日本とイスラエルに関連する事柄について、アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。
「神武」とは一体だれだったのか
日本の伝承は「天孫民族」を日本に導いた指導者を、かの偉大な伝説的指導者モーセと同等の偉大な人物であるとみなしたが、しかしどういう理由からかは推測するしかないが、彼の本名を覆い隠して、彼を「神武」とのみ呼んだ。アフガニスタンからの旅を導き、彼らを日本に導き入れて定住させた神武とは一体だれであったのだろうか。
二度の追放
私の考えでは、日本の伝承に登場する天から地上に住むために追放された指導者は、実は「天」から二度追放されたのである。まずはアッシリア人によって、日本の神話では遥か雲霧に包まれて見えなくなっている地、古代イスラエルの地から追放された。
日本に到着した時期
そして次に、彼が務めていた高貴な任務から追放された。つまり、十部族の先遣隊を、「とても地上的」である土地、日本まで引き連れてきた指導者とは「アマテラス」の勇敢、かつ乱暴な弟である「スサノオ」である。彼が軍の長として日本に到着した時期(紀元前667年)は、日本の歴史にとって、モーセとイスラエルの民がイスラエルの地の入り口であるネボ山に到着した時と同じほど重大な時であった。しかし日本史を研究する歴史家の多くは、この年代については神話の間違いとしか考えない。
カモフラージュしたのではないか
スサノオの乱暴な行いによって、世界が暗くなるということが起きたため、日本の伝承は彼の本当の名前を隠そうとした。その事件にも関わらず、伝承はスサノオを尊敬すべき指導者と見做し、約束の地であり天孫民族の目的地であった日本の皇統の始祖としたが、その名前を「神武」とカモフラージュしたのではないか。(本からの引用は以上です。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の歴史のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開く時、そこに古くて新しい発見があるでしょう。
新約聖書 マタイによる福音書 16章5~12節
弟子たちは向こう岸に行ったが、パンを持って来るのを忘れていた。そこでイエスは言われた、「パリサイ人とサドカイ人とのパン種を、よくよく警戒せよ」。弟子たちは、これは自分たちがパンを持ってこなかったためであろうと言って、互に論じ合った。
イエスはそれと知って言われた、「信仰の薄い者たちよ、なぜパンがないからだと互に論じ合っているのか。まだわからないのか。覚えていないのか。五つのパンを五千人に分けたとき、幾かご拾ったか。また、七つのパンを四千人に分けたとき、幾かご拾ったか。わたしが言ったのは、パンについてではないことを、どうして悟らないのか。ただ、パリサイ人とサドカイ人とのパン種を警戒しなさい」。
そのとき彼らは、イエスが警戒せよと言われたのは、パン種のことではなく、パリサイ人とサドカイ人との教のことであると悟った。
信仰の薄い者たちよ
パリサイ人とサドカイ人とはユダヤ教の宗教的な指導者たちです。イエスは彼らのパン種によくよく警戒せよと言われましたが、弟子たちはパンのことだと勘違いしたようです。イエスは「信仰の薄い者たちよ」と言われました。ここでイエスが言われた「信仰」とは何でしょうか。それは神に目を留めて生きるということではないでしょうか。弟子たちは神に対する思いが薄く、人の世界のことだけに目が奪われていて、「信仰が薄い」と言われたのではないでしょうか。
パリサイ人とサドカイ人の教え
イエスがよくよく警戒せよと言われたパリサイ人とサドカイ人の教えとは何だったのでしょうか。彼らはユダヤ教の宗教指導者でありながら、その思いは神に向けられているのではなく、人の営みとしての宗教に向けられていたということではないでしょうか。そのような人間を中心とした宗教の教えにはよくよく警戒しなければならないということではないでしょうか。毎日の具体的な生活の中で、神に思いを向け、神の願いと喜びとなれるような生き方をすること。それは何かの宗教の信者になったり、その教えを守るということではありません。それは明確に区別する必要があるのではないでしょうか。
いかがでしたか
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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