【日本近現代史】戦争とは何だったのか

今日も林房雄著「大東亜戦争肯定論」から「無謀な戦争」の一部をご紹介いたします。これからの日本の歩みを考える上で、日本の歴史を正しく知ることは欠かせません。特に明治維新から第二次世界大戦の終わりまでの戦争の歴史を正しく知ることが重要だと思います。

無謀な戦争

・・・八月十五日の敗戦において、幕末以来の日本の抵抗と挫折はついに完成されたと言ってもいい。敗戦二十年後の現在から「歴史家の目」でふりかえれば、「東亜百年戦争」はそもそも初めから勝ち目のなかった抵抗である。しかも、戦わなければならなかった。そして、日本は戦った。何という「無謀な戦争」をわれわれは百年間戦って来たことか!

侵略どころではなかった

幕末の「薩英戦争」と「馬関戦争」を侵略戦争と呼ぶ歴史家はさすがにいない。しかも、「大東亜戦争」という「無謀きわまる戦争」の原型はこの二つの小戦争の中にある。この百年間、日本は戦闘に勝っても、戦争に勝ったことは一度もなかった。

帝国主義どころではなかった

帝国主義を唱えるものは日本にもいた。が、大日本帝国が戦争の結果として帝国主義国家の名に価いする資格を持ち得たことは残念ながら一度もない。この百年間に、台湾と朝鮮半島とカラフトの南半と南洋の粟粒島のおこぼれを領有したからといって、どこが帝国主義であるか。

やむにやまれぬ戦争

「東亜百年戦争」の中のどの戦争においても、申しあわせたように、「勝敗を度外においた、やむにやまれぬ戦争」という言葉がつかわれていることに注意していただきたい。これはただの戦争修辞でも、偶然でもない。それを戦った日本人の実感であり、本音であったのだ。

政府は常に「非戦論」

どの戦争も、敵と味方の戦力を慎重に計算し、周到に「共同謀議」したら、とてもやれる戦争ではなかった。利益よりも犠牲の多い戦争であることは、当事者の政府と軍人には最初からわかっていた。にもかかわらず、始めなければならなかった。・・・日露戦争でも開戦を最もきらったのは時の政府である。勝目のない戦争をさけ、文明開化政策によって「内治の改革」をはかり、欧米に伍する繁栄を求めることが最も賢明な道であったからだ。もし可能なら、日本人はその道を選んだであろう。だが、この道はふさがれていた。いかなる理性的判断と努力によっても他の道を選ぶことが不可能であった。(本からの引用は以上です。)

「戦争をしようとしている」という嘘

今の政府も同じであろう。どこの国の政府が戦争を好むであろうか。少なくとも日本はそのような野心を持ったことはなかった。騙されてはいけない。歴史を正しく学べば分かることだった。もちろん核も軍事力もない世界が実現して欲しい。しかし、警察がなければ、犯罪者から国民を守ることができないように、軍事力を持たなければ、悪から日本を守ることはできない。

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は私たち日本人が守るべき日本人の文化、伝統、習慣、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人として聖書を開き、私たち日本人が守らなければならないものは何かを考えることが大切だと思います。

新約聖書 使徒行伝 19章11~17節

神は、パウロの手によって、異常な力あるわざを次々になされた。たとえば、人々が、彼の身につけている手ぬぐいや前掛けを取って病人にあてると、その病気が除かれ、悪霊が出て行くのであった。

そこで、ユダヤ人のまじない師で、遍歴している者たちが、悪霊につかれている者にむかって、主イエスの名をとなえ、「パウロの宣べ伝えているイエスによって命じる。出て行け」とためしに言ってみた。

ユダヤの祭司長スケワという者の七人のむすこたちも、そんなことをしていた。すると悪霊がこれに対して言った、「イエスなら自分は知っている。パウロもわかっている。だが、おまえたちは、いったい何者だ」。

そして、悪霊につかれている人が、彼らに飛びかかり、みんなを押さえつけて負かしたので、彼らは傷を負ったまま裸になって、その家を逃げ出した。このことがエペソに住むすべてのユダヤ人やギリシヤ人に知れわたって、みんな恐怖に襲われ、そして、主イエスの名があがめられた。

主イエスの名があがめられた

このような悪霊による攻撃や不思議な出来事は今でもないとは言えないと私は思います。祭司長のむすこであるにもかかわらず、彼らはこのような不思議な出来事に興味本位に関わったのだと思います。しかし、大切なことは霊的な現象ではなく、自己中心、人間中心を退け、神に立ち帰り、神を中心にして生きるというイエスの教えです。明らかに祭司長のむすこであるにもかかわらず、彼らは神中心の生活をしていなかったのだと思います。そこに悪霊の攻撃を受ける隙があったのではないでしょうか。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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