【聖書預言と日本】アモス、オバデヤの預言

聖書

水、土曜日は「イスラエル12部族に関する聖書預言と日本」というテーマで書いています。日本とイスラエルとの間には何らかの関係があるとすれば、聖書に記されている預言は日本人と無関係ではないということになります。イスラエルについて、聖書には何が書かれているのでしょうか。今日はその20回目です。

預言者アモス

アモスはB.C.792-740年頃の預言者と言われていますので、北イスラエル、南ユダともにまだ捕囚とはなっていない時代の預言者と考えられます。その預言の言葉は旧約聖書アモス書に記されています。アモスもまたユダの罪とその裁きについて預言しました。

旧約聖書 アモス書 2章4、5節

主はこう言われる、「ユダの三つのとが、四つのとがのために、わたしはこれを罰してゆるさない。これは彼らが主の律法を捨て、その定めを守らず、その先祖たちが従い歩いた偽りの物に惑わされたからである。それゆえ、わたしはユダに火を送り、エルサレムのもろもろの宮殿を焼き滅ぼす」。

イスラエルの回復

しかし、神様はその後イスラエルを回復するという預言もしています。この場合の「イスラエル」とは「ユダ」と対比して「北イスラエル」のことを言っていると考えることもできますが、全イスラエル12部族の回復、南北統一イスラエル王国の回復と考えることもできると思います。

旧約聖書 アモス書 9章14、15節

わたしはわが民イスラエルの幸福をもとに返す。彼らは荒れた町々を建てて住み、ぶどう畑を作ってその酒を飲み、園を作ってその実を食べる。わたしは彼らをその地に植えつける。彼らは私が与えた地から再び抜きとられることはない」とあなたの神、主は言われる。

これから実現する預言

ここには「彼らは私が与えた地から再び抜きとられることはない」と預言されています。現在のイスラエル国は南ユダの二部族が中心であり、まだ全イスラエル12部族の回復とは言えないとすれば、まだ歴史上実現していない、これから実現する預言と考えることができると思います。

預言者オバデヤ

年代の特定は困難なようですが、南ユダのバビロン捕囚の頃の預言者ではないかと言われているようです。「あなた」とはエドム(エサウ)のことですが、エドムはヤコブ(イスラエル民族)が攻撃を受けた時に助けなかったので、神様から徹底的に滅ぼされると預言されています。エサウとヤコブはもともとは双子の兄弟であり、その末裔ですが、エサウはイスラエル民族には含まれなかったのです。

旧約聖書 オバデヤ書 1章10節、15節

あなたはその兄弟ヤコブに暴虐を行ったので、恥はあなたをおおい、あなたは永遠に断たれる。

主の日が万国の民に臨むのは近い。あなたがしたようにあなたもされる。あなたの報いはあなたのこうべに帰する。

イスラエル回復の預言

しかし、シオンの山(エルサレム)は聖なる所となる、とオバデヤもまたイスラエル回復の預言をしています。

旧約聖書 オバデヤ書 1章17、18節

しかしシオンの山には、のがれる者がいて、聖なる所となる。またヤコブの家はその領地を獲る。ヤコブの家は火となり、ヨセフの家は炎となり、エサウの家はわらとなる。彼らはその中に燃えて、これを焼く。エサウの家には残る者がないようになると主は言われた。

いかがでしたか

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投稿者: 吉村 忠敏

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