【日本とイスラエル】神武天皇の秘密

書籍「失われた十部族の足跡」

日本とイスラエルに関連する事柄について、アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。

神武天皇

神武天皇は、日本最初の統一王朝の創始者であり、世界の多くの皇帝や王朝が失われた今日も、なお連綿と存続し、125代を数える王朝の初代天皇である。

天皇という呼称

「天皇」という呼称の日本語の意味は「天の皇子」という意味であり、今日に至るまで、全ての王がこの称号で呼ばれている。古事記や日本書紀の記述によれば、神武天皇は稀有な指導力を持った人物であり、最後の土地に落ち着くまでの長い道のり、彼の民を導き続けた。

神武天皇の高い倫理性

「約束の地」に入るまでの長い旅路の中で、彼が表した高い倫理性と彼が定めた法とは、その後の全世代にわたり、日本人の魂に深く刻み込まれている。古事記、日本書紀によれば、神武天皇とその民とは、父祖たちに約束された土地に向かって一つの場所を出発する。彼等「天孫」を、数多くの苦難が襲い、彼らは疲れ果てて荒れ野や険しい山岳地帯の谷間を歩き、船で海を渡り、目的地に向かって行く。

神武天皇の東征

東征に出発してから4年の歳月が流れたとき、豪族の長ナガスネヒコを先頭とする巨大な軍隊が、天孫の軍を迎え撃った。ヘブライ語で「ナガスネ」は「ネガ・ソンイー」(私の敵の苦悩)という意味に解釈できる。(聖書のアマレクのような存在か?)神武軍は命からがら敗走し、神武の兄の一人が戦いで傷を負った。彼らは約束の地に向かう迂回ルートを探すが、険しい山中で道に迷い、容赦なく襲う寒さと熱とに疲れ、さらに有毒な霧の満ちる場所に入り込んでしまう。

八咫烏(やたがらす)

その後、神武天皇の夢にアマテラスが現れ、カラスを遣わして道案内をさせるということを告げる。その時神武天皇は、彼の忠実な僕である日臣(ヒノオミ)に命じて民を誘導させる。そこでヒノオミはカラスを追いかけながら、約束の地に向けて民の道案内をした。神武天皇とその民が長い東征の旅を終えて約束の地に入ったのは、紀元前667年のことである。私の考えでは、この年か、またはそれから10年ほどの間に、北ルートの先遣隊が日本に到着した。

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の文化、伝統、歴史、信仰のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を読んでみてください。

新約聖書 マタイによる福音書 14章1~12節

そのころ、領主ヘロデはイエスのうわさを聞いて、家来に言った、「あれはバプテスマのヨハネだ。死人の中からゆみがえったのだ。それで、あのような力が彼のうちに働いているのだ」。

というのは、ヘロデは先に、自分の兄弟ピリポの妻ヘロデヤのことで、ヨハネを捕えて縛り、獄に入れていた。すなわち、ヨハネはヘロデに、「その女をめとるのは、よろしくない」と言ったからである。そこでヘロデはヨハネを殺そうと思ったが、群衆を恐れた。彼らがヨハネを預言者と認めていたからである。

さてヘロデの誕生日の祝に、ヘロデヤの娘がその席上で舞をまい、ヘロデを喜ばせたので、彼女の願うものは、なんでも与えようと、彼は誓って約束までした。すると彼女は母にそそのかされて、「バプテスマのヨハネの首を盆に載せて、ここに持ってきていただきとうございます」と言った。

王は困ったが、いったん誓ったのと、また列座の人たちの手前、それを与えるように命じ、人をつかわして、獄中でヨハネの首を切らせた。その首は盆に載せて運ばれ、少女にわたされ、少女はそれを母のところに持って行った。それから、ヨハネの弟子たちがきて、死体を引き取って葬った。そして、イエスのところに行って報告した。

ヘロデはヨハネを殺したかったのか

ヘロデはバプテスマのヨハネに罪を指摘され、ヨハネを憎み、獄に入れた。殺そうと思ったが、群衆を恐れたとある。ところが、ヘロデヤの娘に求められて、断るに断れず、ヨハネの首を切らせたとある。ヘロデはヨハネを殺したかったのか、それとも殺したくなかったのか。

何を中心にするのか

自分の思いを中心にするなら、ヘロデはヨハネを殺したかったのではないだろうか。群衆がいなければ、または誰にもそのことが分からなければ、彼はヨハネを殺していたのかもしれない。しかし、それは決して正しくない、正当化することのできないことであることも分かっていたのかもしれない。何を中心にするのか。それによって、人の生き方は大きく変わってしまいます。

いかがでしたか

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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