日本とイスラエルに関連する内容について、アビグドール・シャハン著「古代日本に辿り着いたユダヤ人・失われた十部族の足跡~イスラエルの地から日本まで」からご紹介いたします。
ホロコースト
ヘブライ民族の二つの流れの運命は世界に数ある諸民族の中で驚くほど似ている。ユダ、ベニヤミン、レビの三つの部族の流れは第二次世界大戦のころ西洋社会各地に離散していたが、自らを防衛する手段を持たなかったために「文化的な諸民族」によるホロコーストが起り、その人口の三分の一を失った。
計り知れない代価
一方、日本にいる十部族の流れは、迫って来る危機を振り払おうとして西欧占領者たちの勢力と衝突、自らの上に大惨事をもたらす結果となった。日本人はアメリカに与えた屈辱の代価を、140万人の軍人と150万人の市民の生命、さらに15万人に上る放射能を浴びた人々の残虐な死、さらに連合国との間で交わされたサンフランシスコ平和条約によって放棄させられた数多くの財産によって支払ったのである。
灰の中から立ち上がる
戦争の惨禍から半世紀が経ち、世界はまた驚きの中にあった。西方に散らされていたヘブライ民族の子孫たちは、ナチスドイツのホロコーストを生き残り、十部族の子孫らはアメリカの原子爆弾攻撃の惨禍を生き残り、互いに灰の中から立ち上がって、信じられないような速度で廃墟からの復興を遂げたのである。
日本の復興
王族であるヨセフ族の末裔、日本にいる十部族の子孫たちは、原子爆弾による産業の壊滅から僅か5年で、戦前と同じ規模にまで生産能力を復興させた。そしてさらに10年後には、日本の産業は戦前の5倍の生産能力を持った。さらに20年が経過すると、日本の産業はかつての敵国たちの産業を脅かすほどの力を持つようになった。敗戦国となった日本人の勤勉さと繊細さは、質が高く、精密で精巧な日本製品を生み出し、世界の市場を席巻し、戦勝国の産業の脅威となっていくのである。
イスラエル再建国
約束の地であるイスラエルの地を追放されてから1878年の後、そしてヨーロッパのホロコーストを生き残った者たちが集まってきてから僅か3年後、ユダ族、ベニヤミン族、レビ族の子孫たちは、再び先祖の土地に国を建てた。そしてその国の名は、かつて彼らの兄弟たち、十部族の呼び名であった「イスラエル」と名付けられた。(本からの引用は以上です。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本人の文化、伝統、歴史、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開く時、そこに古くて新しい発見があることでしょう。
新約聖書 使徒行伝 3章11~16節
彼がなおもペテロとヨハネとにつきまとっているとき、人々は皆ひどく驚いて、「ソロモンの廊」と呼ばれる柱廊にいた彼らのところに駆け集まってきた。
ペテロはこれを見て、人々にむかって言った、「イスラエルの人たちよ、なぜこの事を不思議に思うのか。また、わたしたちが自分の力や信心で、あの人を歩かせたかのように、なぜわたしたちを見つめているのか。
アブラハム、イサク、ヤコブの神、わたしたちの先祖の神は、その僕イエスに栄光を賜わったのであるが、あなたがたは、このイエスを引き渡し、ピラトがゆるすことに決めていたのに、それを彼の面前で拒んだ。
あなたがたは、この聖なる正しいかたを拒んで、人殺しの男をゆるすように要求し、いのちの君を殺してしまった。しかし、神はこのイエスを死人の中から、よみがえらせた。わたしたちは、その事の証人である。
そして、イエスの名が、それを信じる信仰のゆえに、あなたがたのいま見て知っているこの人を、強くしたのであり、イエスによる信仰が、彼をあなたがた一同の前で、このとおり完全にいやしたのである。
わたしたちの先祖の神
生まれつき歩けなかった男が歩いたということで、ペテロとヨハネのところに人々が集まってきました。これは神の力だとペテロは言っています。目には見えませんが、本当に神は生きて働いているということを言っているのでしょう。
イエスを引き渡した
そして、神はイエスをメシヤとして我々に送ったのに、あなたがたはそれを殺してしまった。そのイエスを神はよみがえらせ、その力が今この男を立たせたと言っています。そういう神は確かにおられるということをペテロは言っているのではないでしょうか。その神に立ち帰って生きるのか、相変わらず自分を中心にして生きるのか。そのことが問われているのではないでしょうか。
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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