日本のカレーライス、カレーうどんは「日印友好親善合体料理」と語るのは、日本生まれのインド人、G.M.ナイルさん。加藤恭子編「私は日本のここが好き!外国人54人が語る」からご紹介いたします。
日本にやって来た父
僕の父、A.M.ナイルは、昭和三年、京都大学の留学生として日本にやってきました。高校生の頃からインドで独立運動に参加していた父は、来日後も活動を続け、太平洋戦争が始まる前に日本女性と結婚しました。
「日本無罪論」を陰で支えた
インドのため、日本のために運動を続けてきた父は戦争が終わった途端、腑抜けになってしまったのですが、東京裁判でパール判事が来日すると、通訳を務めることになりました。帝国ホテルに泊まりがけで行って、日本のバックグラウンドについて説明したそうです。判事が唱えた「日本無罪論」を陰で支えたんですね。
「ナイルレストラン」を始める
やがてインド独立の報に接すると、政治運動しかしたことがなかった人ですから、どうしていいかわからなくなってしまった。それでも家族を食べさせていかなくてはならない。「じゃ、カレー屋でもやるか」と、昭和二十四年、銀座の片隅に開いたのが「ナイルレストラン」です。
自分のものにしてしまう日本人
日本のカレーライスやカレーうどんは、すごいものです。どう見たってインド料理じゃない。かといって日本古来の料理でもない。僕からすれば「日印友好親善合体料理」です。日本人が素晴らしいのは、このカレーに代表されるように、何でも外国の文化を自分のものにして受け入れてしまうところです。
「助六」の地方として唄う
僕は日本の伝統文化も大好きで、清元(きよもと)の名取を持っています。店が歌舞伎座の近所なものですから、いつの間にかハマってしまったんですね。海老蔵襲名公演では、「助六」の地方(じがた)として唄いました。
今こそ出直さなきゃいけない
講演をするとき、僕は「日本人は勤勉だった」と過去形で話します。店には日本人とインド人のコックがいますが、インド人のコックは二倍働きます。確かに日本はリッチになりましたが、果たして本当の金持ちと言えるのでしょうか。今こそ褌を絞めなおして出直さなきゃいけない。日本に愛情がなかったら、こんなことは言いません。(本からの引用は以上です。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本人の文化、習慣にも深い関係があると考えられます。外国の宗教の教典という考えはひとまず脇に置いて、本来日本人が大切にしてきた心を取り戻すために聖書を読んでみてください。
新約聖書 ルカによる福音書 8章1~3節
そののちイエスは、神の国の福音を説きまた伝えながら、町々村々を巡回し続けられたが、十二弟子もお供をした。また悪霊を追い出され病気をいやされた数名の婦人たち、すなわち、七つの悪霊を追い出してもらったマグダラと呼ばれるマリヤ、ヘロデの家令クーザの妻ヨハンナ、スザンナ、そのほか多くの婦人たちも一緒にいて、自分たちの物をもって一行に奉仕した。
神の国の福音
イエスは十二弟子の他に多くの婦人たちも一緒に町々村々を巡回し続けたことが記されています。巡回した町々村々でイエスが伝えたのは、ここでも「神の国の福音」と記されています。それは神を中心とする国ということであり、間もなく神の国が来るということだと思います。だから、自己中心、人間中心、罪を退けて、神を中心にして生きるようにと教えたのだと思います。それが福音、つまり良い知らせであり、救いであるということだと思います。
いかがでしたか
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2018年2月2日(金)タピ大決定!
今回は「古代史に見る日本人とユダヤ人の不思議な関係(3)~キャンピングカーで行く古代ユダヤ人ゆかりの地を巡る旅」と題して、昨年の夏に訪問した石川県宝達町にある「モーゼの墓」、京都府丹後にある日本最古の神社の一つ「元伊勢籠(この)神社」のレポートを、道の駅情報などキャンピングカーの旅行の魅力を交えながらお伝えしたいと思います。お近くにお住いの方はぜひお出でください。参加費無料、予約も要りません。お待ちしております。詳しくはタピ大をご覧ください。
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三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
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五章 「人生の目的」
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