【日本人と日本文化】年寄りが生き生きした国

「私が日本で一番驚いたのが、実はこのこと。〝元気なおばあさん〟たちの存在なんです。」と語るのは、日本滞在4年のインド人、プリティ・チョウハンさん。加藤恭子編「続・私は日本のここが好き!外国人43人が深く語る」からご紹介いたします。

とてもエネルギッシュ

インドでは50歳、60歳になったら、「あぁ 私はもう歳をとってしまった」とただ毎日過ごしているような人が多いのに、日本では全然違いますね。70歳、80歳になっても髪を整え、お化粧をして、きれいな服を着てお洒落をして表に出かけていく。とてもエネルギッシュ、そして楽しそうです。歳をとっても、仕事やボランティアなどをして、他の人の役に立とうとする方も大勢います。素晴らしいことですね。

日本人の仕事への誠実さ

日本とインドを比べて、違っている点、その中で私が好きなところ、驚いたことは、他にもたくさんあります。まず、第一に〝日本人の仕事への誠実さ〟です。これは、私の家族がインド料理のレストランをやっていて、日本の人たちと一緒に働いているので特に感じることです。

とても信頼しています

もちろん、私の家族たちも一生懸命働いています。でも、それは私たちのお店だからです。日本人たちは、雇われて仕事として働いているにもかかわらず、同じように一生懸命働いてくれます。夫は日本人の仕事に対する誠実さや真面目さを、とても信頼しています。

安心して、任せておける

また、店を改装した時にも、インドとはまったく違ったことがあったので驚きました。夫が改装中の店の現場に行ったのは、工事が始まった時と終わった時だけ。これがもしインドでしたら、工事の間はずっと夫か、もしくは人を雇って、誰かしら監視する人が現場にいなければなりません。

すべてに共通しています

でも、改めて考えてみると、私が日本で特に素晴らしいといつも感心している様々なことはすべて、この〝日本人の仕事への誠実さ〟によってもたらされているのだと気づきます。電車やバスが時間どおりにちゃんと来ることや、日本製のモノの品質が信頼できること、店や通りや町がいつもきれいに保たれていることなど、日本のいいところすべてに共通しています。一人ひとりが、誰にも見られていなくても、自分のやるべきことをやろうと真面目に努力している。それが日本をここまで進歩させた、優れた国にしたのだと思います。

公平に扱ってもらえます

次に日本と私の国が違うと感じ、素晴らしいと感じている点は、〝公共のサービスを受ける時に公平なこと〟です。具体的に言うと、例えば市役所に行って、何か手続きをする時に、職員の中に個人的に知っている人がいなくても、または、便宜を図ってもらうために特別な贈り物や賄賂を払わなくても、私は他の日本の人たちと同様に、公平に扱ってもらえます。

政府を信頼できること

それから、年金や税金、社会保険料など、ちゃんと支払っていれば、それらの対価であるサービスをきちんと受けられますね。そういう点で自分の国の政府を信頼できることも、日本の人はあまり気がついていないかもしれませんが、日本のとてもいいところの一つです。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本人の優れた国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を読んでみてください。

新約聖書 ルカによる福音書 23章32~38節

さて、イエスと共に刑を受けるために、ほかにふたりの犯罪人も引かれていった。されこうべと呼ばれている所に着くと、人々はそこでイエスを十字架につけ、犯罪人たちも、ひとりは右に、ひとりは左に、十字架につけた。

そのとき、イエスは言われた、「父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」。人々はイエスの着物をくじ引きで分け合った。民衆は立って見ていた。

役人たちもあざ笑って言った、「彼は他人は救った。もし彼が神のキリスト、選ばれた者であるなら、自分自身を救うがよい」。兵卒どももイエスをののしり、近寄ってきて酢いぶどう酒をさし出して言った、「あなたがユダヤ人の王なら、自分を救いなさい」。イエスの上には、「これはユダヤ人の王」と書いた札がかけてあった。

父よ、彼らをおゆるしください。

イエスは人々の罪の赦しを求めて父なる神に祈りました。何をしているのか自分で分かっていない。罪を中心にし、神が中心でないなら、本人は良かれと思っていることであっても、全くの的外れなことに違いない。まず、神に立ち帰らなければならないでしょう。

彼は他人は救った

役人たちはイエスが人々を救ったと認識していました。そのイエスをなぜ十字架につけて殺さなければならなかったのでしょうか。それはイエスがご自身をキリストだと言ったからでしょう。彼らの宗教はそれを受け入れることができませんでした。宗教ではなく、良心で判断するなら、何が正しいことであるのか分かったのではないでしょうか。

いかがでしたか

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目次

第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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