日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「神道のルーツとユダヤ1」からご紹介いたします。
日本神道と古代ユダヤ教
このテーマに関して、すでにユダヤ人と日本人の双方から優れた研究が幾つか出されている。日本人側からは、たとえば小谷部全一郎(国学院大学講師)の、『日本人のルーツはユダヤ人だ』(たま出版)や、川守田英二(ヘブル語学者)の、『日本ヘブル詩歌の研究』(八幡書店)などがある。
ユダヤ人研究者
またユダヤ人側からは、ラビ・マーヴィン・トケイヤー著の、『ユダヤと日本・謎の古代史』(産能大学出版部刊)『日本・ユダヤ封印の古代史』(徳間書店)およびヨセフ・アイデルバーグ著の、『大和民族はユダヤ人だった』(たま出版)『日本書紀と日本語のユダヤ起源』(徳間書店)などが代表的なものだ。・・・
神官の白い衣
神道では、神聖な儀式の際には神官はみな白無垢の服を着用している。仏教の僧侶は、金銀や鮮やかな色の糸を使って、華麗な模様を織りだした衣(錦襴)を着ているが、日本神道では白が最も清浄な色とされている。伊勢神宮などでは、神官は普段から白い服を着ている。日本の天皇も、即位後の大嘗祭で、白無垢の衣に着替えて神(天照大神)の前に進み出ている。・・・
イスラエルの一般祭司
じつは神社の神官が着るこの白い浄衣は、古代イスラエルのものに非常によく似ている。というのは、古代イスラエルには大祭司と一般祭司がいて、大祭司は白地にカラフルな装飾が施された服を着ていたが、一般祭司の服はそうした装飾のない、シンプルで真っ白な浄衣だったのだ。
白は清浄の色
イスラエルのお神輿=契約の箱をエルサレムに運び入れる際にも、ダビデやレビ族の祭司たちは「白亜麻布の衣」に身を包んだ。「ダビデは、白亜麻布の衣を身にまとっていた。・・・歌うたいであるレビ人全員も・・・白亜麻布を身にまとっていた」(旧約聖書歴代誌上15章27節、歴代誌下5章12節)「白亜麻布の衣」は、一般祭司たちの白い浄衣だったのだ。このようにイスラエルでも、日本でも、白は清浄の色である。お隣りの中国ではそうではない。中国では昔から、白は、死者をとむらう喪の色なのだ。
汗をかいてはならない
また、イスラエルでも日本でも、神官は清浄を旨とするから、夏の暑い日に奉仕する場合でも、汗をなるべくかかないように心がける。額に汗を流したり、衣に汗がしみるようではみっともないばかりか、神への奉仕はできないと考えているのだ。それで神道の神官は、暑い日の奉仕の際には、衣の下に風通しの良くなるものを必ず身につける。・・・同様に古代イスラエルの祭司も、奉仕の際に汗をかいてはならないとされていた。「(祭司は)汗の出るような物を身に着けてはならない」(旧約聖書エゼキエル書44章18節)と聖書に記されている。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)
聖書を読みましょう
それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。
旧約聖書 創世記 30章37~43節
ヤコブは、はこやなぎと、あめんどうと、すずかけの木のなまの枝を取り、皮をはいでそれに白い筋をつくり、枝の白い所を表わし、皮をはいだ枝を、群れがきて水を飲む鉢、すなわち水ぶねの中に、群れに向かわせて置いた。群れは水を飲みにきた時に、はらんだ。すなわち群れは枝の前で、はらんで、しまのあるもの、ぶちのもの、まだらのものを産んだ。
ヤコブはその小羊を別においた。彼はまた群れの顔をラバンの群れのしまのあるものと、すべて黒いものとに向かわせた。そして自分の群れを別にまとめておいて、ラバンの群れには、入れなかった。
また群れの強いものが発情した時には、ヤコブは水ぶねの中に、その群れの目の前に、かの枝を置いて、枝の間で、はらませた。けれども群れの弱いものの時には、それを置かなかった。こうして弱いものはラバンのものとなり、強いものはヤコブのものとなったので、この人は大いに富み、多くの群れと、男女の奴隷、およびらくだ、ろばを持つようになった。
ヤコブの知恵
これまではラバンのために働いてきたヤコブでしたが、これからは自分の財産を蓄えるために働くことにしたのでしょう。それは必ずしも自己中心とは言えないでしょう。今やヤコブは4人の妻と11人の子どもたちの責任者ですから、この大きな家族を養うためには自分の財産を築く必要があります。そのためにヤコブは知恵を使って、できるだけのことをしたのではないでしょうか。神もまたそのようなヤコブを祝福して、大いに富むようになったのではないでしょうか。
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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
八章 「恋愛・結婚」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる
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