【日本近現代史】日本人の加害妄想

日本人だけが戦争の加害者であったというのは、日本人の、特に進歩的文化人を自称する人たちの加害妄想だと林房雄氏は指摘しています。「大東亜戦争肯定論」からご紹介いたします。

「一億総懺悔」??

「一億総懺悔」という標語を案出した政治家が誰であったか思い出せないが、彼が戦争中には「一億総蹶起」を高唱した政治家と同一系統の人物であったことだけはまちがいない。「世界各国に対して謝罪使を送れ」という痴呆論も同じころに出ている。「特に中国に対して」という一派は今なお余勢をふるっているようである。

正確な歴史観とは遠いものである

この型の親中共派の代表的評論家が北京に行き「凄惨な廃墟を見せられて、案内の中国青年から、これが日本帝国主義者の跡だと言われ、恥じて顔をあげられなかった」というリポートを読んだことがある。どうも奇妙な話だと思った。日本軍の北京占領はほとんど無血入城で、鉄砲の十発や二十発はうったかもしれぬが、「凄惨な廃墟」を残すような戦闘も破壊行為もなかったはずだ。私は戦争中二度ほど北京に行ったが、日本軍は当時の北京政府と協力して中南海、北海、万寿山宮殿の古ぼけて腐朽した部分の修理や塗りかえをやっていた。凄惨な廃墟のまま残っていたのは、円明園宮殿で、これは1860年に英仏連合軍が破壊し略奪し焼きはらったものである。通訳の青年はたぶん「列強帝国主義者の所為だ」と説明したのを、この「良心的評論家」は日本帝国主義者のせいだと理解して、まっ赤になり顔をあげられなかったのかもしれぬ。もしそうだとすれば、これも敗戦痴呆現象の一つであって、正確な歴史観とは遠いものである。

「あやまりは二度とくりかえしません」??

原爆被災地の広島には「あやまりは二度とくりかえしません」と刻んだ有名な記念碑が立っている。もし、それをアメリカ人が建てたのなら、論理的であり倫理的であるが、被爆者の日本人自身がつくったのだから、今から思えば、奇妙な心理だ。だが、これも簡単に笑いとばせない。日本人の罪人意識と敗戦痴呆症はそれほど深かった。この逆論理逆倫理の文字が記念碑に刻まれた時には、だれもそれを怪しむものがなかったのだ。いちいち例はあげないが、同じ罪人意識から発した逆倒論理が、敗戦後の「良心的進歩的」学者諸氏によって書かれた「太平洋戦争解釈」の底に横たわっている。その種の「懺悔録」は歴史とは言えない。

人類全体の責任として

戦争はどの国がどのような名義で行っても犯罪行為だ。殺戮と破壊と略奪と占領をともなわぬ戦争はない。だが、右の学者諸氏に従えば「太平洋戦争」の犯罪性はすべて日本におしつけられ、日本だけが背負わされる。これは戦争中の「聖戦意識」の裏がえしであり、加害妄想にすぎない。戦争犯罪の十字架は日本人だけが背負うべきものではなく、人類全体がこれを自己責任として背負わなければ、戦争絶滅の日は永遠に到来しない。(本からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は古代日本にやって来たイスラエル系、ユダヤ系渡来人によってもたらされた日本人の文化、伝統、習慣、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人の心を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 1章20~23節

神はまた言われた、「水は生き物の群れで満ち、鳥は地の上、天のおおぞらを飛べ」。神は海の大いなる獣と、水に群がるすべての動く生き物とを、種類にしたがって創造し、また翼のあるすべての鳥を、種類にしたがって創造された。神は見て、良しとされた。

神はこれらを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、海の水に満ちよ、また鳥は地にふえよ」。夕となり、また朝となった。第五日である。

創造の第五日

神は水中生物と鳥を造られたことが記されています。陸と海が分けられ、植物が生い茂り、太陽、月、星も創造され、いよいよ生き物が造られる準備が整ったということではないでしょうか。まず、水中生物。その中には「海の大いなる獣」とありますので、鯨も含まれていたでしょう。そして、神はこれらの生き物を祝福し、増え広がるようにと命じられました。この地球に多くの生き物が繁栄し、増え広がることは神の御心であるということだと思います。

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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