2019年7月27日(土)~8月2日(金)沖縄本島・宮古島へ古代イスラエルの痕跡を巡る旅に行ってきました。詳しくは10月18日(金)タピ大でも講演させていただきますが、ブログでも少しレポートさせていただきます。 今日は沖縄のニライカナイ信仰についてです。
神の国
沖縄にはニライカナイと呼ばれる理想郷、神の国があるという信仰があります。そこは神がお住まいになっているところ。人も死んだら、ニライカナイに行く。それははるか東のかなたにある国。沖縄の人々はニライカナイに向かって、その神の国を仰いで、神を礼拝するそうです。
なぜ東なのか
私が初め不思議に思ったのは、ニライカナイはどうして東にあるのかということでした。もし、沖縄の人々はイスラエルからやって来た渡来人であったとするなら、イスラエルは西ですから、西に向かって神を礼拝するのではないかと思っていました。しかし、聖書を読むとそうではないことが分かってきます。イスラエルの人々は、自分たちの国を追われた時、イザヤの預言に従い、東の果てに神の国があると信じて、東へ東へとやって来たことが分かります。やがてたどり着いたところが沖縄でしたが、沖縄はイスラエル民族にとって最終目的地ではなく、さらに東の果てに神の国はあると信じていたのではないでしょうか。
イザヤの預言
旧約聖書のイザヤ書にはこのように記されています。
それゆえ、東の国々で主をあがめ、西の島々(海の島々)で、イスラエルの神、主の御名をあがめよ。(旧約聖書イザヤ書24章15節)
そうして、西のほうでは、主の御名が、日の上るほうでは、主の栄光が恐れられる。(旧約聖書イザヤ書59章19節)
沖縄を拠点として本土を目指す
そこで、沖縄にやってきた古代イスラエルからの渡来人は、さらに日本本土を目指したのでしょう。このように沖縄と本土のルーツは一つであり、それは古代日本にやってきたイスラエル系、ユダヤ系渡来人に遡ることができることが分かります。沖縄は琉球王朝の影響は受けたと考えられますが、それでも本土に比べ、仏教や政府の影響を受けずに、比較的イスラエルの習慣をそのまま現代に残している部分が多くあるように思います。それゆえに沖縄の風習の中に、日本人の原点であるイスラエル民族の風習を発見できるのだと思います。
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は沖縄、日本の文化、伝統、習慣、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人の原点を知るために聖書を読んでみてください。
新約聖書 使徒行伝 23章1~5節
パウロは議会を見つめて言った、「兄弟たちよ、わたしは今日まで、神の前に、ひたすら明らかな良心にしたがって行動してきた」。
すると大祭司アナニヤが、パウロのそばに立っている者たちに、彼の口を打てと命じた。
そのとき、パウロはアナニヤにむかって言った、「白く塗られた壁よ、神があなたを打つであろう。あなたは、律法にしたがって、わたしをさばくために座についているのに、律法にそむいて、わたしを打つことを命じるのか」。
すると、そばに立っている者たちが言った、「神の大祭司に対して無礼なことを言うのか」。
パウロは言った、「兄弟たちよ、彼が大祭司だとは知らなかった。聖書に『民のかしらを悪く言ってはいけない』と、書いてあるのだった」。
神の前に、ひたすら明らかな良心にしたがって行動してきた
このように常に神の前に、良心にしたがって歩んでいるなら、いったい何を恐れることがあるでしょうか。これこそがイエスが教えた生き方であり、パウロが宣べ伝えていることでした。しかし、大祭司アナニヤはパウロの口を打てと命じました。どういうことでしょうか。アナニヤは宗教の権威の座にいる者でしたが、神の前に生きる者ではなかったのではないでしょうか。神の権威の下にあるのであれば、パウロが言っていることが、本当かどうか、神の前に吟味しなければなりませんでしたし、そのための大祭司でなければならなかったと思います。しかし、彼はそのように神の前に、自分に与えられている権威を、神のために用いることをしていなかったのだと思います。これが、イエスが糾弾したことだったと思います。パウロも神のことばである聖書の権威を退けていないことが分かります。問題は神のことばを宗教という人間の権威にしてしまったことだと思います。
いかがでしたか
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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