前回に引き続き、今日も「高校生のための面白歴史教室」から、このサイトの著者が日本とイスラエルについて、どのように考えていらっしゃるのかを「余話の部屋」の「22.日本と古代イスラエルの縁」からご紹介いたします。
聖書預言の成就
次の記述を見ると、この方が聖書の預言が日本の歴史において成就したと考えていることが分かります。クリスチャンがそのように考えるならまだ分かりますが、(いや、クリスチャンだから、そう考えない方が多いのかもしれませんが、)クリスチャンでない方が(あくまでこの方はクリスチャンではないという前提で私は書いておりますが、)聖書預言をこのように良く知っていらっしゃって、それが日本の歴史に成就したと受け止めていらっしゃることに驚きさえ感じます。
ヤハウェ神がダビデ王に、子孫の永遠の繁栄と王位を約束したにもかかわらず、ダビデの子孫を王とする南のユダ王国は滅亡した。ほぼ時期を同じくして、神武天皇による日本は建国された。イザヤによる東漸運動の成果であるならば、ヤハウェは約束を守られたことになる。
日本と古代イスラエルの繋がり
また、次の記述にも、この方が日本とイスラエルの関係を感じていることが窺えます。
聖書には、世の終わりにダビデの子孫から、救世主(メシア)が現れ、古代イスラエル民族を救うといい、日本では「ミロク」が現れて、聖書でいう天国の世が来るという。そもそも、「ミロク」は、聖書の「メシア」の思想が、インドに伝えられ、上座部仏教が、影響をうけて大乗仏教となり、「ミロク」思想が1・2世紀頃あらわれたという。古代イスラエルの預言者の出現と、日本における江戸末からの諸宗教の開祖の出現は、古代イスラエルを通じて繋がっているのではないかとの思いを強くしている。
受け継いでいるDNAの違い
そして、この著者は以下のように、この記事を締めくくっていらっしゃいます。
「古代イスラエルの十二支族」が日本に来ているというテーマで記述を進めてきたが、調べれば調べるほど日本と古代イスラエルの縁(えにし)を感じざるを得ない。古代イスラエル民族の十二支族の全てが日本に来ているということを「あり得るかもしれない」と取るか、「荒唐無稽」ととるかは、それぞれの受け継いでいるDNAによるのではないだろうか。
なるほど、そうかもしれないと思わされました。
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の歴史のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開くとき、そこに古くて新しい発見があることでしょう。
新約聖書 ヨハネによる福音書 8章48~59節
ユダヤ人たちはイエスに答えて言った、「あなたはサマリヤ人で、悪霊に取りつかれていると、わたしたちが言うのは、当然ではないか」。
イエスは答えられた、「わたしは、悪霊に取りつかれているのではなくて、わたしの父を重んじているのだが、あなたがたはわたしを軽んじている。わたしは自分の栄光を求めてはいない。それを求めるかたが別にある。そのかたは、またさばくかたである。よくよく言っておく。もし人がわたしの言葉を守るならば、その人はいつまでも死を見ることがないであろう」。
ユダヤ人たちが言った、「あなたが悪霊に取りつかれていることが、今わかった。アブラハムは死に、預言者たちも死んでいる。それだのに、あなたは、わたしの言葉を守る者はいつまでも死を味わうことがないであろうと、言われる。あなたは、わたしたちの父アブラハムより偉いのだろうか。彼も死に、預言者たちも死んだではないか。あなたは、いったい、自分をだれと思っているのか」。
イエスは答えられた、「わたしがもし自分に栄光を帰するなら、わたしの栄光は、むなしいものである。わたしに栄光を与えるかたは、わたしの父であって、あなたがたが自分の神だと言っているのは、そのかたのことである。あなたがたはその神を知っていないが、わたしは知っている。もしわたしが神を知らないと言うならば、あなたがたと同じような偽り者であろう。しかし、わたしはそのかたを知り、その御言(みことば)を守っている。あなたがたの父アブラハムは、わたしのこの日を見ようとして楽しんでいた。そしてそれを見て喜んだ」。
そこでユダヤ人たちはイエスに言った、「あなたはまだ五十にもならないのに、アブラハムを見たのか」。
イエスは彼らに言われた、「よくよくあなたがたに言っておく。アブラハムの生まれる前からわたしは、いるのである」。
そこで彼らは石をとって、イエスに投げつけようとした。しかし、イエスは身を隠して、宮から出て行かれた。
イエスを受け入れるか
結局、求められているのは、イエスを受け入れるのかどうかということではないでしょうか。イエスの言っていることを良く聞かなければなりません。そして、これまでの先入観ではなく、自分の良心で判断しなければなりません。神は目には見えませんが、今も生きて働いていて、私たちの良心に語っておられます。イエスが言っていることが正しいことであり、神から出ているものであるかどうか、それぞれの良心で判断できることではないでしょうか。
それはキリスト教徒になることではない
それは決して宗教の問題ではないと私は思います。キリスト教徒であろうと、仏教徒であろうと、イスラム教徒であろうと、また特に信仰する宗教がなかろうと、神の前にどう生きるのか、それが問われているのだと思います。
いかがでしたか
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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