【日本とイスラエル】神道のルーツとユダヤ(4)

日本と古代イスラエル人との関連について、久保有政氏のYouTube動画解説「神道のルーツとユダヤ1」からご紹介いたします。

東南アジアは?

日本の文化には、東南アジアの文化もかなり入っていることが指摘される。たとえば「照葉樹林文化論」というのがあって、中国南部から南アジア諸国、また日本にかけて古代には常緑広葉樹林が広がり、この同じ自然環境の中で同根の文化、風習がみられるという。

食文化

例をあげると、サトイモ、ナガイモ、またアワ、ヒエ、イネなどのモチ種、そして納豆など、数多くのネバネバした食品を好む性質、茶やシソの栽培、麹からつくる酒、味噌、こんにゃくなど、共通したものが多い。食文化はかなり似ているのだ。

その他の類似点

・・・またこれらに養蚕、漆器文化、高床式住居があることも共通している。農具や、木、竹、わらの道具、下駄、草履などもそうだ。鵜飼いの風習も同じようにある。「羽衣伝説」「花咲爺」「さる・かに合戦」などの昔話が同じようにあり、風俗、儀礼においても似たものがある。穀霊(穀物に宿る精霊)信仰、アニミズム(精霊信仰)も共通している。死体化生神話(神の死体から生物が発生)、イザナギ・イザナミ型の兄姉神話、山岳信仰(山を崇拝する)、山上他界信仰(死者の魂は山に戻るという)、来訪神(時に臨んで去来する神)なども共通している。

神道はどうか

このように、日本文化のかなりのものが東南アジア地域に共通するものであることは、疑いの余地がない。では、神道も東南アジアが起源かというと、一部のアニミズム的なものはそうと思われるが、全体的にはそうではない。日本神道の最も中心的な部分は、東南アジアが起源ではないと思われる。

日本にしかない

神道の風習で日本にしかないものは、はなはだ多い。そして日本の神道は、これらの地域には決して見られないほど独特の形式にまで高められている。日本特有の神道の風習、文化に関して、最も感じられるのは、古代ユダヤ教との深い関係である。(久保有政氏の解説からの引用は次回に続きます。)

聖書を読みましょう

それでは今日も聖書の続きを読みましょう。聖書は、古代イスラエル系渡来人によってもたらされた日本の文化、伝統、習慣、信仰、国民性のルーツです。キリスト教の経典としてではなく、日本の原点を知るために聖書を読んでみてください。

旧約聖書 創世記 30章9~24節

さてレアは自分が子を産むことのやんだのを見たとき、つかえめジルパを取り、妻としてヤコブに与えた。レアのつかえめジルパはヤコブに子を産んだ。そこでレアは、「幸運がきた」と言って、名をガドと名づけた。

レアのつかえめジルパは第二の子をヤコブに産んだ。そこでレアは、「わたしは、しあわせです。娘たちはわたしをしあわせな者と言うでしょう」と言って、名をアセルと名づけた。

さてルベンは麦刈りの日に野に出て、野で恋なすびを見つけ、それを母レアのもとに持ってきた。ラケルはレアに言った、「あなたの子の恋なすびをどうぞわたしにください」。レアはラケルに言った、「あなたがわたしの夫を取ったのは小さな事でしょうか。その上、あなたはまたわたしの子の恋なすびをも取ろうとするのですか」。ラケルは言った、「それではあなたの子の恋なすびに換えて、今夜彼をあなたと共に寝させましょう」。

夕方になって、ヤコブが野から帰ってきたので、レアは彼を出迎えて言った、「わたしの子の恋なすびをもって、わたしがあなたを雇ったのですから、あなたはわたしの所に、はいらなければなりません」。ヤコブはその夜レアと共に寝た。

神はレアの願いを聞かれたので、彼女はみごもって五番目の子をヤコブに産んだ。そこでレアは、「わたしがつかえめを夫に与えたから、神がわたしにその価を賜わったのです」と言って、名をイッサカルと名づけた。

レアはまた、みごもって六番目の子をヤコブに産んだ。そこでレアは、「神はわたしに良い賜物をたまわった。わたしは六人の子を夫に産んだから、今こそ彼はわたしと一緒に住むでしょう」と言って、その名をゼブルンと名づけた。その後、彼女はひとりの娘を産んで、名をデナと名づけた。

次に神はラケルを心にとめられ、彼女の願いを聞き、その胎を開かれたので、彼女は、みごもって男の子を産み、「神はわたしの恥をすすいでくださった」と言って、名をヨセフと名づけ、「主がわたしに、なおひとりの子を加えられるように」と言った。

姉妹の競争

姉レアと妹ラケルは夫ヤコブをめぐり、どちらが子を産むかという競争を続けています。ここまでをまとめると、まず神は、ヤコブが妹ラケルを愛し、寂しい思いをしているレアを顧みられて、ルベン、シメオン、レビ、ユダという4人の子を与えてくれました。妹ラケルはそれに妬みを感じ、自分のつかえめビルハをヤコブに妻として与え、ダン、ナフタリという2人の子が生れます。レアも負けじと、自分のつかえめジルパをヤコブの妻として与え、ガド、アセルという2人の子が生れます。そして、再びレア自身にイッサカル、ゼブルンという2人の子が生れます。そして、恋なすびの効果もあったのでしょうか、やっとラケルにもヨセフという子が与えられ、合計ヤコブには11人の子が生れました。ラケルはなおひとりの子が与えられるようにと祈り、やがて実現します。合計12人の子が与えられることになります。イスラエル12支族の起源がここにあります。姉と妹の壮絶な戦いを通して、イスラエル12支族は与えられたということなのでしょうか。その背後にも神の導きがあったということなのでしょうか。

いかがでしたか

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目次
一章 世界から称賛される日本人の国民性
二章 日本人の宗教観
三章 古代日本にやって来たユダヤ系渡来人の影響
四章 日本人の信仰
五章 「人生の目的」
六章 「人間関係」
七章 「子供の教育」
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目次
第一章 学園の日常
第二章 イエスの教え
第三章 神と共に生きる
第四章 私が得たもの
第五章 古代ユダヤ人によって日本にもたらされた信仰
第六章 日本人の幸せ
第七章 日本の危機
第八章 求められているもの
第九章 信じるということ
第十章 宗教ではない
第十一章 日本人の宗教観
第十二章 現実逃避なのか
第十三章 神と共に生きる

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