日本とイスラエルに関連する内容について、アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。
二つの日付
以上の二つの日付はとても興味深く、また驚くべきものである。まず新天皇の即位式が七月一日に行われたことである。ミシュナーの「新年の項」には次のような記述がある。「四つの新年が定められる。ニサンの月(聖書の暦で一月)一日は王と祭りの新年であり・・・ティシュレイの月(聖書の暦で七月)一日は、年々と休耕年の新年である・・・」。
テシュレイの月一日
注解者によれば、ニサンの月一日とはイスラエルの王たちがその在位の年数を数え始める時である。ある王が一年のある時期に王位に就いた場合、その次に来るニサンの月一日から在位二年目が始まる。一方ティシュレイの月一日は「世界の王たちの新年」とされる。つまり、世界諸国民の王たちはこの月に王位に就く。果してこの宗教的な反乱の後、新しい天皇の即位式がユダヤ暦でティシュレイに当たる七月一日、つまり「世界の諸王たちが王位に就く日」に行われたのは偶然であろうか。
即位式から十四日後
さらに驚くべきことは、新しい支配者は神道の祭司たちに、即位式から十四日後に神殿に捧げるものを奉納するように命じていることである。つまりユダヤ暦で言う「ティシュレイの月(第七の月)十四日」である。イスラエルの暦では一日は前日の夕方から始まるので、この日はイスラエルの習慣では十五日になる。
聖書の記述を知っていたのか
聖書には「なお第七の月の十五日、あなたたちが農作物を収穫するときは、七日の間主の祭りを祝いなさい。初日にも八日目にも安息の日を守りなさい」という記述があり、神道の祭司たちはこの記述と同じ時に、捧げものを持ってくるように命じられていることになる。日本人がユダ族やベニヤミン族と同様に、この日を主の神殿に捧げものをする日であると定めたのは果して偶然であろうか?それとも神道の祭司たちはこの聖書の記述を知っていたのであろうか?(本からの引用は以上です。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の歴史のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開くとき、そこに古くて新しい発見があることでしょう。
新約聖書 ヨハネによる福音書 16章1~11節
わたしがこれらのことを語ったのは、あなたがたがつまずくことのないためである。人々はあなたがたを会堂から追い出すであろう。更にあなたがたを殺す者がみな、それによって自分たちは神に仕えているのだと思う時が来るであろう。彼らがそのようなことをするのは、父をもわたしをも知らないからである。
わたしがあなたがたにこれらのことを言ったのは、彼らの時がきた場合、わたしが彼らについて言ったことを、思い起こさせるためである。これらのことを初めから言わなかったのは、わたしがあなたがたと一緒にいたからである。
けれども今わたしは、わたしをつかわされたかたのところに行こうとしている。しかし、あなたがたのうち、だれも『どこへ行くのか』と尋ねる者はない。かえって、わたしがこれらのことを言ったために、あなたがたの心は憂いで満たされている。
しかし、わたしはほんとうのことをあなたがたに言うが、わたしが去って行くことは、あなたがたの益になるのだ。わたしが去って行かなければ、あなたがたのところに助け主はこないであろう。もし行けば、それをあなたがたにつかわそう。
それがきたら、罪と義とさばきとについて、世の人の目を開くであろう。罪についてと言ったのは、彼らがわたしを信じないからである。義についてと言ったのは、わたしが父のみもとに行き、あなたがたは、もはやわたしを見なくなるからである。さばきについてと言ったのは、この世の君がさばかれるからである。
あなたがたの益になる
これはイエスが十字架を目前に控えて、弟子たちに語ったことばです。弟子たちは憂うが、あなたがたの益となるとイエスは教えました。「助け主」とは、神の霊のことを言っているのでしょう。これまでは、イエスが共にいて、直接その教えを聞いてきました。しかし、これからは神の霊によって導かれると教えたのではないでしょうか。
世の人の目を開く
それは世の人々の目を開き、罪について、義について、さばきについて悟らせるということでしょうか。罪とは神から離れていることであり、義とは神の前に良しとされることでしょう。さばきとは、そのことがはっきりとされる判断がくだされるということではないでしょうか。
いかがでしたか
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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