「高校生のためのおもしろ歴史教室」というサイトを大変興味深く読ませていただいております。とても勉強になります。今日は「教育勅語と軍国主義」という項から一部をご紹介いたします。
軍隊は悪ではない
教育勅語が素晴らしかったといいますと、日本を軍国主義に導いた元凶であるという議論になります。しかし、教育勅語は、日本を軍国主義に導いたのではありません。そもそも軍国主義は、国家を護るための理念ですので、悪ではありません。国防のために軍隊を持つのは当然のことです。軍隊を整備することを軍国主義と呼んでタブー視しているのは日本のみです。マッカーサーですら、戦後上院の外交委員会で日本の戦争は自衛戦争であったと言い切っています。したがって、自衛の為の軍備増強に励んだとしても日本の戦前の軍国主義は非難されるべきものではありません。日本以外の国では軍人になることが誇りでもあります。軍隊を悪と錯覚しているのは、日本人のみです。
「マッカーサーの呪いから目覚めよ日本人!」目良浩一・井上雍雄・今森貞夫著より
日本と同じく敗戦国であったドイツでは、一歩早く復興に成功していた。戦後暫くしてドイツに渡った日本使節団は、西ドイツの初代連邦首相であったアデナウワーを執務室に訪ね、何故早期の復興が可能だったのか、その原動力は何かをたずねたという。アデナウワーは自分の執務室にかかげてあった額縁を「これが復興の原動力です」と指差したという。そこには、ドイツ語に翻訳された、教育勅語があった。教育勅語が意図していた精神の開花が、翻訳されてドイツに生かされていたのである。 (サイトからの引用は以上です。)
教育に関する勅語の全文通釈
朕がおもふに、我が御祖先の方々が国をお肇(はじ)めになったことは極めて広遠であり、徳をお立てになったことは極めて深く厚くあらせられ、又、我が臣民はよく忠にはげみよく孝をつくし、国中のすべての者が皆心を一にして代々美風をつくりあげて来た。これは我が国柄の精髄であって、教育の基づくところもまた実にこゝにある。汝臣民は、父母に孝行をつくし、兄弟姉妹仲よくし、夫婦互に睦(むつ)び合い、朋友互に信義を以って交り、へりくだって気随気儘(きずいきまま)の振舞いをせず、人々に対して慈愛を及すやうにし、学問を修め業務を習つて知識才能を養ひ、善良有為の人物となり、進んで公共の利益を広め世のためになる仕事をおこし、常に皇室典範並びに憲法を始め諸々の法令を尊重遵守し、万一危急の大事が起つたならば、大義に基づいて勇気をふるひ一身を捧げて皇室国家の為につくせ。かくして神勅のまに々々天地と共に窮りなき宝祚(あまつひつぎ)の御栄をたすけ奉れ。かやうにすることは、たゝに朕に対して忠良な臣民であるばかりでなく、それがとりもなほさず、汝らの祖先ののこした美風をはつきりあらはすことになる。
ここに示した道は、実に我が御祖先のおのこしになった御訓であって、皇祖皇宗の子孫たる者及び臣民たる者が共々にしたがひ守るべきところである。この道は古今を貫ぬいて永久に間違がなく、又我が国はもとより外国でとり用ひても正しい道である。朕は汝臣民と一緒にこの道を大切に守って、皆この道を体得実践することを切に望む。
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本人の文化、伝統、習慣、国民性、価値観のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開く時、そこに古くて新しい発見があることでしょう。
新約聖書 使徒行伝 11章1~18節
さて、異邦人たちも神の言を受けいれたということが、使徒たちやユダヤにいる兄弟たちに聞えてきた。そこでペテロがエルサレムに上ったとき、割礼を重んじる者たちが彼をとがめて言った、「あなたは、割礼のない人たちのところに行って、食事を共にしたということだが」。
そこでペテロは口を開いて、順序正しく説明して言った、「わたしがヨッパの町で祈っていると、夢心地になって幻を見た。大きな布のような入れ物が、四すみをつるされて、天から降りてきて、わたしのところにとどいた。
注意して見つめていると、地上の四つ足、野の獣、這うもの、空の鳥などが、はいっていた。それから声がして、『ペテロよ、立って、それらをほふって食べなさい』と、わたしに言うのが聞えた。
わたしは言った、『主よ、それはできません。わたしは今までに、清くないものや汚れたものを口に入れたことが一度もございません』。すると、二度目に天から声がかかってきた、『神がきよめたものを、清くないなどと言ってはならない』。
こんなことが三度もあってから、全部のものがまた天に引き上げられてしまった。ちょうどその時、カイザリヤからつかわされてきた三人の人が、わたしたちの泊まっていた家に着いた。
御霊がわたしに、ためらわずに彼らと一緒に行けと言ったので、ここにいる六人の兄弟たちも、わたしと一緒に出かけて行き、一同がその人の家にはいった。すると彼はわたしたちに、御使が彼の家に現れて、『ヨッパに人をやって、ペテロと呼ばれるシモンを招きなさい。この人は、あなたとあなたの全家族とが救われる言葉を語って下さるであろう』と告げた次第を、話してくれた。
そこでわたしが語り出したところ、聖霊が、ちょうど最初にわたしたちの上にくだったと同じように、彼らの上にくだった。その時わたしは、主が『ヨハネは水でバプテスマを授けたが、あなたがたは聖霊によってバプテスマを受けるであろう』と仰せになった言葉を思い出した。
このように、わたしたちが主イエス・キリストを信じた時に下さったのと同じ賜物を、神が彼らにもお与えになったとすれば、わたしのような者が、どうして神を妨げることができようか」。
人々はこれを聞いて黙ってしまった。それから神をさんびして、「それでは神は、異邦人にも命にいたる悔改めをお与えになったのだ」と言った。
彼をとがめて言った
人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰り、神を中心にして生きる神の国。それはユダヤ人の神であって、異邦人(ユダヤ人ではない人)には関係のないことだとユダヤ人の弟子たちは考えていたようです。しかし、神はユダヤ人だけの神ではなく、全人類の神でしょう。考えてみれば当然のことのように思います。
日本人の神
日本人にとって神とは、やはり何かの宗教の神ということではないように思います。日本人にとって神とは、すべての宗教を超越した存在でしょう。だから、日本人は何か特定の宗教だけが正しいとする宗教観には馴染めないのではないでしょうか。聖書は決してユダヤ教、キリスト教といった特定の宗教を教えているのではないと思います。それらすべてを超越した神に立ち帰って生きること。それが神の国であり、救いだと教えているのだと思います。それはまさに日本人の信仰ではないでしょうか。
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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