【日本とイスラエル】伊勢神宮と古代イスラエルの幕屋(6)

アメノコヤネ

日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「伊勢神宮と古代イスラエルの幕屋」からご紹介いたします。

アマテラス信仰(前回の続き)

しかし7世紀以降、伊勢神宮ではアマテラスが祭られるようになります。これは、日本初の女性天皇であった持統天皇の時代以降、皇室の先祖として女神が祭られるほうがよいとの判断があったようです。しかし元は、タカミムスヒ=イエス・キリストの信仰ですから、それはアマテラス信仰の中にも投影されていきました。

アマテラスは男神だった

実際、古くからアマテラスは女神ではなく、男神だとも言われてきました。たとえば平安時代に、大江匡房(おおえのまさふさ)は伊勢神宮に奉納されるアマテラスの装束一式は「男性用」であると指摘していました。江戸時代の伊勢神宮神官・渡会延経(わたらいのぶつね)も、「これを見れば天照大神は、じつは男神のこと明らかなり」と指摘しています。

「天岩戸」神話に秘められた死と復活の信仰

またアマテラスの「天岩戸」神話には、じつはイエス・キリストの死と復活のことが隠されています。アマテラスが「天岩戸」に隠れたとされる神話ですが、神道では、天皇などが死んだときには「お隠れになった」と表現するのです。また、キリストが葬られた墓は岩戸の形をしたものでした。

まさにキリストと同様

神社本庁の調査部長・岡田米夫氏なども、アマテラスの天岩戸神話には罪の贖いや、復活の意味があったと書いています。まさにキリストと同様です。このように、タカミムスヒ=イエス・キリストの信仰は、のちのアマテラス信仰の中にも投影されたのです。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 24章10~14節

しもべは主人のらくだのうちから十頭のらくだを取って出かけた。すなわち主人のさまざまな良い物を携え、立ってアラム・ナハライムにむかい、ナホルの町へ行った。彼はらくだを町の外の、水の井戸のそばに伏させた。時は夕暮で、女たちが水をくみに出る時刻であった。

彼は言った、「主人アブラハムの神、主よ、どうか、きょう、わたしにしあわせを授け、主人アブラハムに恵みを施してください。わたしは泉のそばに立っています。町の人々の娘たちが水をくみに出てきたとき、娘に向かって『お願いです、あなたの水がめを傾けてわたしに飲ませてください』と言い、娘が答えて、『お飲みください。あなたのらくだにも飲ませましょう』と言ったなら、その者こそ、あなたがしもべイサクのために定められた者ということにしてください。わたしはこれによって、あなたがわたしの主人に恵みを施されることを知りましょう」。

『お飲みださい。あなたのらくだにも飲ませましょう』

アブラハムのしもべはイサクの妻を求めてアブラハムの故郷までやってきました。そこで、しもべは真っ先に神様に祈っています。自分の知恵や悟りではなく、神様に頼っていることが分かります。神様を中心にして生きる、とても大切な心ではないでしょうか。そして、求めたのは、水を飲ませてくださいとお願いした時に、その願いを聞いてくれるだけでなく、らくだにもと、願った以上のことをしてくれる娘であれば、その娘こそ神様が備えた娘だとしてくださいということでした。確かにそのような娘であれば、良い妻になるのではないでしょうか。それは神様がしもべに与えた知恵でしょう。人間中心、自己中心を退け、いつも神様の御心を求め、それに従う心が大切です。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

詳しくは書籍情報をご覧ください。

投稿者: 吉村 忠敏

全ての問題の原因は人間中心、自己中心です。人間中心、自己中心を退けて、神に立ち帰って正しく生きるなら、どんな問題も解決します。しかし、人は生まれながらに人間中心、自己中心であり、そのことに気づいていないことも多々あります。だから毎日神に祈り、聖書を読むことをお勧めします。それは必ずしもキリスト教徒になることではありません。神を中心とした正しい生き方は本当の日本人の心を取り戻すことです。

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