【日本人と日本文化】当たり前のレベルが違う日本

日本の大工さん

「もっと自国のよさに誇りを持ってほしい」と語るのは、日本在住40年のアメリカ人、田丸メリー・ルイスさん。加藤恭子編「私は日本のここが好き!外国人54人が語る」からご紹介いたします。

日米の飛行機

父の仕事で日本にきたのが、1953年。父は1979年に日本で死去し、母は二年後にアメリカへ戻り、今はカリフォルニアに独りで住んでいます。年に三回くらい母の様子を見に行くので、日米の飛行機で往復する機会が増えました。

日米の乗務員の違い

日米の乗務員の客扱いの態度は非常に違う。日本人の乗務員の動きは静かで穏やか。客の前にコーヒー一つ置くにしても、客のことを考えてそっと置く。こちらの心が和みます。それに比べてアメリカ人の乗務員は、さっさと置く。自分を中心にした動作です。

仕事に対する考え方が違う

日本人は、ちゃんとした仕事をしようとする。壁紙を貼り替えたり、じゅうたんを替えたり、どんな小さな仕事もきちんとこなし、5時になっても投げ出さない。終わるまで続け、それぞれが自分の仕事に誇りを持っている。

アメリカではごく僅か

アメリカにもそういう仕事をする人はいるけれど、ごく僅か。例えば自動車の修理にしても、他のことでも、かなりいい加減。ちゃんとさせるためには、大きな声で苦情を言い、要求しなければならない。どれだけこちらが強くでるか、ネゴシエーションにかかっている面があります。

それが誇りであり、名誉

日本では、そんなことをする必要がない。「これが正しいことだ。自分はそれを正当に行う」と相手が自然にしてくれるからです。他人のためというより、自分自身の満足のいくまで仕事をする。それが誇りであり、名誉なのです。そうするのが当たり前だからなのだと思います。

日本人は個性がないか

アメリカでは日本人が〝皆同じ〟で個性がないと批判することがあります。でもそのよい面は、社会に秩序と安心感を与えることです。個性がないとか、女性が弱い立場に置かれているというのも実態とは違う。日本人はそれぞれに個性的だし、女性は強いですよ。

日本人は自信と誇りを持つべき

日本人は他国からの否定的な言葉に、それがほんのちょっとしたものでも、とても敏感です。特に西欧からの批判には。批判など気にしないで、もっと自国のよさに誇りを持ってほしいと私は願っています。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本人の文化、伝統、国民性に深い関係があると私は考えています。外国の宗教の教典としてではなく、日本人が大切にしてきた心を知るために聖書を読んでみてください。

新約聖書 ルカによる福音書 9章51~56節

さて、イエスが天に上げられる日が近づいたので、エルサレムへ行こうと決意して、その方へ顔をむけられ、自分に先立って使者たちをおつかわしになった。そして彼らがサマリヤ人の村へはいって行き、イエスのために準備をしようとしたところ、村人は、エルサレムへむかって進んで行かれるというので、イエスを歓迎しようとはしなかった。

弟子のヤコブとヨハネとはそれを見て言った、「主よ、いかがでしょう。彼らを焼き払ってしまうように、天から火をよび求めましょうか」。イエスは振りかえって、彼らをおしかりになった。そして一同はほかの村へ行った。

天にあげられる日

「天にあげられる」とは、ユダヤ教の指導者たちから苦しめられ、十字架につけられて死ぬことを言っているのだと思います。いよいよイエスは十字架につけられるために南ユダの首都エルサレムに向かう決意をしたということでしょう。

サマリヤ人の村

イエスは自分に先立って使者たちをつかわしました。サマリヤ人とは、北イスラエルのアッシリヤに捕囚とならなかった農民たちで、イスラエル以外の人々と雑婚させられた人々です。もともと南ユダの人々は北イスラエルの人々と敵対していましたが、特に民族の純潔を奪われたサマリヤ人のことを差別していたようです。サマリヤ人もまた南ユダの人々であるイエスとその一行を快く思っていなかったのかもしれませんし、南ユダの首都エルサレムに向かうということも面白くなかったのかもしれません。

ヤコブとヨハネをしかる

歓迎してくれないということで、ヤコブとヨハネは天から火をよび求めましょうかと言いました。自分の思いや計画に反対するなら、力づくでも退ける。しかし、たとえそれが神様の願いにかなった正しい計画であったとしても、それは自己中心ではないでしょうか。イエスは彼らをしかり、黙ってほかの村へ行ったと記されています。

神の計画は成る

それが本当に神から出ている計画であるなら、人間が力づくで進めなくても、必ず成るでしょう。それは人間が実現するのではなく、神が実現されるということだと思います。神を中心にしなければならないと思います。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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