以前にもご紹介いたしましたが、「高校生のためのおもしろ歴史教室」というウェブサイトを興味深く読ませていただいております。ぜひ、この著者とお会いしてお話ししたいと思っています。とても共感し、賛同した部分をいくつかご紹介いたします。
個人主義が日本を破壊する
現在では、民主主義とか国際正義とかいうヴェールを隠れ蓑にしているだけである。日本の敗北の結果作られた「日本国憲法」にある個人の尊厳は大切である。しかし、「集団が滅びるとき個人もまた滅びる」ことは、歴史を見ればあきらかであろうかと思われる。美麗麗句の陰に、個人の自由を尊重することによって、家族を破壊し、国家を破壊することに目的があるのではないかとしか思われない。このことは、現実をみれば明らかではないか。
万世一系と聖書の約束
「日本書紀」にある、 天照大神の子孫たる天皇の統治は、天地が続く限り永遠に続くという「天壌無窮(てんじょうむきゅう)の神勅(しんちょく)」のごとく、世界で唯一神話世界の神の子孫たる天皇の皇位継承が行われているのである。日本史の奇跡といえるのではないか。ここから、話は飛躍する。聖書には、ヤハウェ神が、イスラエルの王ダビデに対して、「あなたの家とあなたの王国とは、わたしの前にとこしえまでも続き、あなたの王座はとこしえまでも堅く立つ」(サムエル記Ⅱ第7章16節)とある。ダビデの子孫が王位を継承していたユダ王国は、前587年に新バビロニアに滅ぼされた。ユダ王国で400年以上つづいたダビデの王統は、この時点で行方不明になってしまった。イエスがダビデの子孫であるという主張が聖書でなされているが、ダビデの王統は、シルクロードを東漸して、日本の天皇になったという説もある。
日本人のルーツ
220年の後漢の滅亡から589年の隋による中国の統一までの魏晋南北朝時代の動乱期にも中国よりの渡来人が多数あったはずである。その後の唐(618年~907年)による日本支配があったかもしれない。宇野正美によると今日では中国系の日本人は50%を占めている。次に多いのが朝鮮系の日本人である。25%は朝鮮系であるという。『日本書紀』を読むと高句麗[高麗](前37年~668年)・百済(4世紀~660年)・新羅(4世紀~935年)・加羅諸国(4世紀~562年)などの諸国と日本との関係が深いことがわかる。特に百済と日本の天皇家は親戚関係にあったのではないかと推測される。7世紀後半に百済・高句麗が相次いで新羅と唐の連合軍に征服される間、多くの貴族が日本に渡来したことが記録に残されている。残りの25%の中に、原日本人やはるばるイスラエル・ユダヤから渡来したイスラエル・ユダヤ系の日本人がいる。(「高校生のためのおもしろ歴史教室」からの引用は以上です。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本人の文化、伝統、歴史、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開く時、そこに古くて新しい発見があることでしょう。
新約聖書 使徒行伝 7章17~29節
神がアブラハムに対して立てられた約束の時期が近づくにつれ、民はふえてエジプト全土にひろがった。やがて、ヨセフのことを知らない別の王が、エジプトに起った。この王は、わたしたちの同族に対して策略をめぐらして、先祖たちを虐待し、その幼な子らを生かしておかないように捨てさせた。
モーセが生まれたのは、ちょうどこのころのことである。彼はまれに見る美しい子であった。三か月の間は、父の家で育てられたが、そののち捨てられたのを、パロの娘が拾いあげて、自分の子として育てた。モーセはエジプト人のあらゆる学問を教え込まれ、言葉にもわざにも、力があった。
四十歳になった時、モーセは自分の兄弟であるイスラエル人たちのために尽くすことを、思い立った。ところが、そのひとりがいじめられているのを見て、これをかばい、虐待されているその人のために、相手のエジプト人を撃って仕返しをした。
彼は、自分の手によって神が兄弟たちを救って下さることを、みんなが悟るものと思っていたが、実際はそれを悟らなかったのである。翌日モーセは、彼らが争い合っているところに現れ、仲裁しようとして言った、『まて、君たちは兄弟同志ではないか。どうして互に傷つけ合っているのか』。
すると、仲間をいじめていた者が、モーセを突き飛ばして言った、『だれが、君をわれわれの支配者や裁判人にしたのか。君は、きのう、エジプト人を殺したように、わたしも殺そうと思っているのか』。
モーセは、この言葉を聞いて逃げ、ミデアンの地に身を寄せ、そこで男の子ふたりをもうけた。
モーセ
これは大祭司の前に訴えられたステパノが語った言葉の続きです。すべて旧約聖書に記されているイスラエルの歴史であり、エジプトで奴隷状態で虐待されていたイスラエル民族を、神はモーセを立てて、救い出したことはユダヤ人であれば、誰もが知っていることでした。しかし、モーセが思ったように事は進みませんでした。神様の時ではなかったということでしょうか。やがてその時が来た時に、歴史が動きました。目には見えませんが、人ではなく、神に目を留めるなら、神がどのように歴史に関与したかを見ることができると思います。聖書を見るなら、そのような神の視点を持つことができます。
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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