【日本とイスラエル】日本神道と古代イスラエル神道の共通点(1)

神官

日本神道と古代イスラエル神道の共通点について、久保有政氏の解説から一部をご紹介いたします。

神と祖先を大切にする心

元駐日イスラエル大使のエリ・コーヘン氏はその著書「ユダヤ人に学ぶ日本の品格」の中で、神と祖先を大切にする心は日本神道とユダヤ教に共通していると述べている。・・・じつは古代イスラエル宗教は「神の道」(旧約聖書ヨブ記23章11節)と呼ばれていた。すなわち古代イスラエル神道である。それが日本において「神道」となったのである。

日本人が信じた神=聖書の神(ヤハウェ)

神道では「八百万の神々」という。一見、唯一神教のユダヤ教と大きな違いがあるようだ。ところが、よく調べてみると、じつはそうではない。なぜなら、日本の神話において一番最初に姿を現した神は、「アメノミナカヌシ」(天御中主神)とされている。・・・この神は日本人の先祖が知っていた聖書の唯一神ヤハウェの記憶の名残に違いないのである。

偶像がない

古代メソポタミヤの宗教はみな偶像をつくった。エジプトでもそうだった。仏教でも、様々な仏や神の像を作り、偶像をつくる。ヒンズー教や、ギリシャ、ローマの宗教などもそうである。カトリックのキリスト教にも偶像がある。しかし、ただユダヤ教と日本神道またイスラム教においては、古代から一貫して偶像がつくられなかった。世界広しといえども、偶像をつくらない宗教は、ユダヤ教と日本神道とイスラム教だけである。筆者がラビ・M・トケイヤーとしばしば対談したとき、彼はこれをとくに強調していた。

お祓い

日本神道の祭司は、榊の枝をサーッ、サーッと左右に揺り動かして、お祓いをする。・・・じつは、このように清めのために植物を揺り動かすというのは、古代イスラエルの風習である。

神社の構造とイスラエルの幕屋

日本の神社の基本構造は、古代イスラエル神殿、またその原型であった「幕屋」に非常によく似ている。たとえば、イスラエルの神殿と幕屋は、「聖所」と「至聖所」と呼ばれる2つの場所からなっていた。同様に日本の神社も、「拝殿」と「本殿」とからなっている。そしてこれらの2つの場所の機能もよく似ている。・・・なお、日本の神社に類する建築物は、中国にも朝鮮半島にもない。東南アジアにもない。・・・ギリシャや、エジプト、ローマの神殿も日本の神社には似ていない。シルクロードの両端にあった古代イスラエルと日本にのみ共通することである。

禊ぎ

日本神道と古代イスラエル神道の間に存在する顕著な共通性の一つは、清さと穢れの観念、また清めのために水や塩を用いることである。・・・古代イスラエルでも、日本神道でも、清浄を旨とした。水で流せば、心身が清くされるという考え方である。禊ぎである。・・・中央アジアや西アジア一帯の遊牧民には、水浴によって身を清める、禊ぎをするという風習はみられない。・・・日本では、水浴は、さらに日本特有の「祓い」の観念と結びついたのである。すなわち、宗教的な穢れを祓う神道の神事として高められ、きわめて重要な意味を与えられている。この観念は、きわめてユダヤ的である。(久保有政氏の解説からの引用は以上です。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は日本の文化、伝統、習慣、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 7章17~24節

洪水は四十日のあいだ地上にあった。水が増して箱舟を浮かべたので、箱舟は地から高く上がった。また水がみなぎり、地に増したので、箱舟は水のおもてに漂った。

水はまた、ますます地にみなぎり、天の下の高い山々は皆おおわれた。水はその上、さらに十五キュビトみなぎって、山々は全くおおわれた。地の上に動くすべての肉なるものは、鳥も家畜も獣も、地に群がるすべての這うものも、すべての人もみな滅びた。

すなわち鼻に命の息のあるすべてのもの、陸にいたすべてのものは死んだ。地のおもてにいたすべての生き物は、人も家畜も、這うものも、空の鳥もみな地からぬぐい去られて、ただノアと、彼と共に箱舟にいたものだけが残った。水は百五十日のあいだ地上にみなぎった。

すべてのものは死んだ

こうして、箱舟に乗ったノアと3人の息子セム、ハム、ヤペテとその妻たち、計8人の人類と、ひとつがいずつの動物以外の生き物は全て死に絶えたと聖書は伝えています。聖書によれば、現在の人類はすべてノアと3人の子供たちの末裔だと言うことになります。

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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