【日本とイスラエル】女王ヒミコ

書籍「失われた十部族の足跡」

日本とイスラエルに関連する内容について、アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。

ヒミコ

古代文献によれば、日本にはかつて「ヒミコ」と呼ばれる神話的な女性祭司王がいた。彼女は結婚をせず、その魔術や知恵の力で、紀元180年頃には多くの豪族たちを一つにまとめ、日本中央部に「ヤマト」という名の王国を築き上げた。

ヤマト

この王国の領土は限定的であったが、やがて日本全土がこの王国の名前で呼ばれるようになった。女王ヒミコの王国周辺の領域が、その後19世紀に至るまで、歴代天皇が居住する地域となった。

ヒー・ミコ

この神話的女王は、実際に存在した人物であると考えられている。「ヒー・ミコ」(ヘブライ語で「彼女こそはミコである」の意)という名前は、聖書に登場するガリラヤ人「ミカ」にはじまり、日本の「巫女」という意味にまで変遷を経ていると考えられ、興味深い。

太陽の女性祭司

おそらく十部族とその子孫は、全て宗教儀式に従事する者を「ミカ」と呼んだであろう。それが、この人々から尊敬を受けた女王にも与えられた尊称となった。「ヒ」は日本語で太陽、「ミコ」は女性祭司を表す。よって「ヒミコ」は「太陽の女性祭司」という意味になる。

神功皇后

ずっと後代にまた、日本では神功皇后という指導者が日本を治めた。彼女も朝鮮にいた十部族の子孫である同族を援助する働きをする。朝鮮半島は十部族の子孫が南北二つのルートで日本にやってきた時の、最後の中継地点であったが、彼らは近隣諸民族の攻撃に苦しんでいたのである。

同族の救出

日本の伝承では、なぜ神功皇后が朝鮮に出兵したのか、細かい説明はない。しかし同族が滅ぼされるのを防ぐという重要な目的がなければ、女王は日本海を渡って戦争をするという危険な行動に出ることはなかったであろう。

カヤ

彼女は朝鮮南部の新羅を占領することに成功、そこに日本人入植地を建設、任務の終了後、軍隊と一緒に日本に帰国した。この日本人入植地の名前は「カヤ」と呼ばれたが、「カ」はアラム語で「立つ」「存在する」という意味である。つまり「カ・ヤ」は「主が存在する」という意味になる。「この大陸の端まで、主の民が存在する」という意味であろうか。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の歴史のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開くとき、そこに古くて新しい発見があることでしょう。

新約聖書 ヨハネによる福音書 14章18~24節

わたしはあなたがたを捨てて孤児とはしない。あなたがたのところに帰って来る。もうしばらくしたら、世はもはやわたしを見なくなるだろう。しかし、あなたがたはわたしを見る。わたしが生きるので、あなたがたも生きるからである。

その日には、わたしはわたしの父におり、あなたがたはわたしにおり、また、わたしがあなたがたにおることが、わかるであろう。

わたしのいましめを心にいだいてこれを守る者は、わたしを愛する者である。わたしを愛する者は、わたしの父に愛されるであろう。わたしもその人を愛し、その人にわたし自身をあらわすであろう」。

イスカリオテでない方のユダがイエスに言った、「主よ、あなたご自身をわたしたちにあらわそうとして、世にはあらわそうとされないのはなぜですか」。

イエスは彼に答えて言われた、「もしだれでもわたしを愛するならば、わたしの言葉を守るであろう。そして、わたしの父はその人を愛し、また、わたしたちはその人のところに行って、その人と一緒に住むであろう。

わたしを愛さない者はわたしの言葉を守らない。あなたがたが聞いている言葉は、わたしの言葉ではなく、わたしをつかわされた父の言葉である。

わたしが生きるので、あなたがたも生きる

弟子たちはイエスが何のことを言っているのか理解したのでしょうか。十字架の死を目前にしてイエスが語っていることを考えれば、十字架の死と復活のことを語っているのではないかと考えられます。

イエスを愛する

その教えに従うこと、それがイエスを愛することに他ならないでしょう。自己中心、人間中心を退け、神に立ち帰り、神の喜ばれる人生を生きる。それがイエスの教えでした。この教えに従う者と神は共におられるとイエスは教えたのではないでしょうか。

いかがでしたか

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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