【日本人と日本文化】李登輝の言葉

日本と台湾の国旗

「高校生のためのおもしろ歴史教室」というサイトを大変興味深く読ませていただいています。今日は「世界の偉人たち『驚きの日本発見記』」から 李登輝 り とうき(1923年~) の言葉を一部ご紹介させていただきます。

日本の教育に感謝

若いときに受けた日本教育が持っていた非常に純粋な人間的な側面、つまり、人間とは何ぞや、われわれはどう生きるべきか、生死とは、といった問題を、あの時代に体得できたことを、個人として私は非常に感謝している。日本文化について私に理解があるとしたら、あの時代に私が受け取ったものが非常に大きかったということに尽きるだろう。本当に感謝している。(出典『アジアの知略』光文社)

台湾を民主化に導いた殊勲者

蒋介石の息子である蒋経国の後継者として、中国の歴史上初めて民主的な手続きを経て一国のトップとなった李登輝は、台湾を民主化に導いた殊勲者です。日本統治下の台湾で生まれ、台北高等学校を卒業後、京都帝国大学農学部に進学して日本の教育を受け、その後台湾大学や米国アイオア州立大学でも学んでいますが、人生に一番大きな影響を与えたのは「日本の教育」だったと言います。

世界にも例がない

日本が台湾統治を教育から始めた事は「世界にも例のない事」と評し、新しい知識を得て近代的意識が養成されたと感謝しています。一方、マレーシアのマハティール前首相は、イギリス統治下時代には満足な教育を受けられず、職業の選択肢を持ち得なかった、と言っています。京都大学に進学し、岩波文庫を700冊以上も所有し、源氏物語やゲーテに触れて様々な勉学に打ち込めたという李登輝とは雲泥の差です。李登輝は、日本の美徳や学問重視の姿勢に感銘し、人類危機克服の為の「絶対に必要不可欠な精神的指針」は『大和心』であるとし、国際社会が直面する困難に際し、日本への期待と希望は益々大きくなると展望しています。(サイトからの引用は以上です。)

利己主義からは出てこない日本文化

目先の損得を考えていたなら、台湾統治を教育から始めるということはなかったでしょう。しかも、その教育は日本に都合の良い教育ということではなく、本当に台湾のための教育であり、人としての教育であり、神の前に何が正しいことなのかという教育であったのだろうと思います。それは当時の日本人にとって当然のことだったということではないでしょうか。そのような日本人の考えは、常に神を意識した考え方であり、古代日本にもたらされたイスラエル系渡来人の価値観に大きく影響されたものだろうと思います。

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の文化、伝統、習慣、価値観、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開く時、そこに日本人の心を見ることができるでしょう。

新約聖書 使徒行伝 16章1~5節

それから、彼はデルベに行き、次にルステラに行った。そこにテモテという名の弟子がいた。信者のユダヤ婦人を母とし、ギリシヤ人を父としており、ルステラとイコニオムの兄弟たちの間で、評判のよい人物であった。

パウロはこのテモテを連れて行きたかったので、その地方にいるユダヤ人の手前、まず彼に割礼を受けさせた。彼の父がギリシヤ人であることは、みんな知っていたからである。

それから彼らは通る町々で、エルサレムの使徒たちや長老たちの取り決めた事項を守るようにと、人々にそれを渡した。こうして、諸教会はその信仰を強められ、日ごとに数を増していった。

割礼を受けさせた

テモテという人は、イエスの教え、パウロの教えを受け入れ、自己中心、人間中心を退け、神に立ち帰り、神を中心として生きる者となっていたのでしょう。しかし、彼の母はユダヤ人でしたが、父はギリシヤ人であったとあります。彼はユダヤ人だったのでしょうか、それともギリシヤ人だったのでしょうか。その地方にいるユダヤ人たちは彼をどう見ていたのでしょうか。パウロの判断はユダヤ人として割礼を受けるべきだというものだったのでしょう。イエスの教えを受け入れる者として、パウロの弟子として、また人々を教える者として、ユダヤ人であるということは重要なことだったのかもしれません。ユダヤ人ならユダヤ人らしくすることが大切だということではないでしょうか。同じように日本人なら日本人らしくすることが大切だと思います。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

詳しくは書籍情報をご覧ください。

投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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