【日本とイスラエル】神社のお神輿と古代イスラエルの契約の箱(3)

鳳凰

古代日本とイスラエルの関係について、久保有政氏のYouTube動画「神社のお神輿と古代イスラエルの契約の箱」からご紹介いたします。今日はその(3)です。

古代イスラエルの「契約の箱」

さて、古代イスラエルの「契約の箱」は長さ113センチ、幅と深さはそれぞれ68センチほどの長方形の箱であった。契約の箱は、2本の棒で持ち上げて、かつぐようになっていた。・・・聖書によれば、かつぎ棒を通す環は「箱の基部に取り付け」(旧約聖書 出エジプト 25章12節)られていたと書かれている。ちょうど、日本の神社のお神輿のような形である。イスラエル人のレビ族の祭司がこれを担ぎ、エルサレムの街中を神楽の音の鳴り響く中、ねり歩いた。

鳳凰

日本のお神輿には、上部に「鳳凰」と呼ばれる金の鳥の像がついていて、その翼を広げている。鳳凰は想像上の鳥で、天的な存在である。鳳凰は、中国にもあるが、中国起源というわけではなく、一般的にはインド起源といわれている。鳳凰はまた、エジプトの伝説上の鳥フェニックスとの類似も指摘される。ときに混同されることもある。このように伝説上の鳥、天的存在は、世界的規模でいわれたものであり、その背景には、人々の心にある天的な存在への観念の具象化があるのかもしれない。

ケルビムとの類似性

また鳳凰は一つの鳥のようにみえるが、じつは雌雄合体した存在だとのことだから、もとは2つである。その鳳凰が、お神輿の上部で翼を広げている。それと同じように、イスラエルの契約の箱の上部でも、2つのケルビム(天使)と呼ばれる天的な存在が翼を広げていた。

どちらも金で覆われている

イスラエルの契約の箱はまた、全体が金でおおわれていた。アカシア材で作られていたが、内外ともに純金でおおわれていた。上部の周囲には金の飾り縁もついていた。日本のお神輿も、要所要所が金でおおわれている。栃木県・日光の二荒神社のお神輿などは、全体が金でおおわれている。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 16章1~6節

アブラムの妻サライは子を産まなかった。彼女にひとりのつかえめがあった。エジプトの女で名をハガルといった。サライはアブラムに言った、「主はわたしに子をお授けになりません。どうぞ、わたしのつかえめの所におはいりください。彼女によってわたしは子をもつことになるでしょう」。

アブラムはサライの言葉を聞きいれた。アブラムの妻サライはそのつかえめエジプトの女ハガルをとって、夫アブラムに妻として与えた。これはアブラムがカナンの地に十年住んだ後であった。彼はハガルの所にはいり、ハガルは子をはらんだ。

彼女は自分のはらんだのを見て、女主人を見下げるようになった。そこでサライはアブラムに言った、「わたしが受けた害はあなたの責任です。わたしのつかえめをあなたのふところに与えたのに、彼女は自分のはらんだのを見て、わたしを見下げます。どうか、主があなたとわたしの間をおさばきになるように」。

アブラムはサライに言った、「あなたのつかえめはあなたの手のうちにある。あなたの好きなように彼女にしなさい」。そしてサライが彼女を苦しめたので、彼女はサライの顔を避けて逃げた。

サライは子を産まなかった

さて、このような現実的な問題において、自己中心、人間中心を退けて、神を中心にして生きるとはどういうことでしょうか。正解は何かということは私たちにはなかなか分からないことが多いように思います。アブラムの子孫は空の星のように、海の砂のように増えると神はアブラムに約束していました。神を中心にするとは、神の約束は必ず実現すると信じて、何もしないということではないでしょう。しかし、サライの提案は神に信頼し、神に従うものだったのでしょうか。簡単に判断することはできません。しかし、ハガルが子をはらむとサライを見下げるようになったので、それはアブラムの責任だと言って、アブラムを責め、ハガルを苦しめることは決して神の御心とは言えないでしょう。神を中心にするとは、神に信頼することであることは間違いないことだと思います。その中で、自分がすべきことをすることだと思います。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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