水、土曜日は「イスラエル12部族に関する聖書預言と日本」というテーマで書いています。今日は新約聖書のマルコによる福音書に記されているイスラエルに関連する預言を紹介します。
エルサレム神殿破壊の預言
マルコによる福音書にもマタイによる福音書と同じように、エルサレム神殿破壊の預言がイエス・キリストの言葉として記されています。「宮」、「立派な建物」とはエルサレム神殿のことです。それはA.D.70に現実のこととなりました。神殿は燃え、溶け出した金が石と石の間に流れ込んだため、ローマ兵は一つ一つの石を丁寧にひっくり返して金を集め、「その石一つでもくずされないままで、他の石の上に残ることもなくなるであろう。」という預言は文字通り実現したと聞いたことがあります。
新約聖書 マルコによる福音書 13章1,2節
イエスが宮から出て行かれるとき、弟子のひとりが言った、「先生、ごらんなさい。なんという見事な石、なんという立派な建物でしょう」。イエスは言われた、「あなたは、これらの大きな建物をながめているのか。その石一つでもくずされないままで、他の石の上に残ることもなくなるであろう」。
過去にも未来にもないような患難
その日には過去にも未来にもないような患難があると預言されています。「選ばれた選民」とは、イスラエル12部族のことを指しているのでしょうか。確かに歴史上ユダヤ人は過去にも未来にもないような苦しみを味わったのではないかと思いますし、その期間が長引けば、地上の全てのユダヤ人が根絶されかねなかったのかもしれません。
新約聖書 マルコによる福音書 13章19、20節
その日には、神が万物を造られた創造の初めから現在に至るまで、かつてなく今後もないような患難が起るからである。もし主がその期間を縮めてくださらないなら、救われる者はひとりもないであろう。しかし、選ばれた選民のために、その期間を縮めてくださったのである。
人の子が来る
「人の子」とは旧約の預言者たちが預言したメシヤ、キリストのことだと考えられますが、「その日」には人の子が雲に乗って来るのを人々が見ると預言されています。そして、「そのとき、彼は御使たちをつかわして、地のはてから天のはてまで、四方からその選民を呼び集めるであろう。」と預言されています。「選民」とはイスラエル12部族のことでしょうか。このようなことはまだ歴史上実現していないことではないでしょうか。
新約聖書 マルコによる福音書 13章24~27節
その日には、この患難の後、日は暗くなり、月はその光を放つことをやめ、星は空から落ち、天体は揺り動かされるであろう。そのとき、大いなる力と栄光とをもって、人の子が雲に乗って来るのを、人々は見るであろう。そのとき、彼は御使たちをつかわして、地のはてから天のはてまで、四方からその選民を呼び集めるであろう。
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