水、土曜日は「イスラエル12部族に関する聖書預言と日本」というテーマでお伝えしています。日本とイスラエルに何らかの関係があるとすれば、聖書に書いてあるイスラエル12部族に関する預言は日本人と無関係ではないということになります。今日はその5回目です。
エジプトでその数が増えたイスラエル
前回、イスラエル一族はヨセフを頼ってエジプトに移り住むようになったと聖書に書いてあることをお伝えしました。イスラエルはエジプトでその数を増やしていきます。
旧約聖書 出エジプト記 1章1~7節
さて、ヤコブと共に、おのおのその家族を伴って、エジプトへ行ったイスラエルの子らの名は次のとおりである。すなわちルベン、シメオン、レビ、ユダ、イッサカル、ゼブルン、ベニヤミン、ダン、ナフタリ、ガド、アセルであった。ヤコブの腰から出たものは、合わせて七十人。ヨセフはすでにエジプトにいた。そして、ヨセフは死に、兄弟たちも、その時代の人々もみな死んだ。けれどもイスラエルの子孫は多くの子を生み、ますますふえ、はなはだ強くなって、国に満ちるようになった。
イスラエルに恐れを感じたエジプト王
世代が変わり、新しいエジプト王は増え続けるイスラエルに脅威を感じ、重労働で苦しめます。しかし、苦しめれば苦しめるほど、イスラエルはその数が増えていきました。
旧約聖書 出エジプト記 1章8~14節
ここに、ヨセフのことを知らない新しい王が、エジプトに起った。彼はその民に言った、「見よ、イスラエルびとなるこの民は、われわれにとって、あまりに多く、また強すぎる。さあ、われわれは、抜かりなく彼らを取り扱おう。・・・」。
そこでエジプトびとは彼らの上に監督をおき、重い労役をもって彼らを苦しめた。・・・しかしイスラエルの人々が苦しめられるにしたがって、いよいよふえひろがるので、彼らはイスラエルの人々のゆえに恐れをなした。エジプトびとはイスラエルの人々をきびしく使い、つらい務めをもってその生活を苦しめた。
エジプトを脱出するイスラエル
絶えられないほどの苦しみの中で、イスラエルは神様に救いを求めます。神様はその祈りを聞き、モーセという人をリーダーに立てて、イスラエルをエジプトから救い出します。こうして、かつてヤコブに語られた神様の約束が実現します。
旧約聖書 出エジプト記 12章29~41節
夜中になって主はエジプトの国の、すべてのういご、すなわち位に座するパロのういごから、地下のひとやにおる捕虜のういごにいたるまで、また、すべての家畜のういごを撃たれた。・・・そこでパロは夜のうちにモーセとアロンを呼び寄せて言った、「あなたがたとイスラエルの人々は立って、わたしの民の中から出て行くがよい。・・・」。こうしてエジプトびとは民をせき立てて、すみやかに国を去らせようとした。彼らは「われわれはみな死ぬ」と思ったからである。・・・さて、イスラエルの人々はラメセスを出立してスコテに向かった。女と子供を除いて徒歩の男子は約六十万人であった。・・・イスラエルの人々がエジプトに住んでいた間は、四百三十年であった。四百三十年の終りとなって、ちょうどその日に、主の全軍はエジプトの国を出た。
神の民の契約
イスラエルの人たちがエジプトを脱出して、シナイという荒野まで来た時、神様はイスラエル民族に語りかけ、これから神の民として歩むのかどうかと問われ、イスラエル民族はあらためて神様と契約を結びます。
旧約聖書 出エジプト記 19章3~6節
さて、モーセが神のもとに登ると、主は山から彼を呼んで言われた、「このように、ヤコブの家に言い、イスラエルの人々に告げなさい、『あなたがたは、わたしがエジプトびとにした事と、あなたがたを鷲の翼に載せてわたしの所にこさせたことを見た。それで、もしあなたがたが、まことにわたしの声に聞き従い、わたしの契約を守るならば、あなたがたはすべての民にまさって、わたしの宝となるであろう。全地はわたしの所有だからである。あなたがたはわたしに対して祭司の国となり、また聖なる民となるであろう』。これがあなたのイスラエルの人々に語るべき言葉である」。
イスラエル民族に与えられた神様の戒め
こうして、モーセはイスラエル民族が守るべき神様の戒めを40日間にわたって受けます。そこには神様から授かった十の戒めが刻まれた石板を納める契約の箱、箱を納める聖なる幕屋の作り方も含まれています。それは旧約聖書出エジプト記、レビ記というところに記されています。少し長いですが、有名な箇所ですので、イスラエルに与えられた十の戒めをご紹介いたします。
旧約聖書 出エジプト記 20章1~17節
神はこのすべての言葉を語って言われた。「わたしはあなたの神、主であって、あなたをエジプトの地、奴隷の家から導き出した者である。あなたはわたしのほかに、なにものをも神としてはならない。
あなたは自分のために、刻んだ像を造ってはならない。上は天にあるもの、下は地にあるもの、また地の下の水のなかにあるものの、どんな形をも造ってはならない。それにひれ伏してはならない。それに仕えてはならない。あなたの神、主であるわたしは、ねたむ神であるから、わたしを憎むものは、父の罪を子に報いて、三四代に及ぼし、わたしを愛し、わたしの戒めを守るものには、恵みを施して、千代に至るであろう。
あなたは、あなたの神、主の名を、みだりに唱えてはならない。主は、み名をみだりに唱えるものを、罰しないでは置かないであろう。
安息日を覚えて、これを聖とせよ。六日のあいだ働いてあなたのすべてのわざをせよ。七日目はあなたの神、主の安息であるから、なんのわざをもしてはならない。あなたもあなたのむすこ、娘、しもべ、はしため、家畜、またあなたの門のうちにいる他国の人もそうである。主は六日のうちに、天と地と海と、その中のすべてのものを造って、七日目に休まれたからである。それで主は安息日を祝福して聖とされた。
あなたの父と母を敬え。これは、あなたの神、主が賜わる地で、あなたが長く生きるためである。
あなたは殺してはならない。
あなたは姦淫してはならない。
あなたは盗んではならない。
あなたは隣人について、偽証してはならない。
あなたは隣人の家をむさぼってはならない。隣人の妻、しもべ、はしため、牛、ろば、またすべて隣人のものをむさぼってはならない」。
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