【日本とイスラエル】ハラキリ

日本とイスラエルに関連する内容について、アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。

切腹

もし戦場において臆病な振る舞いをするなど、主君の信頼に叛くことがあれば、侍の中で最高の価値とされた自殺を行わなければならなかった。この自殺方法で最も広く行われたのが、左腰に付けた小刀による切腹である。

ハラキリ

「ハラキリ」とも呼ばれるが、これは二つのヘブライ語単語でできた言葉である。「ハラ」は日本語で「腹」を意味するが、ヘブライ語ではお腹の膨らんだ妊婦のことを「イシャー(女)・ハラー(妊娠した)」と言う。おそらくここから日本語の「腹」という言葉ができたのだろう。

妊婦

またこの「妊婦」というヘブライ語は、侍の「ハラキリ」に似た、腹を切り裂く行為とも関係がある。聖書には「そのすべての妊婦を切り裂いた」という記述があるが、この箇所で使われる「妊婦」は「ハラー」の複数形の「ハロット」である。

「キリ」と「裂く」

次に「キリ」という日本語はヘブライ語で「裂く」を意味する「クリアー」から来ている。例えば「衣を裂くのではなく、お前たちの心を引き裂け」という箇所の「裂く」には「キレウー」という言葉が使われている。

頭を剃る

侍たちの中で「もみあげをそり落としてはならない」という律法を破り、頭の毛をそり落とした者は、侍階級から追放された。多くの敵を殺害した優秀な侍の中には、財産を放棄し、イスラエルの請願者(ナジル人)のように頭の毛を剃り、死者の霊魂を弔うために出家する者もいた。

侍の武器

侍たちは弓矢で武装したが、竹でできた弓は長さ二メートルもあり、使いこなすには熟練した業と力が要求された。また大小の刀が腰に付けられていた。彼らは重い刀を両手で使って接近戦で戦ったため、盾は使われなかった。・・・侍の妻たちも、時には家や城を守るために戦わなければならなかった。女性たちは敵との距離を取るために、とても長い柄の先に鋭利な刃を付けた武器を用いた。この武器の名前は「ナギナタ」と呼ばれるが、ヘブライ語で「ナゲン・イター」(彼女と共に守る)という意味に解釈できる。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の歴史、文化、伝統、国民性、信仰のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開くとき、そこに古くて新しい発見があることでしょう。

新約聖書 ヨハネによる福音書 18章1~9節

イエスはこれらのことを語り終えて、弟子たちと一緒にケデロンの谷の向こうへ行かれた。そこには園があって、イエスは弟子たちと一緒にその中にはいられた。イエスを裏切ったユダは、その所をよく知っていた。イエスと弟子たちとがたびたびそこで集まったことがあるからである。

さてユダは、一隊の兵卒と祭司長やパリサイ人たちの送った下役どもを引き連れ、たいまつやあかりや武器を持って、そこへやってきた。しかしイエスは、自分の身に起ろうとすることをことごとく承知しておられ、進み出て彼らに言われた、「だれを捜しているのか」。

彼らは「ナザレのイエスを」と答えた。イエスは彼らに言われた、「わたしが、それである」。イエスを裏切ったユダも、彼らと一緒に立っていた。イエスが彼らに「わたしが、それである」と言われたとき、彼らはうしろに引きさがって地に倒れた。

そこでまた彼らに、「だれを捜しているのか」とお尋ねになると、彼らは「ナザレのイエスを」と言った。イエスは答えられた、「わたしがそれであると、言ったではないか。わたしを捜しているのなら、この人たちを去らせてもらいたい」。

それは、「あなたが与えて下さった人たちの中のひとりも、わたしは失わなかった」とイエスの言われた言葉が、成就するためである。

イエスを捕えに来た人々

イエスを捕えに来た人々は恐れに包まれていた様子がうかがわれ、イエスは彼らの前でも堂々としていた様子を感じます。自己中心、人間中心に生きるなら、たとえ多くの人々の側にいたとしても、その良心を欺くことはできないのではないでしょうか。そこに平安があるはずもなく、恐れと不安に包まれることでしょう。神を中心とするなら、私の人生はこれで良いという確信を持つことができるのではないでしょうか。

いかがでしたか

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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