【日本とイスラエル】西欧諸国の策略

書籍「失われた十部族の足跡」

日本とイスラエルに関連する内容について、アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。

一方的な戦争

西欧諸国の悪賢さは良く知られているが、彼らはまず日本が認めないことを承知で、開国して国際貿易を始めるように迫った。日本が拒絶すると、それを理由に武力に訴えて、共同で開国を強要するのである。彼らは獲物を群になって狙う狼のように、それまで経済的、軍事的に彼らに何の脅威を与えたこともなく、彼らの戦争や紛争に関与したこともない日本に対し、共同で戦争を始めたのである。

押しつけの価値観

この時代、日本人の識字率の高さは啓蒙的ヨーロッパやアメリカなど西欧諸国を遥かにしのぎ、出版される本の数もより多かった。日本人は理性的で好奇心に富み、繊細で優美な美的、芸術的、文学的センスに優れていたのだが、西洋人は彼らを後進的で文化的に教化すべき人種であると見なした。

突然やって来た船

1792年、突然ロシア船が北海道の西海岸に現れ、また1804年には彼らは長崎にやって来た。1837年には日本にアメリカ商船がやってきて、貿易をしようとした。しかし日本は商品が陸揚げされることを拒んだ。アメリカ人船長はその時日本の役所に対して、横柄な態度で脅しをかけたため、役所はアメリカ船を海岸から追放するように役人らに命じた。

ペリー来航

1853年、アメリカは通商条約を結ぶよう幕府を「説得」しようと、マシュー・ペリー船長率いる4隻の軍艦を派遣、ペリーは真っ直ぐに江戸湾に向かったが、これは明らかに日本の領海を侵犯する行為であった。もしアメリカが、ヨーロッパ列強のいずれかの国でこのような態度を取ったならば、世界大戦にさえ発展したであろう。

アメリカの脅迫

ペリーはアメリカ大統領とアメリカ国民の代表として、二国間の通商条約締結の交渉を日本に迫ったが、日本は態度を保留、ペリー艦隊は一度帰国した。約一年後、アメリカ艦隊は再び江戸湾に現れ、江戸の町を火の海にするぞと脅迫して迫り、徳川幕府に日米和親条約を結ばせた。

アメリカから受けた屈辱

日本人らは自分たちが弱いためにアメリカ人に屈辱を受け、屈服させられたことを知った。日本人は過去の事柄を何千年も記憶するが、このアメリカから受けた屈辱も、彼らは民族的記憶として記憶し続けた。

オランダ、ロシア、イギリスとの条約締結

幕府はアメリカと条約を結んだため、オランダ、ロシア、イギリスなどと同様の条約締結を拒む必要もなくなった。そうすれば少なくとも、自分たちに屈辱を与えたアメリカのみが屈辱的条件による利益の享受者となる、という状況はなくなる。

引き出せる最大の利益

日本人たちは、すでに屈辱を受けてしまったのならば、そこから引き出せる最大の利益を得ようと考えた。日本人らは驚くべきスピードで西洋近代産業の科学技術をあらゆる分野に渡って学び、取り入れた。

日本の近代化

日本人たちが学んだ機械産業は、やがて彼らを屈服させた諸国の産業と肩を並べ、競争相手となり、その脅威となるまでに発展していく。日本人らは産業開発に伴い、電信、鉄道、道路、水路などの社会インフラを次々と整備していき、西洋列強に屈服してから五十年にも満たない十九世紀末、日本は次の世紀に十分対応できる近代社会となっていた。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の文化、伝統、風習、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開く時、そこに古くて新しい発見があるでしょう。

新約聖書 使徒行伝 2章14~21節

そこで、ペテロが十一人の者と共に立ちあがり、声をあげて人々に語りかけた。「ユダヤの人たち、ならびにエルサレムに住むすべてのかたがた、どうか、この事を知っていただきたい。わたしの言うことに耳を傾けていただきたい。

今は朝の九時であるから、この人たちは、あなたがたが思っているように、酒に酔っているのではない。そうではなく、これは預言者ヨエルが預言していたことに外ならないのである。

すなわち、『神がこう仰せになる。終わりの時には、わたしの霊をすべての人に注ごう。そして、あなたがたのむすこ娘は預言し、若者たちは幻を見、老人たちは夢を見るであろう。

その時には、わたしの男女の僕たちにもわたしの霊を注ごう。そして彼らも預言をするであろう。また、上では、天に奇跡を見せ、下では、地にしるしを、すなわち、血と火と立ちこめる煙とを、見せるであろう。

主の大いなる輝かしい日が来る前に、日はやみに月は血に変るであろう。そのとき、主の名を呼び求める者は、みな救われるであろう』。

語り始めたペテロ

使徒と呼ばれる12人を中心とする120人ほどのグループの中で、ペテロはその代表のような存在だったのでしょう。集まって来た人々に向かって、彼が話し始めました。ペテロはこれは旧約聖書の預言の成就だと説明しました。ユダヤ教の祭司、聖書学者といった特別な人々だけでなく、神は終わりの日にはすべての人に神の霊を注ぐと預言されていて、それが今、実現したとペテロは語っているのだと思います。

主の大いなる輝かしい日

主の大いなる輝かしい日とは何を指して言っているのか分かりませんが、その前に天体に異常現象が起こるのでしょうか。そのとき、神様を呼び求める者は、みな救われる。それが旧約聖書の預言だとペテロは説明したのだと思います。ユダヤ教徒だからではありません。キリスト教徒だからでもありません。神を呼び求める者すべてだと預言されています。聖書は決して宗教を教えているのではなく、むしろ神を宗教にすることを戒めていると思います。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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