「日本には世界一の『一般人』がいますよ。」と言うのは、日本在住17年のアメリカ人、スコット・キャロンさん。加藤恭子編「私は日本のここが好き!外国人54人が語る」からご紹介いたします。
日本に来て成長できた
研修生で来日にした頃の私は、アバウトな性格で「もういいや」と途中で諦めてしまうタイプでした。けれども日本に来たからこそ成長できたのだと思います。日本人は、真面目で勤勉、そして「質」をとても大事にすると思います。社会全体で常にエクサレンスをめざす。自分たちは気がついていないかもしれませんが、これはとても明白な素晴らしい利点です。
日本は健全な社会
そして、日本社会の最大の強みは、「一般人」です。日本には世界一の「一般人」がいますよ。米国のエリート教育はすごいと思いますが、エリートは一部の人間だけです。日本には優れた一般の人々が大勢いて、いつだって一生懸命。日本は健全な社会だと実感します。
日本は豊かな社会
米国は貧富の差が激しいですから、それこそ健康保険にも加入していないような人々がたくさんいます。日本には最低保障、セイフティーネットがあります。豊かな社会なのです。治安も世界一です。東京では、子どもを自由に外で遊ばせておくことができますし、バスや電車に一人で乗せることもできます。マンハッタンで子どもを一人で外に出すなんて到底考えられません。東京での生活の方がよっぽど充実した子ども時代を送れると思います。
アイ・ラブ・ジャパン!
最近、永住権を取得し、「一期一会」の発想から「いちご」という名前の投資顧問会社を設立しました。結局、私は「アイ・ラブ・ジャパン!」なのです。大好きな日本にずっと住み続けたいと考えています。(本からの引用は以上です。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本人の国民性に深い関係があると思います。外国の宗教の教典という考えをひとまず脇に置いて、日本人として、また人として神の前に正しく生きるとはどういうことなのかを考えるために聖書を読んでみてください。
新約聖書 ルカによる福音書 9章10~17節
使徒たちは帰ってきて、自分たちのしたことをすべてイエスに話した。それからイエスは彼らを連れて、ベツサイダという町へひそかに退かれた。ところが群衆がそれと知って、ついてきたので、これを迎えて神の国のことを語り聞かせ、また治療を要する人たちをいやされた。
それから日が傾きかけたので、十二弟子がイエスのもとにきて言った、「群衆を解散して、まわりの村々や部落へ行って宿を取り、食物を手にいれるようにさせてください。わたしたちはこんな寂しい所にきているのですから」。
しかしイエスは言われた、「あなたがたの手で食物をやりなさい」。彼らは言った、「わたしたちにはパン五つと魚二ひきしかありません。この大ぜいの人のために食物を買いに行くかしなければ」。というのは、男が五千人ばかりもいたからである。
しかしイエスは弟子たちに言われた、「人々をおおよそ五十人ずつの組にして、すわらせなさい」。彼らはそのとおりにして、みんなをすわらせた。イエスは五つのパンと二ひきの魚とを手に取り、天を仰いでそれを祝福してさき、弟子たちにわたして群衆に配らせた。みんなの者は食べて満腹した。そして、その余りくずを集めたら、十二かごあった。
神の国のこと
使徒たちが宣教から戻ると、イエス・キリストは彼らを人のいない所へ連れて行こうとしたようです。休息を与えるためだったのかもしれませんが、群衆はイエスと弟子たちを求めて、ついて来てしまいました。しかし、イエス・キリストは彼らを追い返さないで、迎えて、神の国のことを語り聞かせ、治療が必要な人をいやしたと記されています。いつもイエス・キリストが人々に語ったことは、神に目を向け、神の前に正しく生きる神の国についてであったことが分かります。私たちは問題に目を向けやすいものですが、神に目を向けることが解決だと思います。
五つのパンと二ひきの魚
また、この箇所には五つのパンと二ひきの魚で、群衆を満腹させ、その余りくずを集めたら、十二かごあったという出来事が記されています。少なくとも、何かのたとえとか、教えとは書いてありませんので、ルカは事実の記録としてこれを記しているのではないでしょうか。そうだとすれば、これもまたイエス・キリストを通して、神の超自然的な力が働いていたということを示す出来事ではないかと思います。目には見えませんが、このように今も生きて働いている神に目を止めることが神を中心にすることだと思います。
いかがでしたか
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本書の目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」
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