【日本とイスラエル】建築様式による検証

日本とイスラエルに関連する事柄について、アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。

ベンアミ・シロニー教授

「ユダヤ人と日本人ほど全く異なり、ほとんど正反対の関係にある二つの社会を他に想像するのは難しい。」このようにベンアミ・シロニー教授は、その著書「ユダヤ人と日本人:成功したアウトサイダー」に書いている。

「一方は世界の隅々にまで散らされ、一方はその国土でほとんど途切れることなく歴史を紡いできた。一方は地理的な異種混合であり、一方は文化的に言語的に単一である。一方は国際的な経験が豊かで、一方は島国に住む人々のメンタリティーを持つ。一方は宗教的道徳的に厳格であり、一方は集団的美学的価値観を持つ。しかしこれら二つの民族の間には驚くべき類似点もある。そこには普通に考えられる類似と相違の範疇を超えた何かがあり、研究に値する・・。」

数多くの困難

日本語の由来を明らかにしようとする学者は多くの困難に遭遇するが、考古学的発見から日本人の遠い過去を復元しようとする時にも数多くの困難が伴う。その最大の理由は近代に至るまで日本の建築のほとんどは木材によってなされていたという事実である。しかし日本の典型的な建築様式を見れば、それが低温多雨の気候に適したものではなく、より高温で乾燥した地域、また熱帯や亜熱帯に適したものであることが分かる。

先祖の建築様式

日本人たちは先祖の建築様式をとても忠実に守ってきた。8世紀、奈良に首都を建設した時、数十万人という農民が招集されて建築作業に当たったが、建築家たちは民族の父祖たちが温暖で乾燥した西方から持ち運んできた建築様式を採用した。その都は長方形の形をしており、通りは糸で計ったかのように真っすぐな格子型に作られていた。天皇の宮殿は町の北側に建ち、町の大きさは長い辺が4.8キロメートル、短い辺が4.5キロメートルであった。貴族らの家も庶民の家も皆、木造、瓦葺きで、木製の柵は鮮やかな色で塗られていた。一時は十万人の人口を数えたこの都のかつての生活の様子を知りたいと思っても、現在残されているのは手掛かりに乏しい木の残骸のみである。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の歴史のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開くとき、そこに古くて新しい発見があることでしょう。

新約聖書 ヨハネによる福音書 5章19~29節

さて、イエスは彼らに答えて言われた、「よくよくあなたがたに言っておく、子は父のなさることを見てする以外に、自分からは何事もすることができない。父のなさることであればすべて、子もそのとおりにするのである。

なぜなら、父は子を愛して、みずからなさることは、すべて子にお示しになるからである。そして、それよりもなお大きなわざを、お示しになるであろう。あなたがたが、それによって不思議に思うためである。

すなわち、父が死人を起して命をお与えになるように、子もまた、そのこころにかなう人々に命を与えるであろう。父はだれをもさばかない。さばきのことはすべて、子にゆだねられたからである。

それは、すべての人が父を敬うと同様に、子を敬うためである。子を敬わない者は、子をつかわされた父をも敬わない。よくよくあなたがたに言っておく。わたしの言葉を聞いて、わたしをつかわされたかたを信じる者は、永遠の命を受け、またさばかれることがなく、死から命に移っているのである。

よくよくあなたがたに言っておく。死んだ人たちが、神の子の声を聞く時が来る。今すでにきている。そして聞く人は生きるであろう。それは、父がご自分のうちに生命をお持ちになっていると同様に、子にもまた、自分のうちに生命を持つことをお許しになったからである。

そして子は人の子であるから、子にさばきを行う権威をお与えになった。このことを驚くには及ばない。墓の中にいる者たちがみな神の子の声を聞き、善を行った人々は、生命を受けるためによみがえり、悪を行った人々は、さばきを受けるためによみがえって、それぞれ出てくる時が来るであろう。

イエスを殺そうと企むユダヤ人に語られたイエスのことば

父とは神のことであり、子とはイエス自身のことを言っているのではないでしょうか。イエスには神の権威が与えられていること。イエスの言葉を受け入れることは、神を受け入れることに他ならないと教えているようです。

生命か、さばきか

墓の中にいる者たちがよみがえることについてイエスは語っています。生前、善を行った者はよみがえって、生命を受け、悪を行った者はよみがえって、さばきを受ける。だから、悪を離れ、神に立ち返り、神の前に正しく生きることが大切だと思います。イエスはそう教えたのではないでしょうか。

いかがでしたか

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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