【日本とイスラエル】日本人の起源(2)

日本人とイスラエル人(ユダヤ人)との関連について、久保有政氏のYou Tube 解説動画『日本人の起源』からご紹介いたします。今日はその(2)です。

セムから出た民族

セム系民族は、おもに中近東の地域に移り住みました。セムの子は、「エラム、アシュル、アルパクシャデ、ルデ、アラム」(旧約聖書 創世記 10章22節)。はじめに、3番目の「アルパクシャデ」についてみてみると、アルパクシャデの孫に「エベル」という人がいました(旧約聖書 創世記 10章24節)。この「エベル」は、ヘブル(ヘブライ)人の先祖なのです(旧約聖書 創世記 11章14節)。ヘブル人というのは、イスラエル人とかユダヤ人の先祖です。

メソポタミヤ各地の諸民族

またアルパクシャデからは、ヘブル人以外にも、アラビア半島に住む諸民族が出ました。・・・セムの子「エラム」からは、メソポタミヤ各地の諸民族が出ました。セムの子「アシュル」は、メソポタミヤの北部(今のシリア)付近に定住した民族です。・・・「アッシリア」の名は、彼らに由来しています。

アッシリア帝国

しかし、歴史学の上で言ういわゆる「アッシリア帝国」がセム系だったかというと、そうではありません。アッシリア帝国の支配階級となった人々は、ハムの子カナンの子孫であるエモリ人でした。・・・エモリ人は、アッシリア一帯を征服し、そこの支配者となりました。

ルデ、アラム

セムの子「ルデ」は「リディア人」(リュディア人)のことで、やはりメソポタミヤに移り住みました。リディアは、紀元前7~6世紀ごろには強国となりました。またセムの子「アラム」も、メソポタミヤやスリヤ(今のシリア)地方に定住しました。彼らの言葉「アラム語」は、紀元前一千年紀には全メソポタミヤ地方に広まり、アッシリア帝国やペルシャ帝国の公用語となりました。イエスやその弟子たちも、アラム語を話しました。

セムの子孫だけではなかった

このようにセムからは、ヘブル人やアラビア人、そのほか、中近東に住む人々が出ました。ただし、今日、中近東に住む人々がみなセムの子孫である、ということではありません。中近東にはセムの子孫以外にも、ハムの子孫やヤペテの子孫も住んでいます。ここで述べているのは、おもにセムの子孫は中近東に移り住んだ、ということです。セム系の人々の肌は、だいたい黄色がかった白色か、褐色をしています。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、国民性のルーツです。キリスト教の教典としてではなく、日本人の心の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 17章15~21節

神はまたアブラハムに言われた、「あなたの妻サライは、もはや名をサライといわず、名をサラと言いなさい。わたしは彼女を祝福し、また彼女によって、あなたにひとりの男の子を授けよう。わたしは彼女を祝福し、彼女を国々の民の母としよう。彼女から、もろもろの民の王たちが出るであろう」。

アブラハムはひれ伏して笑い、心の中で言った、「百歳の者にどうして子が生れよう。サラは九十歳にもなって、どうして産むことができようか」。そしてアブラハムは神に言った、「どうかイシマエルがあなたの前に生きながらえますように」。

神は言われた、「いや、あなたの妻サラはあなたに男の子を産むでしょう。名をイサクと名づけなさい。わたしは彼と契約を立てて、後の子孫のために永遠の契約としよう。

またイシマエルについてはあなたの願いを聞いた。わたしは彼を祝福して多くの子孫を得させ、大いにそれを増すであろう。彼は十二人の君たちを生むであろう。わたしは彼を大いなる国民としよう。しかしわたしは来年の今ごろサラがあなたに産むイサクと、わたしの契約を立てるであろう」。

百歳の者にどうして子が生れよう

神はサラによって男の子を授けるとアブラハムに語ったと記されています。しかし、アブラハムはその言葉を信じて受け取ることができなかったようです。アブラハムでもそうだったのですから、人間にとって、神の言葉を「はい。そうですか。」とすぐに受け止めることは決して簡単なことではありません。しかし、私はこう考えています。信じることができなくても仕方がない。でも、それが神の約束であり、神の言葉であるのだから、自分の思いを退けて、それに従った生活をすればよい。いかがでしょうか。百歳のアブラハムと九十歳のサラに子供ができるということは人間的にはあり得ないことでしょう。でも、神は子供を授けると言っているのですから、信じられなくても、その神の約束を中心にして生活したら良いのではないでしょうか。それが神を中心にして生きるということではないでしょうか。信じられることを受け止めることは誰でも簡単にできるでしょう。しかし、信じられないからこそ、意思と決断を持って受け止めることが求められているのではないでしょうか。それが神を中心にして生きることではないでしょうか。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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