【日本人と日本文化】衝撃的だった被爆者の言葉

夕暮れの長崎港

「私には、忘れられない日本の風景があります。」と語るのは、日本滞在17年のアメリカ人、デイビッド・ハウェンシュタインさん。加藤恭子編「私は日本のここが好き!外国人54人が語る」からご紹介いたします。

長崎の稲佐山の頂上から見た景色

あの日、私は日没を見ようとケーブルカーに乗りました。山頂からは、夕日に染まる港と山と町とが見渡せました。目の前に広がる景色の中に海と山が同時に見える、そのような経験は初めてです。港からは、汽笛が聞こえてきました。何ともいえない感動を覚えました。

日本の交通機関は、たぶん世界で一番優れているでしょう

日本の鉄道の発着時刻は非常に正確なので便利です。それに、他の国と比較して、治安が非常に良く、教育レベルが高いことも日本が誇れることです。私が求める要素をたくさん持っている場所、それが日本なのです。もし、子供の頃の私が日本のことを詳しく知っていたなら、きっと「将来は日本に住みたい」と言ったに違いありません。

初めて日本を訪れたのは大学卒業後の1983年のことです

長崎YMCAの英会話講師として採用され、2年間長崎に滞在しました。大学で私が専攻したのは、哲学、英文学、そして平和についての勉強をするピース・スタディの3科目でした。ピース・スタディの授業では、原爆の被害にあった広島や長崎についても学びました。

長崎で被爆者の話を聞きました

そのとき耳にした彼の言葉はとても衝撃的でした。「アメリカが悪いとか日本が悪いとか言いたくありません。私たちは、これから世界の平和のためにがんばりましょう。」彼は誰も責めていません。彼の中にあるのは恨みや怒りではなく、平和を願う心のみです。私は心から彼を尊敬しました。

再び日本へ

長崎で2年間を過ごした後、半年以上ヨーロッパやアジアの国々を訪ね歩き、その後、大学院で国際関係やMBAの勉強をしました。そして、再び日本へ戻ってきました。私の好きな日本へ。

家族を大切に思う気持ち

日本で暮らし、いろいろな人と接してみて、日本人は家族を大切に思う気持ちが強いと感じました。その気持ちを、アメリカ人も見習うと良いと思います。アメリカの問題点の一部でもある、離婚率と孤児を少なくするためにも。

日本に住み続けたい

日本に定住するようになってから17年が経とうとしていますが、できればこれからも日本に住み続けたいと考えています。日本を拠点に、国内外のエコツアーを企画する、それが今考える私の将来への希望です。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

恨み、憎しみ、怒り、そして人を責める。たとえそうであったとしても、無理もないことだと思います。しかし、それは人間の思いであり、その思いを中心にすれば、自分も、また人も滅ぼしてしまうでしょう。その思いを中心にしないで、世界の平和のために頑張る。それは神の思いを中心にすることだと思います。イエス・キリストは、人間を中心にしないで、神を中心にして生きることが救いだと教えました。それは何かの宗教をやることではなく、生き方の問題です。宗教の教典という考えを脇に置いて、聖書を読んでみてください。

新約聖書 ルカによる福音書 9章37~45節

翌日、一同が山を降りて来ると、大ぜいの群衆がイエスを出迎えた。すると突然、ある人が群衆の中から大声をあげて言った、「先生、お願いです。わたしのむすこを見てやってください。この子はわたしのひとりむすこですが、霊が取りつきますと、彼は急に叫び出すのです。それから、霊は彼をひきつけさせて、あわを吹かせ、彼を弱り果てさせて、なかなか出て行かないのです。それで、お弟子たちに、この霊を追い出してくださるようにお願いしましたが、できませんでした」。

イエスは答えて言われた、「ああ、なんという不信仰な、曲った時代であろう。いつまで、わたしはあなたがたと一緒におられようか、またあなたがたに我慢ができようか。あなたの子をここに連れてきなさい」。

ところが、その子がイエスのところに来る時にも、悪霊が彼を引き倒して、引きつけさせた。イエスはこの汚れた霊をしかりつけ、その子供をいやして、父親にお渡しになった。人々はみな、神の偉大な力に非常に驚いた。

みんなの者がイエスのしておられた数々の事を不思議に思っていると、弟子たちに言われた、「あなたがたはこの言葉を耳におさめて置きなさい。人の子は人々の手に渡されようとしている」。しかし、彼らはなんのことかわからなかった。それが彼らに隠されていて、悟ることができなかったのである。また彼らはそのことについて尋ねるのを恐れていた。

神の偉大な力

ここには悪霊、汚れた霊というものがあって、人に取りつき、苦しめるということが記されています。弟子たちにはこれを追い出すことができませんでしたが、イエス・キリストは悪霊をしかりつけ、子供をいやしたと書かれています。神の超自然的な力がイエス・キリストを通して働いていたことを示しているのだと思います。それを見た人々は、これは「神の偉大な力」であると理解し、非常に驚いたと記されています。

不信仰な曲がった時代

しかし、ここにはイエス・キリストが不信仰な曲がった時代を嘆かれたことが記されています。それは人間中心、自己中心で、神を中心にして生きようとしていない時代を嘆かれたということではないでしょうか。イエス・キリストが十字架につけられる時が近づいており、共にいられる時間も限られて来ました。自分の思いを退け、神を中心にして正しく生きることを、いつまでも先延ばしにしていてはいけないと思います。

いかがでしたか

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本書の目次

一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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