの君たる者の頭の頂に帰する。

ベニヤミンはかき裂くおおかみ、朝にその獲物を食らい、夕にその分捕物を分けるであろう」。

すべてこれらはイスラエルの十二の部族である。そしてこれは彼らの父が彼らに語り、彼らを祝福したもので、彼は祝福すべきところに従って、彼らおのおのを祝福した。

ユダとヨセフの祝福

これらヤコブの12人の子供たちがイスラエルの12部族となり、それぞれの部族はどのような特徴を持つのかということが、ここには記されています。一見して、ユダとヨセフに多くの祝福があることが分かります。

いかがでしたか

参考になりましたら「いいね!」でお知らせください。また、シェアのご協力もよろしくお願いします。今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。

本をお求めください

本の表紙Amazonから「日本人の信仰が世界を救う—元キリスト教牧師が語る神の国ニッポン」を出版しています。日本人の高い国民性のルーツは聖書にあること、イエスの教えはキリスト教よりむしろ「日本人の信仰」の中に引き継がれていることが分かります。ぜひ、お読みください。詳しくはこちらをご覧ください。

目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA