【日本近現代史】戦争で何を手に入れたのか

日米戦争を起したのは誰か(表紙)

第二次大戦の本質は何であったかを研究する者にとってウェデマイヤー将軍の回想録は重要な内容を含んでいると藤井厳喜氏は指摘しています。「日米戦争を起こしたのは誰か~ルーズベルトの罪状・フーバー大統領回顧録を論ず」からご紹介いたします。

共産主義を広めるために戦わされたアメリカ

アメリカは確かに戦勝国になった。しかし、そこで手に入れたものは恒久的な平和ではなく、共産主義の脅威であった。ドイツと日本という共産主義への防波堤を力尽くでつぶしてしまい、ソ連を同盟国として遇してきた当然の結果であった。そこには、エルベ川から鴨緑江に到る巨大な共産主義帝国が出現していた。

運命の皮肉

そして四年後には、シナ大陸もまた共産主義国家の支配する所となった。アメリカは一度は不倶戴天の敵と思ったドイツ(西ドイツ)と日本を再建して、共産主義の脅威に立ち向かわねばならなくなった。何という運命の皮肉であろう。チャーチルもルーズベルトも、スターリンの戦略には遠く及ばなかった(前掲書上巻一八五頁)。

漁夫の利

スターリンは、資本主義国同士を戦わせ、漁夫の利を得、戦後は疲弊した国々で社会主義革命を起こすという明確な戦略を立てていたのだ。・・・ルーズベルト大統領を含む大部分のアメリカ人は共産主義の脅威にあまりに無知であった。ドイツ留学の体験から共産主義の脅威に敏感であったウェデマイヤーにとっては、それは予測できた事態であった。

ウェデマイヤーの指摘

真珠湾攻撃直後の一九四二年一月一日に、彼は既に日記に次のように印していた。

いまアメリカ国民は、一つの主義を打倒しようと懸命であるが、この主義を打倒したその後には、この主義と同じ程度の危険性のある他のもう一つの毛色の変わった主義を出現させることになるのはきわめて明らかである。(上巻一〇三頁)

ウェデマイヤーの先見の明が生かされていれば、シナの南部に国民党政府が存続していた筈である。そうすれば朝鮮戦争もベトナム戦争もない平和な世界になっていたかも知れない。(本からの引用は以上です。)

歴史の事実を正しく知る重要性

歴史の事実を正しく知らなければ、これから日本が歩むべき道を正しく展望することもできません。日本は教えられてきたほど悪くはありませんが、決して完全でもありません。感情論ではなく、冷静に客観的な事実を学ぶことが大切だと思います。

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書はイスラエルの歴史とイスラエル民族に与えられた神の言葉が記されていますが、その信仰は古代日本にもたらされ、日本人の文化、伝統、習慣、国民性に大きな影響を与えたと考えられます。キリスト教の教典としてではなく、日本人の心のルーツを知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 5章15~27節

マハラレルは六十五歳になって、ヤレドを生んだ。マハラレルはヤレドを生んだ後、八百三十年生きて、男子と女子を生んだ。マハラレルの年は合わせて八百九十五歳であった。そして彼は死んだ。

ヤレドは百六十二歳になって、エノクを生んだ。ヤレドはエノクを生んだ後、八百年生きて、男子と女子を生んだ。ヤレドの年は合わせて九百六十二歳であった。そして彼は死んだ。

エノクは六十五歳になって、メトセラを生んだ。エノクはメトセラを生んだ後、三百年、神とともに歩み、男子と女子を生んだ。エノクの年は合わせて三百六十五歳であった。エノクは神とともに歩み、神が彼を取られたので、いなくなった。

メトセラは百八十七歳になって、レメクを生んだ。メトセラはレメクを生んだ後、七百八十二年生きて、男子と女子を生んだ。メトセラの年は合わせて九百六十九歳であった。そして彼は死んだ。

神とともに歩んだエノク

アダムの子セツに続く、その長男の系図の記録が続きます。その中でエノクは神とともに歩んだと記されています。他の人たちは神とともに歩まなかったのでしょうか。エノクは六十五歳の時にメトセラを授かり、その後、三百年間、神とともに歩み、三百六十五歳の時に、神が彼を取られたので、いなくなったと記されています。彼だけは「死んだ」と記されていないのです。エノクは死を見ることなく、神のもとに引き上げられたのかもしれません。人間中心、自己中心を退け、神に立ち返り、神とともに歩む。そういう人は死を見ることがなく、神とともに永遠に生きるということではないでしょうか。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」

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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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