「高校生のためのおもしろ歴史教室」というサイトに、 「真実の満洲史[1894ー1956]」宮脇淳子著 という著書から興味深い内容が引用されていましたので、一部ご紹介いたします。
日本には謀略などなかった
日本は今でもそうですが、自分から積極的に世界観を持って出ていくよりも、対症療法的に受け身的に来たものを必死にやりくりすることの方が多いと思います。・・・昔から受け身のところがあります。自分から積極的に仕掛けることがないので、言われるような謀略も何もありません。
日本人の悪いところ
しかしながら、日本人が自分たちがしたことについて、まったく自覚がないところは悪い点です。日本がパリ講和条約で出した人種差別撤廃案にしても、あれがいかに欧米の人間を困らせたか、日本人は全然理解していません。アメリカがハワイを併合したときも、日本はかなり文句を言いました。アメリカはすごく腹を立てましたが、日本はそれについて無自覚で、その後、アメリカが日本に報復したくなるとは思いもよりませんでした。
自覚のない日本
日露戦争で満州や朝鮮への野望を打ち砕かれたロシアは、日本に仕返ししようと待ち構えていました。・・・日本人は何もしていないのに被害を受けたと思っています。しかし私はちょっと違うと思います。・・・自分たちがいかに世の中に多くのインパクトを与えたか、世界史を眺めたら非常によくわかります。それを全然感じていないのは不思議です。
嘘つきに見える
日本人はその自覚がないため、却って無責任に映るのです。日本人が無自覚に正当論を述べたり、本当のことを言ったりすることが、相手にとって痛手になればなるほど、相手はそれを根に持ちます。 ・・・優等生が「明日のテストの勉強、私、全然していないの。どうせ悪い点だわ」と言っているのと同じような感じです。それでいい点を取るのですから、嘘つきだと憎まれるのです。 (サイトからの引用は以上です。)
その影響を考えるべき
確かに日本は正論を主張してきたのだと思います。しかし、それを主張した時に世界はそれをどう受け止めるのかという、その影響について、もっと配慮すべきだったのだと考えさせられます。ただ正しいと思うことを主張すれば良いというわけではない。日本一国で世界を左右できるほどの力がまだないのだとすれば、世界と上手に協力しながら、時には利用しながら、本当に正しいと信じるところが確実に、着実に実現できるように、物事を進めなければならないでしょう。ただ正論を主張し、あとは知らないということでは、むしろ無責任かもしれません。特に国際政治においてはそうだろうと考えさせられます。歴史を学ぶことはとても重要なことですね。
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本人の文化、伝統、習慣、国民性、価値観のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、何が神の前に正しいことなのかを確認するためにも聖書を読んで考えることは有益なことだと思います。
新約聖書 使徒行伝 11章27~30節
そのころ、預言者たちがエルサレムからアンテオケにくだってきた。その中のひとりであるアガボという者が立って、世界中に大ききんが起るだろうと、御霊によって預言したところ、果してそれがクラウデオ帝の時に起った。
そこで弟子たちは、それぞれの力に応じて、ユダヤに住んでいる兄弟たちに援助を送ることに決めた。そして、それをバルナバとサウロとの手に託して、長老たちに送りとどけた。
アンテオケの弟子たちがエルサレムの弟子たちを助けた
アンテオケにいる弟子たちは、おもにユダヤ人ではない異邦人のグループでした。彼らはユダヤ人ではないので、ユダヤ人とユダヤ教の習慣を守ってはいない人々であったと考えられます。彼らは後にキリスト教へと発展していくことになります。しかし、彼らは決してエルサレムのイエスの直接の弟子たちのグループと無関係ではなかったということを、この箇所は言わんとしているのではないかと思います。アンテオケの弟子たちは、ききんで苦しむユダヤに住んでいる兄弟たちに援助をしたということが記されています。
いかがでしたか
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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