【日本とイスラエル】チンギス・ハーン

日本とイスラエルに関連する内容について、アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。

モンゴルの来襲

まだ日本では内戦の傷も癒えない13世紀初頭、日本には有史以来の危機が襲ってきた。外敵が日本を占領しようとしてやって来たのである。紀元前7世紀中ごろ、まだわずかな人々しか住んでいなかったこの地にイスラエル十部族が到来して以来、約1700年もの間、日本の国土が外敵に侵略されたことはなかった。この時日本の門戸に迫っていたのは、征服者チンギス・ハーン率いるモンゴル人の軍隊であった。

最高の祭司

チンギス・ハーン -もとの名前はテムジン― は、1206年、44歳の時にモンゴル人の指導者たちの会議で「最高」を意味する「チー」という称号を与えられた。・・・「チンギス・ハーン」とは「最高の祭司」という意味である。・・・1215年には、彼は中国北部を瞬く間に占領し、現在の北京を首都と定めた。

チンギス・ハーンの占領

1222年、イスラエル十部族の軍団も参加するチンギス・ハーンの軍隊はコーカサスを占領した。・・・1225年、チンギス・ハーンは故郷のモンゴルに帰り、まだ占領されていなかった中国西部への侵略を始めた。1227年にチンギス・ハーンが死んだ時には、彼の軍隊は中国の東岸からドニエプル川まで、またカスピ海の南岸からインドの北部国境までを支配していた。

ヤサカ

チンギス・ハーンはモンゴル語しか聞くことはなかったであろうが、彼が遺言のように残し、その後の社会組織の運営や広大な征服戦争の継続の指針となるモンゴルの法律集は「ヤサ(カ)」と名付けられた。これはヘブライ語で「神が保護したもう」という意味になる。

イスラエルの影響

チンギス・ハーンはイスラエル十部族を忠実な仲間とみなし、彼の軍隊にも兵を参加させた。・・・モンゴル帝国の初期の支配者たちにとって、イスラエルの宗教の基本は馴染みのないものではなかった。モンゴル人諸部族のうち一部は、中国北部や中央アジアにおいて十部族と隣接して生活し、彼らからイスラエルの宗教や文化を学び、多くの人々が改宗したり、またイスラエルの宗教の習慣を受け入れたりした。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の文化、伝統、歴史、宗教のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開くとき、そこに古くて新しい発見があることでしょう。

新約聖書 ヨハネによる福音書 18章10~14節

シモン・ペテロは剣を持っていたが、それを抜いて、大祭司の僕に切りかかり、その右の耳を切り落した。その僕の名はマルコスであった。すると、イエスはペテロに言われた、「剣をさやに納めなさい。父がわたしに下さった杯は、飲むべきではないか」。

それから一隊の兵卒やその千卒長やユダヤ人の下役どもが、イエスを捕え、縛りあげて、まずアンナスのところに引き連れて行った。彼はその年の大祭司カヤパのしゅうとであった。カヤパは前に、ひとりの人が民のために死ぬのはよいことだと、ユダヤ人に助言した者であった。

父がくださった杯

イエスを捕えに来た群衆を相手に、イエスの弟子たちの筆頭であるシモン・ペテロが剣を抜いて、切りかかりました。しかし、イエスはそれを制止しました。「父がわたしに下さった杯」とは、イエスが捕らえられて、十字架につけられることを言っていると思われますが、それは父なる神がイエスに与えた計画だと言っているのではないでしょうか。神が備えてくださったものを受け入れて生きる。それが神を中心にして生きるということでしょう。それは人間的には困難と見えることもあるでしょう。しかし、神の御心に生きる時に、人間の思いを遥かに超えた神の栄光を私たちは見ることになるのではないでしょうか。どこまでも神を中心にして生きることをイエスは身をもって示しているのではないでしょうか。

いかがでしたか

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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