日本とイスラエルに関連する事柄について、アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。
孤児のような言語
多くの言語学者たちが、日本語と他言語との間に、何らかの繋がりや関係を見出そうと努力を続けているが、いまだその努力は報われていない。比較的規模が大きく、発展している諸民族の言語の中で、その言語が所属する語族や「母体」をはっきりと特定できない言語は、日本語を除いてはほとんど存在しない。日本語は母も兄弟も存在しない、孤児のような言語と言える。
完全に隔離されていたとは考えにくい
たしかに日本民族は、島々に外部と離れて住んでいた民族ではあるが、日本民族がその言葉と共に誕生し、日本人独自にその言語を発展させるほど、完全に外部から隔離されていたとも考えにくい。
説明できない多くの言葉
さらに多くの研究者が認めているのは、古代の日本語には、日本語でも外国語でも説明することのできない、多くの言葉が存在しているということである。そのような言葉は古事記や日本書紀、またその他の古代文書に登場するが、その多くは一度しか使われず、日本語の中には類語も語源も存在しない。
日本語の独自性
日本語には男性形・女性形は存在せず、単数複数の区別もない。動詞は文の最後に来る。「ン」以外のすべての音節は開音節である。過去形と未来形の区別、一人称、二人称、三人称の違いもない。それらの違いをはっきりさせるためには、特別な言葉をつなぐ必要がある。
発音することもできない
古代日本語を現代日本語に書き直す場合、もとの言葉の意味が、ほとんど理解不可能なほど不明瞭になる場合がある。母音には長母音と短母音が存在するが、音節にアクセントはない。何より難しいのは、古代日本語のテキストに書かれた文字の、当時の音声を正確に発音することである。
日本語の起源
その理由は、私の考えによれば、日本語の研究者たちが、日本語の起源は紀元前7世紀にイスラエル人によってヤマトの国に持ち込まれたアラム語混じりの古代ヘブライ語であるということを突き止めていないからである。しかし、その後何世代も経ているうちに、その起源が認識できなくなるほどに変化してしまったのである。
日本語の発音
日本人の持つ特別な発音には、イスラエル諸部族が長旅の中で通過し、また一時的に定住してきた地域の諸民族が持つ発音や、日本古来の諸部族が持っていた発音なども含まれており、さらには紀元5世紀ごろから取り入れられた漢字の影響もあり、日本語の中に数千と残っているはずのヘブライ語の発音も大きく変化した。
ヘブライ語、アラム語起源
日本語ではその意味や解説、また前後関係などが解明できない数多くの単語も、ヘブライ語やアラム語の意味や音で解読可能となる場合がある。(本からの引用は以上です。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本人のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人のルーツを知るために聖書を読んでみてください。
新約聖書 ヨハネの福音書 1章19~28節
さて、ユダヤ人たちが、エルサレムから祭司たちやレビ人たちをヨハネのもとにつかわして、「あなたはどなたですか」と問わせたが、その時ヨハネが立てたあかしは、こうであった。すなわち、彼は告白して否まず、「わたしはキリストではない」と告白した。
そこで、彼らは問うた、「それでは、どなたなのですか、あなたはエリヤですか」。彼は「いや、そうではない」と言った。「では、あの預言者ですか」。彼は「いいえ」と答えた。
そこで、彼らは言った、「あなたはどなたですか。わたしたちをつかわした人々に、答を持って行けるようにしていただきたい。あなた自身をだれだと考えるのですか」。
彼は言った、「わたしは、預言者イザヤが言ったように、『主の道をまっすぐにせよと荒野で呼ばわる者の声』である」。
つかわされた人たちは、パリサイ人であった。彼らはヨハネに問うて言った、「では、あなたがキリストでもエリヤでもまたあの預言者でもないのなら、なぜバプテスマを授けるのですか」。
ヨハネは彼らに答えて言った、「わたしは水でバプテスマを授けるが、あなたがたの知らないかたが、あなたがたの中に立っておられる。それがわたしのあとにおいでになる方であって、わたしはその人のくつのひもを解く値うちもない」。
これらのことは、ヨハネがバプテスマを授けていたヨルダンの向こうのベタニヤであったのである。
バプテスマのヨハネ
ここに記されている「ヨハネ」は、ヨハネによる福音書の著者ではなく、バプテスマのヨハネと呼ばれる人物であることが分かります。当時、この人がキリストではないかと思われるような人物であったことが分かります。
キリストが来られる
しかし、ヨハネ自身は、そうではなく、預言者イザヤが言った者だと答えました。パリサイ人たちは、よく分からなかったのかもしれません。なぜバプテスマ、つまり水による清めの儀式を行うのかと問いました。ヨハネの答えは、主の道を整えるためだという意味だったのではないでしょうか。これからキリストが来るということだったのでしょう。
いかがでしたか
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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