【日本とイスラエル】日本の歴史執筆

日本とイスラエルに関連する内容について、アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。

古代文書の焼失

古代の支配者らはみな多くの資料や文書を所有していた。・・・しかし645年の政変の時に起きた火災で何世代にも渡って守られてきた民族史に関する古代文書や羊皮紙はすべて失われた。

古事記、日本書紀

この火災の後、支配者たちは民族の歴史を復元するために文書資料を集めるよう勅令を出した。この勅命の結果登場したのが日本史に重大なインパクトを与えた古事記と日本書紀である。

水戸光圀

それらの書物が発刊されてから約九百年後、その後の日本民族史を文書で残す必要が生じてきた。・・・1657年に徳川幕府を建てた徳川家康の孫、水戸の大名水戸光圀によって、この文化的、民族的、社会的に重大な意味を持つ歴史編纂の大事業が始められた。

新しい時代

光圀は古代から続く民族の価値観の喪失に対し、また中国文化への同化に対して強い懸念を持っていたのである。それ以上に光圀が強調した大きな要因は、当時ヨーロッパ諸国の商人や船舶が次々に日本にやってきており、日本がヨーロッパ文化の襲来に曝されるという、新しい時代に立っているという実感であった。

歩むべき道の光

日本民族とその宗教、文化の起源を示した、信頼できる歴史書を残す必要がある。やがて日本がヨーロッパ文化によって大きな変化に見舞われたときに、その歴史書こそが人々の歩むべき道を照らす光となるだろう、と(光圀は)訴えた。

大日本史

この歴史書の草稿はそれから五十二年後、次の世代の学者たちによってようやく提出された。この事実は、学者たちが自分たちに課せられた仕事がどれほど重要かつ神聖なものであると見なしていたかを証明している。この歴史書は「大日本史」と呼ばれた。

1906年に完成

この書は、聖なる日本の地に派遣された神々の子孫である皇統こそ日本史を貫く中心であるという思想に忠実に編纂された。日本民族は全歴史においてこの思想に忠実であり、この思想が国民生活の一部であり、歴史の目的である、ということが強調された。それから約二百年後の1906年、ようやくこの日本民族にとって重要な文化大事業が完了し、天皇に献上された。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の文化、伝統、歴史、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開くとき、そこに古くて新しい発見があることでしょう。

新約聖書 ヨハネによる福音書 19章28~30節

そののち、イエスは今や万事が終ったことを知って、「わたしは、かわく」と言われた。それは、聖書が全うされるためであった。そこに、酢いぶどう酒がいっぱい入れてある器がおいてあったので、人々は、このぶどう酒を含ませた海綿をヒソプの茎に結びつけて、イエスの口もとにさし出した。すると、イエスはそのぶどう酒を受けて、「すべてが終った」と言われ、首をたれて息をひきとられた。

イエスの死

イエスは十字架上で「わたしは、かわく」と言われ、それを聞いた人が酢いぶどう酒を差し出したということが記されています。イエスは自分のことを言われたのか、「わたしは、かわく」とは何か別の意味があったのか分かりませんが、それは聖書(旧約聖書)が全うされるためであったとありますので、そのような預言が記されていたのかもしれません。いずれにしても、イエスは「すべてが終った」と宣言されて、息を引き取られたとあります。イエスを通してなされる神の計画はすべて完了したということだと思います。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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