【聖書預言と日本】ダニエルの預言

水、土曜日は「イスラエル12部族に関する聖書預言と日本」というテーマで書いています。日本とイスラエルとの間には何らかの関係があるとすれば、聖書に記されている預言は日本人と無関係ではないということになります。イスラエルについて、聖書には何が書かれているのでしょうか。今日はその18回目です。

ダニエルに与えられた預言

ダニエルはバビロンに捕囚となった南ユダの人々の中にいました。その時、ダニエルに与えられた神様の預言が旧約聖書のダニエル書に記されています。そこにはバビロニア王国の後、どのような国々が統治するのかという預言に続いて、イスラエルの回復、永遠の王国、メシヤについての預言などが記されています。

旧約聖書 ダニエル書 9章24~27節

あなたの民と、あなたの聖なる町については、七十週が定められています。これはとがを終らせ、罪に終わりを告げ、不義をあがない、永遠の義をもたらし、幻と預言者を封じ、いと聖なる者に油を注ぐためです。それゆえ、エルサレムを建て直せという命令が出てから、メシヤなるひとりの君が来るまで、七週と六十二週あることを知り、かつ悟りなさい。その間に、しかも不安な時代に、エルサレムは広場と街路とをもって、建て直されるでしょう。その六十二週の後にメシヤは断たれるでしょう。ただし自分のためにではありません。またきたるべき君の民は、町と聖所とを滅ぼすでしょう。その終わりは洪水のように臨むでしょう。そしてその終わりまで戦争が続き、荒廃は定められています。彼は一週の間多くの者と、堅く契約を結ぶでしょう。そして彼はその週の半ばに、犠牲と供え物とを廃するでしょう。また荒す憎むべき者の翼に乗って来るでしょう。こうしてついにその定まった終わりが、その荒す者の上に注がれるのです」。

世の終わりに関する預言

これは世の終わりに関する預言だと記されています。メデア、ペルシャ、ギリシャについて、ペルシャは四つの国に分割され、南の王が強くなること。北の王と和親をはかること。しかし、南の王が北に攻め入り、勝つこと。しかし、北が南を打ち負かすことなどが記されています。

旧約聖書 ダニエル書 11章40~45節

終わりの時になって、南の王は彼と戦います。北の王は、戦車と騎兵と、多くの船をもって、つむじ風のように彼を攻め、国々にはいっていって、みなぎりあふれ、通り過ぎるでしょう。彼はまた麗しい国にはいります。また彼によって、多くの者が滅ぼされます。しかし、エドム、モアブ、アンモンびとらのうちのおもな者は、彼の手から救われましょう。彼は国々にその手を伸ばし、エジプトの地も免れません。彼は金銀の財宝と、エジプトのすべての宝物を支配し、リビヤびと、エチオピヤびとは、彼のあとに従います。しかし東と北からの知らせが彼を驚かし、彼は多くの人を滅ぼし絶やそうと、大いなる怒りをもって出て行きます。彼は海と麗しい聖山との間に、天幕の宮殿を設けるでしょう。しかし、彼はついにその終わりにいたり、彼を助ける者はないでしょう。

ダニエル自身も悟ることができない預言

そして、イスラエルの回復が預言されています。しかし、その多くはこれから先の未来に関する預言と考えられ、またダニエル自身も悟ることができず、具体的に何を指しているのか明確に知ることができない預言も含まれているように思います。

旧約聖書 ダニエル書 12章1~4節

その時あなたの民を守っている大いなる君ミカエルが立ちあがります。また国が始まってから、その時にいたるまで、かつてなかったほどの悩みの時があるでしょう。しかし、その時あなたの民は救われます。すなわちあの書に名をしるされた者は皆救われます。また地のちりの中に眠っている者のうち、多くの者は目をさますでしょう。そのうち永遠の生命にいたる者もあり、また恥と、限りなき恥辱をうける者もあるでしょう。賢い者は、大空の輝きのように輝き、また多くの人を義に導く者は、星のようになって永遠にいたるでしょう。ダニエルよ、あなたは終わりの時までこのこの言葉を秘し、この書を封じておきなさい。多くの者は、あちこちと探り調べ、そして知識が増すでしょう」。

旧約聖書 ダニエル書 12章6~13節

わたしは、かの亜麻布を着て川の水の上にいる人にむかって言った、「この異常なできごとは、いつになって終わるでしょうか」と。かの亜麻布を着て、川の水の上にいた人が、天に向かって、その右の手と左の手をあげ、永遠に生ける者をさして誓い、それは、ひと時とふた時と半時である。聖なる民を打ち砕く力が消え去る時に、これらの事はみな成就するだろうと言うのを、わたしは聞いた。わたしはこれを聞いたけれども悟れなかった。わたしは言った、「わが主よ、これらの事の結末はどんなでしょうか」。彼は言った、「ダニエルよ、あなたの道を行きなさい。この言葉は終わりの時まで秘し、かつ封じておかれます。多くの者は、自分を清め、自分を白くし、かつ練られるでしょう。しかし、悪い者は悪い事をおこない、ひとりも悟ることはないが、賢い者は悟るでしょう。常供の燔祭が取り除かれ、荒す憎むべきものが立てられる時から、千二百九十日が定められている。待っていて千三百三十五日に至る者はさいわいです。しかし、終わりまであなたの道を行きなさい。あなたは休みに入り、定められた日の終りに立って、あなたの分を受けるでしょう」。

いかがでしたか

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